面白そうな講演会があったので行ってきました。
循環器の先生の話を聞くのはいつも楽しい。特にそれが頭の良い人であると次々とオーディエンスの私の頭の中も活性化され、自分の本来の分野とリンクが張られて一層興味が増します。
ほんらい今日は午後から休みなのですが残務たっぷりで15時前にようやくクリア。自転車か車で向日町競輪場に行こうと思っていたのにその元気もなくなってしまいました(行っても本場開催ではないのと時間的に最終レースしか見れないのもあります)。
とはいえ中途半端に講演時間までごろごろしているのも何なので、近所のコンビニに踏切自転車で行った後、少し午睡して固定ローラー台40分。
写真は御池通にて。冬ですね。ちょっとした街乗りでも何故か楽しい固定ギヤ。
急いで入浴して出租汽車に飛び乗ったのですが少々遅刻してしまいました。う~ん、間に合うと思ったんですけど。
前半の心筋梗塞のデータの話に続き、メインディッシュの北海道大学・循環病態内科学の筒井裕之教授。
『心血管イベント抑制を目指した血圧・脂質管理のフロントライン』
お待ちかね質疑応答タイムがやって参りました。各界のオピニオンリーダーに直接訊ねられるのもこういう会の良いところです。主催の方ご苦労様です。
私の訊きたい内容は特別講演が進む内に次々と変わってきました。そう多くの時間がフロアからの質問に割かれるわけではないので、訊きたいことを手短に頭の中でまとめます。
急性心筋梗塞(Acute Myocardial Infarction)を始めとした急性冠症候群のリスクファクターとして高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満・喫煙などを挙げておられましたが中でも特に血圧コントロールを強調されていました。
代謝屋は、そこ(循環器科)に紹介する事態になれば負け(ってことはないですがリスクを取り除くことが出来なかったという意味です)なので何が一番重要なのかを違う立場から聞きたい。
そういう意味では腎臓もです。というかこの三つは密接に絡み合っています。神経内科もそうですが、そちらは取り扱うものがStroke以外も多いので(とはいえ全身を以て人間なので区別しすぎると本質を見失います)。
そうか降圧か。
最近は糖尿病で高血圧の場合、腎臓保護の観点からARB系をファーストチョイスとすることが多く、それで降圧が達成出来ないときにCa拮抗剤を加えるという順番なので、心臓保護の観点からはどうなんだろう?と言うのが本日の質問内容です。
『降圧が一番大切なのであれば、同程度に降圧出来ればARBでもCa拮抗剤でもどちらを用いても目標に達すれば良いのでしょうか?』
実際は他の要素も考慮するが降圧の達成を考えるとCa拮抗剤を用いるのが妥当じゃないかと思います、という感じでした。
もうひとつストロングスタチンの使い分けなどもお尋ねしたのですが現在行われている大規模スタディはいろんな結果がでていて、これ!とまだはっきり言えないとのお返事でした。
まあそうなんでしょう。だからこそ多種多様のスタディが行われていてスタンダードを探すのに必死になっているのでしょうから。
昨日の続きですがアトルバスタチンがインスリン抵抗性を上げたり、ロスバスタチンがアディポネクチンを下げてしまうというような発表があると(エンドポイントの解析がないとしても)フト、スタチンの前に呆然と立ちつくしてしまうのです。
いちばん確からしいエビデンスとガイドラインを頼り、個々に合わせてアレンジするしかない。と今日の結論でした。
オピニオンリーダーは神ではない。
それは分かってはいるのですがはっきりした答えを求めているのは宗教的態度にも似ていると思いました(ザビー様?)。
正解は自分で探しましょう。ただしひとりよがりにならないように。
その後の懇親会で久しぶりにお会いした方と『やっぱ糖尿病増えたのは脂質過剰摂取と運動不足だよね~♪同じ摂取カロリーで脂質・蛋白増やしたら一時の血糖は下がるかも知れんけど動脈硬化進むね!確実に。それに食後血糖だけが悪さしてるんじゃなくてヤパ、インスリン抵抗性でねえの~。蛋白増やしたら腎臓悪く(CKD)なるし~わはは』とおっちゃん同士、満腹中枢ノックアウトマウスのように高脂肪食のブッフェを食べながら歓談したのでありました。
まああとでスタチンのめばいいか(違)。
町は降誕祭を待っています。
おまけ)ちょっと面白いバルサルタンの話。
森下竜一先生、この時少々肥満です。いまは改善中です。
それにしても何故スパイシーの森下先生、サモハンキンポーと繋がっているのよ。
誰かわざとやっただろ!(笑)
実は繋がっている水島裕さんというのが同姓同名で、サモハンキンポーの声優、水島裕さんと同姓同名なんですね。
