私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

「種井」が「たねえ」

2013-01-12 15:38:59 | Weblog

 今日本当に久しぶりですが例の筆敬さんよりメールを頂戴しました。御元気のようです。彼が知ったかぶりに、次のように曰く。

「おめえも元気で、ようもようも、そげえな くだらんことばあ ながしゅう 書きょうるんじゃなあ。きょう ひさしぶりに おめえのブログをみたんじゃがなあ。「よっぴて」とあったが、ありゃあ 正真正銘の岡山弁じゃ。知らなんだんか。おめえが わしのことを「ふでけえ」とつけたんとおんなじことなんじゃ。わかるかな、わかりゃあへんじゃろうがなあ。ちょびっと教えてやらあ。おめえがつけてくれた「ふでけえ」たあ、ようかんがえてみたら 「しつこい」「くとい」」という意味からじゃというこたあ わかとったんじゃがなあ・・・・「ひつけえ」といういみがあるんじゃろうが。「ひつけえ」たあ「しつこい」という岡山弁じゃろうがの。こげえに よう岡山じゃあ 「イ」という発音が「え」に変るんじゃ。「くらい」が「くれえ」、「あかい」が「あけえ」というようにじゃ。きにょう いようた「よっぴとい」じゃがなあ。「とい」というのが「とえ」となって、それが しめえにゃあ「え」となって、「夜一夜=よっぴとい」が、岡山じゃあ「よっぴて」にかわったんじゃと思うんじゃがどうじゃ。ちいたあ わかったかなあ。まあ あんまり くどくどと くだらねえことをかくんじゃ「ない」よ。ではなかった。かくんじゃあねえよ。この「い」が「え」にかわるのはなにもおかやまだけじゃあねえんだ。江戸弁にもよく使われておるんじゃが まあ そげんこたあどうでもええが・・・」

 

 『なるほど、流石、我が「筆敬」氏だけはあるな』と、正月早々、感心することしきりです。
 そう云えば。私の故郷に「種井」と漢字で書くがあります。昨年のロンドンオリンピックのボクシングで銅メタルを取ったあの清水選手の生まれた所ですが、このは、正式には「たねい」と読むのだそうですが、その辺の人は、みんな「たねい」とはいいません。「たねえ」が普通の呼び方なのです。それで「え」かと思いました。なるほどなという感じです。