私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

再び、高尚の書簡

2013-01-03 20:43:32 | Weblog

 高尚の国学論ですが、「四しなあり」と書いております。その国学四品とは歌学、文章、記録学問、そして、神道学問です。さきに歌学と文章については書きましたから、後は記録学問と神道学問です。

 この「記録学問」について
 「これは六国史をははじめ式・格・律・令の類数部あり。これをくわしくよむ人はいはゆる有識者也。土肥典膳などの学問これに近し。橋本肥後守是なり。橋本方にて令の会読有之出席いたし申候。神道家などかならず記録は可読事也。これを見ざれば本朝の事明かならず」
 と、あります。

 六国史とは日本書紀・続日本紀などの日本の歴史で、また、式・格・律・令、とは大宝律令とそれを補足した法律、格式で、貞観格式等を指します。要するに、国学を志す人は日本の古い法律、大宝律令などの法律も勉強しなくてはならないと説ています。

 新年早々ちょっと小難しい事を書いてしまった事をお詫びします。まあ、その方面にいくらかでも興味あるお方はお読みください。