餃子の街、日本一ランキングで、初めて宮崎市が一位に輝きました。
今までは、宇都宮と浜松が争っていたのですが、
ここに来て初めての街が現れたといったとこなんでしょうか。
私はそんなもんど~だっていいんですが、
宇都宮と浜松はライバル意識剥き出しでつばぜり合いをしてたんでしょうね、きっと。
でも宇都宮の業界関係者は、さも平静を装って、
「何も日本一を意識などしてる訳じゃないですよ」などと言ってましたが(笑)
それってホンマかいな?
餃子と言うと、皆さんが思い浮かべるのは、この焼き餃子。
しかし、私が思い浮かべるのは、100%水餃子です。
別れた前妻の惚気など言う気はサラサラありませんが、
彼女の作った水餃子を超える餃子には、その後出会った事はありません。
一度、新宿歌舞伎町の餃子専門を謳う店で、水餃子を食べたのですが、
「エッ、こんなんで専門店と言えるの?」だったのです。
餃子の皮は手作りじゃないとダメで、
出来合いの生地の薄いのでは、水餃子ではすぐに破れてしまいます。
生地のメリケン粉と水とのバランス、
そして生地の厚みによる茹で時間が大事なんです。
そして中の具材は、日本のは多過ぎがよくありません。
中身は2種類か精々3種類、一番美味しいのはエビを使う事。
ニンニクは一切使いません。
出来上がった餃子はタレなど全く不要で、そのまま何も付けずに食べます。
味は中身を混ぜる時の味付けで決定している訳ですから。
中国では餃子と言えば水餃子の事を言います。
日本風の焼き餃子が店にあったかどうかは、分かりません。
あの水餃子の絶品を食べたら、もう焼き餃子など食べようとは思わなくなります。
かなり以前、スーパーで中国産の冷凍水餃子を売っていた時があり、
それは前妻のと匹敵する美味さだったのですが、
いつか店頭から消え去っていたのが無念至極でした。
それにしても、今では餃子と言えばmade in Japanというくらいに、
日本の定番になっていますね。
それはとっても素晴らしい事なのですが、
せめて水餃子の美味さをもっと知って欲しいと私は願っています。