いい加減なものです。
循環器の先生の話を聞くのはいつも楽しい。特にそれが頭の良い人であると次々とオーディエンスの私の頭の中も活性化され、自分の本来の分野とリンクが張られて一層興味が増します。
ほんらい今日は午後から休みなのですが残務たっぷりで15時前にようやくクリア。自転車か車で向日町競輪場に行こうと思っていたのにその元気もなくなってしまいました(行っても本場開催ではないのと時間的に最終レースしか見れないのもあります)。
とはいえ中途半端に講演時間までごろごろしているのも何なので、近所のコンビニに踏切自転車で行った後、少し午睡して固定ローラー台40分。
写真は御池通にて。冬ですね。ちょっとした街乗りでも何故か楽しい固定ギヤ。
急いで入浴して出租汽車に飛び乗ったのですが少々遅刻してしまいました。う~ん、間に合うと思ったんですけど。
前半の心筋梗塞のデータの話に続き、メインディッシュの北海道大学・循環病態内科学の筒井裕之教授。
『心血管イベント抑制を目指した血圧・脂質管理のフロントライン』
お待ちかね質疑応答タイムがやって参りました。各界のオピニオンリーダーに直接訊ねられるのもこういう会の良いところです。主催の方ご苦労様です。
私の訊きたい内容は特別講演が進む内に次々と変わってきました。そう多くの時間がフロアからの質問に割かれるわけではないので、訊きたいことを手短に頭の中でまとめます。
急性心筋梗塞(Acute Myocardial Infarction)を始めとした急性冠症候群のリスクファクターとして高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満・喫煙などを挙げておられましたが中でも特に血圧コントロールを強調されていました。
代謝屋は、そこ(循環器科)に紹介する事態になれば負け(ってことはないですがリスクを取り除くことが出来なかったという意味です)なので何が一番重要なのかを違う立場から聞きたい。
そういう意味では腎臓もです。というかこの三つは密接に絡み合っています。神経内科もそうですが、そちらは取り扱うものがStroke以外も多いので(とはいえ全身を以て人間なので区別しすぎると本質を見失います)。
そうか降圧か。
最近は糖尿病で高血圧の場合、腎臓保護の観点からARB系をファーストチョイスとすることが多く、それで降圧が達成出来ないときにCa拮抗剤を加えるという順番なので、心臓保護の観点からはどうなんだろう?と言うのが本日の質問内容です。
『降圧が一番大切なのであれば、同程度に降圧出来ればARBでもCa拮抗剤でもどちらを用いても目標に達すれば良いのでしょうか?』
実際は他の要素も考慮するが降圧の達成を考えるとCa拮抗剤を用いるのが妥当じゃないかと思います、という感じでした。
もうひとつストロングスタチンの使い分けなどもお尋ねしたのですが現在行われている大規模スタディはいろんな結果がでていて、これ!とまだはっきり言えないとのお返事でした。
まあそうなんでしょう。だからこそ多種多様のスタディが行われていてスタンダードを探すのに必死になっているのでしょうから。
昨日の続きですがアトルバスタチンがインスリン抵抗性を上げたり、ロスバスタチンがアディポネクチンを下げてしまうというような発表があると(エンドポイントの解析がないとしても)フト、スタチンの前に呆然と立ちつくしてしまうのです。
いちばん確からしいエビデンスとガイドラインを頼り、個々に合わせてアレンジするしかない。と今日の結論でした。
オピニオンリーダーは神ではない。
それは分かってはいるのですがはっきりした答えを求めているのは宗教的態度にも似ていると思いました(ザビー様?)。
正解は自分で探しましょう。ただしひとりよがりにならないように。
その後の懇親会で久しぶりにお会いした方と『やっぱ糖尿病増えたのは脂質過剰摂取と運動不足だよね~♪同じ摂取カロリーで脂質・蛋白増やしたら一時の血糖は下がるかも知れんけど動脈硬化進むね!確実に。それに食後血糖だけが悪さしてるんじゃなくてヤパ、インスリン抵抗性でねえの~。蛋白増やしたら腎臓悪く(CKD)なるし~わはは』とおっちゃん同士、満腹中枢ノックアウトマウスのように高脂肪食のブッフェを食べながら歓談したのでありました。
まああとでスタチンのめばいいか(違)。
町は降誕祭を待っています。
おまけ)ちょっと面白いバルサルタンの話。
森下竜一先生、この時少々肥満です。いまは改善中です。
それにしても何故スパイシーの森下先生、サモハンキンポーと繋がっているのよ。
誰かわざとやっただろ!(笑)
実は繋がっている水島裕さんというのが同姓同名で、サモハンキンポーの声優、水島裕さんと同姓同名なんですね。
いい加減なものです。