私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

今朝の光

2013-05-12 20:05:11 | Weblog

 生まれたばかりのまぶしい朝の光が辺り一面に射しこんで、緑をいっぱにに広げ、辺りを際立てさせております。緑が目を痛く刺します。私の住む吉備の中山には、そんな今が照り輝いております。そして、そんな風景の中に、5月のウグイスが完璧の音色を立てながら辺りにとよめかしております。

 「緑が目に突き刺さる」。そんな感じを経験されたことありますか??。この吉備の中山の5月の朝の光景です。“そんな大げさな”とお思いでしょうが、本当にあたりの緑が目に突き刺さる様に思われます。そこら辺りに生えている名もない小さな雑草の一本の緑にも、大いなる山々にある木立の大いなる緑にも、今、朝の光がそれらの生き物たちの命を一斉に奮い立たせているようにも思われます。本当に、緑が人の目に突き刺さるのです。
 それらは、5月の朝の光が辺りの緑を追いたてるようにして生ました、瞬時の、しかも、永遠なる時の神秘の世界への誘いもあるようです。

 緑が目に突き刺さります。
 
 昨日は「テッペンカケタカ」の初音がはやばやと我が郷に届き、夏が確実にやってきました。年の暮れではないのですが、「明朝また一年」と高適の感慨に耽りながら、77歳の老いとは何ぞやと、溢れる光と緑に問い掛けております。