私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

カワセミのなきがら

2013-01-08 11:14:01 | Weblog

 昨日は七草でした。毎年、その七草は、周りの田圃の畦道から摘んできて七草粥(私は雑炊にして食べます。「ななかべぞうしいそこうれし」といわれ、残り少なくなったお餅も一緒に炊いて、しょうゆを入れた雑炊にしたもの)を作って食べております。例年は孫達と一緒に七草は摘むのですが、今年は、学校もあり、私の摘んで来た七草を孫達にもおすそ分けしました。

 せりなずなはべらほとけのざ(こおにたびらこ)も例年通りたやすく摘むことができます。少々遠出するとおぎょう(ははこぐさ)もあるのですが、北風がさむみ、まあいいかと思い、畑によってすずなすずしろを引き抜いて帰ります。
 今年は、その途中、どうしたことか、この近辺でも、時々、近くの用水を飛んでいる姿は目にするのですが、そのカワセミの亡骸が、小寒の草の中、日の光をあびて翅の瑠璃色と胸の茶色を、神秘に、きらきらと輝かせていました。今年も、雪は降らないのですが、衣手の家にかえりました。(「衣手の」は「かへる」の枕詞)

    かわせみの 嘴(はし)のするどき 横たへて 
                              寒晒しか けふは七くさ   びりょ