silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

何故アバルマンが過去のものと言われるのか?(スキーテクニック)

2005年07月06日 09時42分39秒 | スキーテクニック編
写真はミッコ・ロンカイネン。(ブラボースキーthe mogul1,2004より転載)
フィンランドの才能溢れるモーグルスキーヤーです。
この滑りはアバルマン・ファンのわたくしから言わせると、ベースは当然アバルマン・テクニックです(笑)。

では何故アバルマンが過去の遺物のように言われるのでしょうか!?
いくつか原因が考えられます。

1:最初に抱え込み荷重を提唱したのがアバルマン(フランス)であり、勿論それは単にしゃがみこむだけの抜重法ではなかったのですが、それを見て驚いた他の国の指導者達が換骨奪胎して形だけを真似た(本質を理解していなかった)。
  ↓
それによって間違った弊害だらけの腰掛け姿勢が世界中で流行したが、当然そんな無理のあるテクニックは淘汰された。
G・ジュベールは単に腰掛けの姿勢で滑ることを当時「いざり」と言って厳しく注意していたのにかかわらずです。

間違って追随した他国もフランスへの対抗意識もあったのでしょう。そのままのフランステクニックを自国の指導要項に取り込むわけにはいかなかったでしょうから。

2:G・ジュベールがフランススキー界で失脚した。これにより本家フランスからも支持されなくなって、フランススキー界はアバルマンと言う言葉を消す必要性に迫られた。

以上が2大要因だと思います。
アバルマンだけに焦点を合わせることなく、他の指導法もG・ジュベールは卓越したものを持っているので誠に残念なことです。
また現在のフランススキー教程がどうなっているのか興味のあるところではあります。

だのでアバルマンに限らず、今までのようにその素晴らしい説明とイラストを今後も紹介していきたいと思います。

日記才人投票ページ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする