30代の頃、中国語を習っていた教室で、
私が「死に際には、あ~面白かった」と言って死にたいものだと言ったら、
その頃60代だった女性から、
「貴方は若いわね~、私だったら、皆さんありがとうと言って死にたい」
そう言われて、「そうか俺はまだ若いんだな~・・ありがとうか~」
と目からウロコが落ちる思いをした事があります。
その女性はもう亡くなってしまったのでしょうが、
一度、彼女の家(宮ヶ瀬湖方面)に遊びに行った事があります。
自分が70歳を超えた現在になると、その女性が言った言葉がその通りだと感じるのです。
本当にまさにその通りだ、人生ってそういうものだと思うのです。
面白しろ可笑しいなどと言っているのは、まだ人生修行が足りないんですね。
40代後半、私は中国でのビジネスにつまづいてしまいました。
ある日、妻から金銭の事で我が家が大変な事になっていると知らされ、
目の前が真っ暗になるショックを受けました。
昨日まで見ていた窓からの風景が、まるで違った風景となっていました。
昨日と同じ風景を眺めていたのですが、もう風景など何も見えなくなっていたのです。
私はただ茫然として立ち尽くすばかりでした。
そこには時間の感覚すら失われ、いつまでも言葉もなく立ち尽くしていたのです。
あれほどのショックは現在に至るも経験のないショックでした。
誰かが死んだ時、母が死んだ時でも、あれほどのショックはありません。
それからの私の人生は、地獄の50代へと一変してしまい、
挙句の果ては離婚、愛娘との別れと、人生の落とし穴に翻弄される羽目になったのです。
実は今日、それ以来のショックを受ける羽目になるかの瀬戸際がありました。
しかし例えそうなろうとも、40代に経験したあのショックに及ばない事は分かっていました。
あの大ショックには及ばないと分かっている事が救いでもありました。
でも、良かった~。
それがまるで杞憂に終わってしまったのです。
でもたった一瞬の恐ろしさではありましたが、やはり人生の落とし穴はあるものなんですね。
そういった経験などした事もないし、そんな事があるのか?と、
信じられない安泰極まりない人生しかおくった事のない人というのは、本当にいいですね。
それで思ったのは、
やはり妻に「ありがとう」と言って死にたい私がいたのです。
「面白かった~」ではなく、私と一緒の人生を選択してくれた妻には感謝しかありません。
それで心から「ありがとう」と言いたい私があるのです。
そしたら妻いわく「じゃ私は誰にありがとうと言うの?」だってさ。
私が「死に際には、あ~面白かった」と言って死にたいものだと言ったら、
その頃60代だった女性から、
「貴方は若いわね~、私だったら、皆さんありがとうと言って死にたい」
そう言われて、「そうか俺はまだ若いんだな~・・ありがとうか~」
と目からウロコが落ちる思いをした事があります。
その女性はもう亡くなってしまったのでしょうが、
一度、彼女の家(宮ヶ瀬湖方面)に遊びに行った事があります。
自分が70歳を超えた現在になると、その女性が言った言葉がその通りだと感じるのです。
本当にまさにその通りだ、人生ってそういうものだと思うのです。
面白しろ可笑しいなどと言っているのは、まだ人生修行が足りないんですね。
40代後半、私は中国でのビジネスにつまづいてしまいました。
ある日、妻から金銭の事で我が家が大変な事になっていると知らされ、
目の前が真っ暗になるショックを受けました。
昨日まで見ていた窓からの風景が、まるで違った風景となっていました。
昨日と同じ風景を眺めていたのですが、もう風景など何も見えなくなっていたのです。
私はただ茫然として立ち尽くすばかりでした。
そこには時間の感覚すら失われ、いつまでも言葉もなく立ち尽くしていたのです。
あれほどのショックは現在に至るも経験のないショックでした。
誰かが死んだ時、母が死んだ時でも、あれほどのショックはありません。
それからの私の人生は、地獄の50代へと一変してしまい、
挙句の果ては離婚、愛娘との別れと、人生の落とし穴に翻弄される羽目になったのです。
実は今日、それ以来のショックを受ける羽目になるかの瀬戸際がありました。
しかし例えそうなろうとも、40代に経験したあのショックに及ばない事は分かっていました。
あの大ショックには及ばないと分かっている事が救いでもありました。
でも、良かった~。
それがまるで杞憂に終わってしまったのです。
でもたった一瞬の恐ろしさではありましたが、やはり人生の落とし穴はあるものなんですね。
そういった経験などした事もないし、そんな事があるのか?と、
信じられない安泰極まりない人生しかおくった事のない人というのは、本当にいいですね。
それで思ったのは、
やはり妻に「ありがとう」と言って死にたい私がいたのです。
「面白かった~」ではなく、私と一緒の人生を選択してくれた妻には感謝しかありません。
それで心から「ありがとう」と言いたい私があるのです。
そしたら妻いわく「じゃ私は誰にありがとうと言うの?」だってさ。
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