四万温泉の一日目は「ひなたみ館」というところにとまりました。
日向見薬師堂のすぐ近くです。
私たちが泊まったお部屋は滝が見える、とのことでしたが、記載に偽りはないものの、2Fの窓から小さい滝が見おろせるだけでちょっと残念。夫が露天風呂に朝行ったらそちらが眺めが良かったとのことでした。いつも夫はお部屋のお風呂しか入らないのですが、今回は私がちょっと疲れていてお部屋のお風呂で満足して出かけないという逆パターンでした。
お部屋はベッドのように畳のお部屋の隣の板間にお布団が敷いてあって、これですとチェックアウトまでお風呂に入ったらごろごろできて楽です。旅館側も夜朝各部屋を回って布団の上げ下ろしをしなくて済みますのでお互いにいいシステムですね。
↓お部屋についている半露天風呂はこんな感じ。硫黄が強すぎずやわらかいいいお湯です。
~~~~~~~夕食~~~~~~~
和洋折衷のような面白いコースでした。冒頭の写真の上州牛の石焼きが美味しかった
夫は岩魚の塩焼きを選択。お肉が二つに切ってあったのは、分けられるようにとの配慮でしょうか。
個人的には和洋折衷のお品よりも和のお料理の方が口に合いました。板前さんもそちらの方がお得意なのでは。
胃の大きい私たちでも食べきれないくらいだったので、量や品数を減らして食材の質を良
くするプランがあったらいいかも。
↓菊の和え物が美味しい・・。
↓これは牛と並び、とてもおいしかった。
↓この煮物と次の大根のチーズ焼きが異彩を放っていました(笑)板前さんでない人が作っているのでしょうかね。。?
↑夫が、デザートのアイスクリームについてきたスプーンに注目し(さすがこだわりの男)、
これいいね!と言っていたので調べてみたら、
「ラギオール」(英語読みに近い)「ライヨール」(仏語読みに近い)と言われるメーカーのものだそうです。フランスのLaguiole村で作られていたナイフがおおもととのことで、Laguioleの名じたいが登録商標されているわけではありません。そのためドイツの「ゾーリンゲン」のようにLaguioleの地名を冠したカトラリー、ナイフ類を作っている会社がいくつかあり、それぞれが蜜蜂のマークを付けた製品をだしています。
蜜蜂の由来は、Laguiole村出身の兵士たちが勇敢に戦ったことで、皇帝ナポレオンから
彼のマントに飾られてたシンボルの蜜蜂を兵士たちの剣につけることを許されたとのことです(こちらのサイトより引用。最高級ラインシャトーラギオールの説明もあります)
ちなみに、こちらのスプーンは比較的廉価なラインのようで入手もしやすいようです。
アンティークっぽくて素敵です。
~~~~~~~朝食~~~~~~~
朝食はお食事処で。曲げわっぱや木のお椀が清々しくていいですね。
どれもおいしくいただきました。
↓蝶々の型抜き。グリーンサラダもこうやっておめかしするとステキですね。
インテリアは和モダンで、改装したばかりということもあり清潔感がありよかったです。
オープン直後ということではなく、何代も続いている旅館だそうです。お食事処を出た廊下の壁には創業当時の写真が貼ってありました。
駐車場が宿と少し離れているのですが、チェックアウト後、年配の従業員が車まで付いてくるのに荷物は持たず、近所の人と雑談しながらおざなりにお辞儀。むしろ建物の外できちんと見送った方が感じがよいのではと思われました。
宿全体にあまり統一感を感じられなかったのは、
もしかしたらおなじく四万温泉の積善館もそうですが、これまでは長期滞在の湯治客用のリーズナブルな素泊まり宿っぽいコンセプトだったのを、若い人たちが頑張って少し路線を変えていっている途中というところなのかもしれません。
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