日本という国は、本当に災害大国です。
東日本大震災以降も次から次と大災害が起きています。
それにしても東日本大震災は、あまりにも群を抜いてひどかった。
私は、少しでも彼等の気持ちを理解したい、
その悲しみを分かってあげたいと、5回、被災地へ行きました。
最初は「被災地を見たい」という言葉が、
あまりにも不謹慎だと思い、言えなかった。
けれど、それは違っていたのです。
彼等は自分たちの現実を他の人達に知って欲しかったのです。
「これを見てくれ。この現実を見てくれ」
そう訴えていたのです。
その現実の物凄さに、私は呆然として息を呑みました。
あの現実は、とても涙なくしては、まともに見られませんでした。
私に何ができるでしょう?
あの瞬間の私は、ただ泣いてあげる事しか、何も出来ませんでした。
あまりの無力感に、立ち尽くすだけでした。
あれから8年。
被災地は、かさ上げ工事で、昔の町の姿はもう何処にもありません。
懐かしい故郷の姿を失くしてしまった人達の悲しさは・・・
私達は、日本人として、
あの日を決して忘れてはならない。
ただ、そう思うばかりです。
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