私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

ソウレンのお話

2007-05-28 21:37:30 | Weblog
 ソウレンの様式にはそれぞれの土地の風習みたいなものがあり、それぞれの村ごとの、又、小さな一ごとのしきたりがあって、千差万別のやり方が見られていたと言う事でした。前に書いた幟の代わりに、故人の生前の名前を書いた紙を吊り下げるところもあるようです。現在では、どうかは知らないのですが、韓国あたりでは、葬儀に際して、大声で泣く専門の人(年老いた婦人)がいた、と聞いたことがありますが、これと同じことが、日本を含めた東アジア一帯(照葉樹林帯)でも行われていたのではと言われています。
 また、出棺は酉の日、友引の日、三リンボー、戌の日は出さないと言った事もあったようです。棺の形は風呂桶の様な丸型であって、「たが」は2ヶ所で、上を白紙で目張をし荒縄で十文字に掛ける。死者には白衣を着せ、カンナ屑を袋に入れて動かないように詰める。手には一文銭を6枚入れた袋を持たす。寝棺はキリスト教だけ。
  
 こんなソウレンの様式は、このほかにもまだまだ沢山あっただろうと想像できますが、今では大方忘れ去られてしまっているようです。