スキーで質のいいターンとは？

写真はコブ（bosse）の滑りかた。フランスの某Web Pageより転載。

サテ質のいい、と一般的によく言いますがそれが何なのかをはっきりさせておかないといけないでしょう。
それもプルークから、シュテム、ビラージュ・パラレル、ゴディーユなどすべてに於て共通する質でないといけない。
正直自分も何となくイメージはあるのですが言葉にすると難しい。
抽象的ですが…こんな感じ

□動作が流れるように一瞬の停滞もみられない。
□優雅である
□力強い
□総ての動作が大袈裟でなく品がある（笑）

そうですね、具体的には重心移動が滑らかに行われており、次のターンに入るまでに充分にその人の技量に応じたスピードコントロールがされており、ターン中にブレーキの要素が少ない。
カービング要素が多いと質がいいとかそういう事にはならない。カービングはこの条件の中に内包されている。

ええ、エドガーの滑りでも品があるのです。品と言う言葉の中には品格、風格、洗練という意味も含まれています（大辞林）。

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スキー狂の詩

むかし、野球狂の詩と云う漫画がありました。
小さな頃からボールゲームとチームスポーツが苦手な僕はちょっとした怒りを以てこの漫画を斜（ハス）に見ていました。

小学校から高校まで連綿と続く、上記のスポーツ礼賛にはうんざりしていたのです。そりゃまあ野球を観て面白かったことがないかと言うと嘘になりますが（すみません。吉田監督の阪神優勝の時は思いっきり観てました）、基本的にはファシズムな野球やサッカーには抵抗があります。

スキーの他に好きになったものは登山やボルダリング（クライミング）、格闘技等ソロの運動です。まあ格闘技は相手は要りますが少なくともチームスポーツではないでしょう。

ボールゲームが不得意だったルサンチマンなのでしょうか（苦笑）。
いえそんなことはありません。これだけ多様化しているスポーツというか運動種目の中で何故、ボールゲームが多くの人気を博しているのかが、僕じしん理解不能です。

中学の時は思春期なものですから、自分の居場所が欲しい。
で、好きで仕方なかったスキーや登山に入れ込んで、自分は他の人間とは違う、等と意気がっていました。ま、ティーンエイジャーらしいものです。
で、勝手に独立山岳部等と云うものを友人と作って、学園祭でも勝手にブース出したりしてました。
結構父兄には人気ありましたよ。だって中学校の学園祭にピトン（ハーケン）だのボルトだのザイル（今はクライミングロープ）だのピッケルだの展示してたんですもの。ちょっと異常ですよね（笑）。

高校の時はスキー部がなかったので校長に直談判に行き、大阪の高体連に連絡を取り、孤軍奮闘。
自分のいる期間だけスキー部を存在させることに成功しました。
部員は一人。出た大会は大阪府高体連の大回転。
幸い他校に友人がおり楽しく大会参加出来ました。その時純ジャンプで２位だったのがインターハイで大阪代表になり、いきなり宮の森で70m級ジャンプを飛んだと云う話を聞いた時には拍手喝采しました。
だって大阪予選は30m級ジャンプ台ですよ！しかも彼は20mを２本飛んだ程度です。呆れた勇気と云う他ありません。

大学時代は有名無実なスキー部に幻滅して一から僕がスキー部の再建をしました。
この前OB会でびっくりしたのですが、最初に完全に年３回の合宿を企画し、実践し大会に出場させたのは僕なのにいつの間にか、なんちゃって先輩が自分の功績にしてるじゃないですか。
呆れて物も言えませんでした。
よっぽど僕のことを気に入らなかったのでしょうね。だってその先輩下手なんだもん。

その後は旧ニフティーサーブのフリースタイル会議室で上手い人と遊ばせて貰いました。
この時モーグル大会を２回主催しました。

ま～、スキー人生も長いと色々あるもんです。
今はＫＧＢと云う良い仲間に恵まれて楽しいスキーライフを過ごさせて貰っています。

さて総ての本当のスキーヤーに高らかに云おう！
ツァラトゥストラが言い放ったように！
「おお、わが兄弟たちよ、わたしはあなたがたを新しい貴族に任じよう。あなたがたは、未来を生み育てる者、未来の種まき人となってもらわなければならない。
」
貴族を善きスキーヤーに入れ替えて下さい。凄い気負いだ！（笑）

粉雪舞うピステにさあ！一緒に飛び出そう。
そしてスキーの詩を歌おう！
僕たちはスキーヤーなのだ！

■ま、夏の夜にこんなたわごともいいでしょ(^^)■
■朝になって自分の文章に赤面することもありますが勘弁ね■

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