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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

抑止力

2018年05月16日 | 研究
チームの温室脇にあるブルーベリー。
この花もご覧のとおり、現在満開です。
しかしブルーベリーはなんといっても実を食べるもの。
人工受粉などせずに放置するだけでちゃんと実がつきます。
したがってチームのメンバーは花ではなくこの先の
実を食べている自分の姿を今から想像しています。
さてここ数年、この実を食べようとチームは戦いを続けています。
ではいったい誰と争っていると思いますか?
実は他の名農生でも先生方でもありません。
美味しい実を食べようと寄ってくる鳥たちです。
鳥たちは人言同様ちゃんと美味しい時期を知っていて
未熟な状態では食べません。
勝敗を分けるのは立ち合いの速さ。
今はまだまだ食べるタイミングを探っているところですが
これから熟してくるにしたがって一触即発の状態となってきます。
ここ5年間の勝敗は1勝3敗1分。
1勝は昨年あげることができました。
秘策はこの赤いネット。
鳥たちが寄ってくるのを抑制しようという作戦です。
果たして2年目も効果があるのでしょうか。
こんなところにも絶対負けられない戦いがあります。
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名農生の特権!

2018年05月16日 | 環境システム科
環境システム科は圃場を持っていない農業の学科です。
しかしこの立派なレタスは環境システム科が生産したもの。
いったいどこで栽培しているのでしょう。
なんと畑の代わりに大きな水耕温室を持っているのです。
そこでレタスの他に小松菜なほうれんそうなど
1年中野菜栽培が行われています。
この新鮮野菜は校内で販売され、
家族のために職員や名農生たちが買っていきます。
地元のスーパーマーケットで
販売したらどうかといわれる時もありますが、
農家と違うところは安定した商品の提供。
なにしろこのレタスは生徒の教材であり学習の成果。
毎日、毎週定期的に出荷するのは不可能です。
したがって校内だけの販売しているのです。
しかし学校にお仕事で来校される方々も購入できるので
偶然販売に出くわした方はみなさん笑顔で買われていきます。
野菜や果物が大好きな中学生のみなさん。
特権だらけの名農生になりませんか。


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走りながら考える

2018年05月15日 | 環境システム科
起業チャレンジの授業をちょっと覗いてみました。
すると実験室に10名ほど集まって何やらパソコンに向かっています。
画面から判断するとどうやら作付け計画と収支予算の計画書を作っているようです。
マーケティングをもとに計画をきちんと立てて
取り組むことは会社経営にとって大切なことですが
なかなか画面や机上では想像できずモチベーションがあがらないのも事実です。
彼らが最もやる気を出すのは商品を売った経験をすること。
したがって計画と同時に早く生産にも取り組むべきです。
アドバイスしようと思いましたがそんな心配はいりませんでした。
すでに彼らは播種していて、今は水耕ベッドに植付けできる
大きさになるまで管理しているところのようです。
作業の合間をみつけて計画書を作っていたんですね。
起業チャレンジの科目が出来て今年で4年目。
走りながら考える伝統は受け継がれています。
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チャレンジ温室に人影なし

2018年05月15日 | 環境システム科
環境システム科の学校設定科目「起業チャレンジ」。
3年生が3班に分かれ、水耕栽培の生産販売会社を設立し
その経営のノウハウを学ぶ全国でも名農にしかない授業です。
生物生産科、園芸科学科でも露地の圃場を舞台にして
農業経営シミュレーションという同様の科目を設定していますが
違うところはすべてチャレンジ温室という室内で行うところ。
したがって役割分担も農場長ではなく工場長と
より会社に近いアプローチをしています。
いつもなら賑わっている彼らの温室を覗いてみたら
ご覧のとおりまだ何も栽培されていません。
昨年は機械トラブルが続出して大騒ぎになりましたが
今年も何かあったのでしょうか。
ちょっと彼らの学ぶ施設園芸実験室を覗いてみます。
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立ち姿にプロの技術!

2018年05月14日 | 学校
チームは実験にいろいろな植物を用います。
ほとんどが自ら播種して育てますが
中には時間の関係からすでに育った苗を手に入れて
研究を行う場合もあります。
実はこのトウモロコシの苗がそう。
すぐ植え付けたいので苗で手に入れました。
どこから入手するかといえばもちろん名農。
地域の方々が行列を作ってでも
手に入れたいという高品質が自慢の苗です。
今年も分けていただきましたが
茎が太くずんぐりむっくりしている良い苗です。
苗は何もいいませんが、この立ち姿を見ると
温度管理などプロの技術が感じられます。
野菜部門の先生方、今年も大切に使わせて頂きます。
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