silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

一流モーグルスキーヤーに学ぶ

2010年01月19日 22時42分44秒 | スキーテクニック編
それではそろそろプロの滑りを見ることにしましょう。
プライベートレッスン中のひとこまであり、祓川貴広先生から撮影許可は頂いております。
低速から中速へ移行する部分です。
1コマ目:スピードアップのために回し込む量を減らしてスキー板を縦に落とし込み始めています。
2コマ目:スキートップが先落としされ雪面を捉えているのが分かります。
3コマ目:ずっとトルソー(胴体)は不動ですね!
4コマ目:まさに一瞬での右ターンから左ターンへの切り返しです。肉眼や動画ではどうなっているか分からないほど速い。こうやってコマ送りすると貴重な一瞬が見て取れます。
5コマ目:4コマ目からここまでは左ターンの谷回りと言うことが出来ます。しっかり重心が板にかかって全く安定しています。
6コマ目:より加速のために上体の下への傾きは深くなりつつあります。

国内A級の貴重な連続写真でした。
以前のトレンドに比べると腕の構えがワイドになっているとのことです。
また、意外なことにストックは基礎スキーのように小指側で保持している選手が多くなっているとのこと。
しかし基本は同じですね。
すべてはしっかりした外向傾。
それを可能にするためのイメージはいろいろありますが、谷側のスキーに全重心を乗せる、谷側のスキーと谷側の肩を近づける感じ、ストックリングを遠くに、などなど自分のイメージに合う言葉を探してみて下さい。

ところで基礎スキーにおけるショートターンとはどこが違うのでしょうか?
実は当たり前のことですがターンの要素はどこも違いません。
ただモーグル上級者の場合はスピードコントロール&ターンが20~30cmの場所で行われている。
基礎スキーで整地を滑っている時の数分の一のスペースでターンを行うために極端に無駄が省かれているだけだと思うのです。
もしこのエントリーを読んでコブを滑ってみよう!と思われる方は、是非今までのターンの切り返しのタイミングを早めてみて下さい。
まずはゆっくりコブの裏側の斜面を強い外向傾で削り落としてゆき(ブラッカージュ)、コブの溝に着いたら(と言いますか着くか着かないかのタイミングで)、両手をパン!と叩き合わせる程度の早さをイメージしてターンして下さい。
外向傾によるヒネリが出来ていればそれは難しくない筈です。
そうすれば、もう次のコブの裏側のてっぺんあたりで既に次のブラッカージュのための準備が出来ている筈です。

※ブラッカージュという言葉については当ブログのここ半世紀、スキーテクニックは変わっていない?当ブログに於けるスキー用語解説をご参照下さい。
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