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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

実験植物園

2018年05月14日 | 研究
チームがベースキャンプとして使っている馴化温室。
その脇の空き地に植物園のようにいろいろな鉢が並んでいます。
実はこの鉢の植物は先輩方が実験に用いたもので
なぜかみんな終わるとここに並べていきます。
手前の大きな葉はルバーブ。
その奥の小さな木はキイチゴ。
いずれも光によって機能性を高めたジャムを
製造するための実験に用いたものです。
さらに一番奥には大きなふきがあります。
これまた数年前、ふきを遮光して
エグミ成分を大幅に低減させる実験にもちいたもの。
驚くことに生食が可能になり
サラダフキとしてその年、大いに話題となりました。
このようにチームの温室周辺の植物を見渡すと
研究の歴史がわかります。
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青空駐車?

2018年05月13日 | 学校
先日行われた名久井農業高校の野菜苗販売。
朝からこんなにもたくさんの方がつめかけました。
会場の案内やお会計、そして自動車までの運搬はもちろん名農生ですが
次から次へとやってくる自動車をてきぱきとさばくのも名農生。
名農グランドの特設駐車場に自動車を誘導していきました。
交換するとは思うのですが、まる2日間も
この業務に当たっている彼らに心から感謝です。
努力のかいあって無事に今年の野菜苗販売は終了しました。
さて車庫以外の同一の場所に12時間以上、
夜間で8時間以上駐車することを青空駐車といい
日本では法律により禁じられています。
つまり車庫がなければ自動車が持てないのです。
ところが欧米ではこのような法律はなく
住民に限って住宅地内の空き地に駐車することが認められています。
日本がなぜ車庫証明が必要なのでしょうか。
もしかしたら国土が狭いからかもしれません。
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実物鑑定

2018年05月13日 | 学校
農業クラブとは農業高校の学習をサポートする全国組織。
なかでも様々な競技会は農業高校生の学習の
モチベーションをあげるので人気です。
いろいろな競技の中でひとつあげるとしたら
プロジェクト発表会!といいたくなりますが
農業鑑定もとても重要な競技です。
これは農業各分野に関する知識を問うもので
まるで農業クイズのような楽しい競技です。
年に数回開催されますが、
まもなく今年1回目となる競技会が行われます。
さて農業鑑定という名前で全国で競技が行われる前、
実物を展示してはその名前や用途を答える農業鑑定の
原型となる学習が各地で行われていたそうです。
その競技の名前が「実物鑑定」。
毎年繰り返して学ぶため、
農業に関する知識がいつのまにか頭の中にすりこまれます。
したがって卒業しても物を見ると名前、用途が思い出され
農業をするうえで役立っていると卒業生はよく話します。
ところが近年、農業鑑定も様変わりし、
農業経済の知識を問うような
実物のない分野も出題されるようになりました。
これはまるで定期考査のペーパーテスト。
またインターネットにより写真などがすぐ手に入るので
実物を並べない出題も増えてきました。
何のために行うのかを考えると
この傾向には頭をかしげてしまいます。
名農はかつて、全国の農業高校の中でも早く
実物鑑定を行った高校といわれています。
ずらりとならんだ実物展示に
名農の実物鑑定の精神を感じることができます。
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和製クリスマスローズ?

2018年05月12日 | 学校
クリスマスローズに似ているとは思いませんか。
しかしちょっとブルーがかった紫色は
クリスマスローズにはないものです。
これは先日もご紹介した「シラネアオイ」という山野草。
日光の白根山に多く自生していることから
この名前がついたそうです。
1属1種しかないということは
他に似たような仲間がいない極めて貴重な山野草。
残念ながら鹿による食害もあり絶滅危惧種になっています。
クリスマスローズはヨーロッパの方が原産ですがこれは日本原産。
姿形からまるで和製のクリスマスローズのようにです。
青森で地植えすればクリスマスローズとシラネアオイの花を
同時に眺めることができます。
さて冬と違い毎日のように身近な植物を紹介しています。
息を吹き返している名農にぜひ足を運んでください。
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伸びしろですね

2018年05月12日 | 研究
チームのメンバーが世界大会のための論文を製作しています。
世界に起きている問題や自分たちの取組みを説明するには
いろんな分野のデータを紹介する必要があります。
そこで彼らはインターネットから関連した論文を探しては
求める記述はあるのかを探しています。
当たり前ですが参考にしているのは英語論文。
日本語の論文だと国際審査員が読めないからだそうです。
チームフローラフォトニクスには
厳しいけれど自分の力で取り組むという方針があります。
したがって今回も相談や校正には力を貸しますが
製作するのはメンバーだけ。
農業高校生にそれを求めても難しいのではと
思う人も人もいるでしょうが、そんな心配はいりません。
自分たちで考えてやったことであり
何を訴えるべきかちゃんと理解しているので大丈夫。
時間は進学高校の生徒に比べるとかかっていると思いますが
それを見越してスタートを切れば良いのです。
生みの苦しみは彼らは今が成長している証拠。
伸びしろが一杯あるので頑張ってほしいものです。
先日、荒削りながら第1稿が出来上がりました。
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