花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

そりゃないよ

2022年11月28日 | 研究
先日、フローラはある環境系の大会に出場するため発表動画を収録しました。
一昨年もTreasure Huntersが同じ大会に出場していますが、
コロナにより急遽オンライン大会に変更。
さらに大会当日は、地元の新聞社のくださる賞の表彰式と重なってしまいます。
この賞は毎年2組に授与されるのですが、もうひと団体はりんご娘。
そこで代表2名は、テレビでお馴染みの王林さん達とともに青森での式に参加。
その結果、残った2名が学校でリモートですが10分弱の発表をしたのを覚えています。
今年は久々に東京に集まっての発表会。
かつてTEAM FLORA PHOTONICSが出場した時のように
会場で発表できると思っていたら、なんと動画を流すとのこと。
せっかく会場にいるのだから発表すればいいのにと思いながらも
主催者の指示にしたがってみんなで撮影しました。
2日かけて取り組み、無事に規定時間内の発表動画を作成して送ったところ、
先日、またまたびっくりする連絡が入りました。
なんと会場で発表することになったというのです。
どうやら事前審査を行った先生方から、
高校生の生の発表が聞きたいとの要望があったらしいのです。
ごもっともの意見。しかし名農は明日29日から期末考査が始まります。
大会は12月3日。出発はテストが終了する2日の午後。
いったいいつ練習すれば良いのでしょう。
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1年ぶりです

2022年11月27日 | 研究
環境研究班FLORA HUNTERSの学校の本拠地は土肥実験室。
したがって活動時間になるとみんな集まってきます。
ところが環境システム科の他の研究班の本拠地はこちらの施設演芸実験室。
第2農場にある名農では最も新しい実験室です。
農場の実験実習室はほぼ土足のまま使用しますが、この実験室は土足厳禁。
中にAV機器や水耕栽培専用の実験装置など大学並みの装置が入っているからです。
さて誰もいない実験室で発表準備をしているのはフローラの2人組。
なぜならこの日は祝日。名農生はお休みなのですが
オンラインで行われる科学アイデアコンテストに出場することになっているからです。
名農生ですが、休み中に他班の研究室に入るのはちょっと気が引けます。
そう感じるのは前回使ったのはちょうど1年前としばらく使っていないから。
確か2年生だったフローラハンターズの男子2名が同じ大会で発表しました。
同じ名農生、同じ学科なのに1年ぶりとは驚きです。
大会は朝9時からスタート。幸か不幸かフローラの発表順位は1番。
10時前には終わってしまいます。それはそれでラッキーなのですが
結果が発表になる閉会式は17時から。高校の部が終わると次は大学生の部。
そちらはオンラインで繋ぐ必要がないので、それまでとんでもなく暇なのです。
発表後、どうしようかと相談すると、2人とも家に帰って昼食を食べてくるとのこと。
しばし休憩することにしました。
さてまもなく大会と接続します。用意は大丈夫でしょうか。


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三賞返り咲き

2022年11月27日 | 研究
いよいよ科学技術アイデアコンテストが始まりました。
今年も全国から約150件ものアイデアが寄せられたそうですが
この決勝審査に出場できるのは上位9件だけ。
つまりここにいるだけで快挙なのです。
彼女たちのアイデアは水質浄化で用いた資材を
農業で再利用しようというもの。
今までは浄化だけで終わっていましたが現在、肥料高騰中。
そこで肥料代わりに使っちゃおうという提案で、
実際に栽培までして、その効果を実証しました。
ところでPCの左に青い袋があります。
これはチョコレート菓子。ストックホルムから買ってきたもので
頭を使う際のエネルギー補充として、時々みんなで食べています。
この日も頑張れと登場しました。質問は6分間。
昔と違い審査員の先生方も優しくなりました。
チョコも食べ、無難に質疑をこなした2人。ひと安心です。
さて結果はというと優秀賞。これは3位に当たる賞です。
昨年は4〜9位に与えられる奨励賞に甘んじましたが
今年はグランプリ含めた上位3賞に返り咲き。
名農健在をアピールしました。
これがオンラインではなく、京都で行われていたら
どんなに楽しかったことでしょう。
嬉しいのですが、ちょっぴり残念なフローラです。
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Studio FLORA

2022年11月26日 | 研究
発表動画を撮影することになったフローラハンターズ。
原稿をカンニングするという作戦を立て撮影が行われました。
これはスタジオ・フローラでの撮影の様子。
大型ディスプレイの両脇に立っているのが2人の発表者。
塩害抑制研究と三和土チームの代表者です。
パソコンを操る人は2人。
ディスプレイに映し出されたパワーポイントを操作する人と、
カンニング用パワーポイントを操作する2人です。
そしてカメラ担当。水の国際大会で動画を監督制作した彼女を抜擢しました。
先日の動画コンテストでもグランプリを受賞した実力者。
日頃から慣れているだけあって大型機材に変わっても、
ちゃんとファインダーをチェックして適切な画面を作っています。
そして面白いのは音声さん。マイクが画面に入ると
パワーポイント画面が見にくくなるとの判断で、
テレビクルーのスタッフが使う釣竿のような棒にマイクを取り付け、
上から音声を拾っています。動画はたった3分ですが、
疲れたからといって途中でマイクを下ろすわけにはいきません。
さらに話す人が変わるたびにマイクの位置を動かす必要があります。
しかしバドミントン部の彼は難なくこなしました。
前回の課題研究で1時間あまりリハーサルしたこともあり
当日はスムーズに撮影が進行。30分で撮り終えました。
カンニングという完全犯罪を成功させるために周到な準備をするフローラ。
主催者により一般公開されたらまたご案内します。
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黄色信号

2022年11月26日 | 学校
リンゴといえば、赤色に決まっていますが
トキや星の金貨など最近育成された品種は、
なぜか黄色が増えています。でもこれには理由があります。
最近、温暖化のためなかなか秋になっても気温が下がりません。
するとアントシアニンの合成が遅れ、いつまでたっても黄色のまま。
毎年のように着色が悪いと農家が困っているニュースが流れてきます。
だったら最初から黄色のリンゴを開発しようという動きになるのは自然な話。
黄色の新品種が増えているのは、こんな理由があるのです。
さてこの2つのリンゴは新品種ではありませんが、やはり黄色です。
左は王林、右はシナノゴールド。
古株ですが、ふじとともに日本を代表するリンゴです。
今、名農ではふじの収穫も終わり、現在は販売に向けての調整中。
学校の玄関でも販売が少し始まりました。
黄色のリンゴは、地球温暖化の黄色信号。
近い将来、赤いリンゴは北海道、本州は黄色と
色分けされる時代が来るかもしれません。
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