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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

農芸化学といえば・・・

2016年04月02日 | 研究
最後は参加した高校生たちが一緒に並んで記念撮影。
みなさんお疲れさまでした。
さて農芸化学という言葉をあまり聞き慣れない人もいるかと思います。
主催者である日本農芸化学会によると農芸化学とは
「生命、食糧、環境」の3つのキーワードに代表される
生物と化学の基礎から応用までの幅広い学問分野であると説明しています!
だから今回の高校生の発表テーマも、
生物の仕組みの解明からチームのような植物の特性を引き出す研究、
さらには医学的なものまで多岐に及んでいました。
でも農芸化学と聞いて懐かしいと思われる名農関係者もいるはずです。
なぜならかつて名農には「農芸化学科」という学科あったからです。
当時は食品分析などかなり高度な学習を行ったようですが
残念ながら現在は閉科しています。
来年度の日本農芸化学会は京都大学で開催されるとのこと。
ちょっと遠いのですが、札幌と京都はだいたい同じぐらいかかると考えると
もしかしたら参加できるかもしれません。
チームが取り組む研究はいつも誰も取り組んでいないテーマを探します。
したがって思うような結果を得ることは難しいのですが、
失敗だって立派な研究の成果であり、成功への過程。
自信をもって失敗を発表できるよう新2年生は頑張ってほしいものです。
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ポスターセッションはじまる!!

2016年04月02日 | 研究
さて高校生のポスターセッションが始まりました!
学会に参加している会員が時間を見つけては
会場を訪れ、高校生の説明に耳を傾けながら
ディスカッションを行っています。
発表チームは全部で28。
今年は各校1チームだけと決まっています。
北は北海道、南は沖縄から集まった興味深い研究はなかなかのハイレベル。
ほとんどがSSHと高専で、いずれも専門の装置で分析されたデータです。
したがってちょっとやそっとでは理解できないものばかりでした。
SSHは農業高校と違ってそんなに発表機会が多くありません。
したがってこのような学会こそ大切な発表の場であり
大学進学をするうえでとても重要視しているようです。
そんな中、チームは2010年、東大で開催された農芸化学会で最優秀を受賞しています。
今考えるとどんなにすごいことだったのかがよくわかります。
今年のチームの2年生も頑張って説明をしてはアドバイスを受けています。
発表時間は9時30分から11時45分まで。
休みながらですが、立ちっぱなしでディスカッションし続けるのですから
そうとう体力を消耗したのではないでしょうか。
さて、この権威ある大会で入賞できるのは28チーム中、たったの4チームだけ。
残念ながら今回、チームは入賞を逃しましたが高く評価していただきました。
また、いろいろ貴重なアドバイスも頂き、
2年生にとってはとても貴重な経験だったと思われます。
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ビーアンビシャス

2016年04月01日 | 研究
チームが参加した日本農芸化学会の会場は札幌コンベンションセンター。
大きくとても新しい建物で、学会はこの会場のほとんどすべての部屋を使って
それはそれは盛大に開催されていました。
大きなホールにずらりと並んだ大人の研究者たちのポスターは
100枚以上はあったと思います。
さらにパワーポイントを使った口頭発表では
学会員である大村先生がノーベル賞を受賞したこともあり
立ち見が出るほどの賑わいでした!
さて受付をするとこのような手提げ袋を頂きました。
中にはプログラムなどが入っているのですが
袋に大きく英語で be ambitiousと書かれています。
これはジャニーズのTOKIOではなく札幌農学校のクラーク博士の有名な言葉。
今大会の事務局が北海道大学だったのでこの袋が使われたようです。
ところが不思議なことに気がつきました。
be ambitiousのあとに、ローマ字でInazo nitobeと書かれています。
どうやらこれは新渡戸稲造氏の直筆をプリントしたようです。
「武士道」で有名な新渡戸稲造氏は、札幌農学校の2期生。
そこで学んだので、新渡戸氏はいろいろなところで
このサインやこの言葉についての講演をされたといいます。
北大キャンパスにはクラーク博士とともに新渡戸氏の銅像も建っていますよ。
しかし北海道大学では興味深い見解を述べています。
実は boys be ambitiousがクラーク博士が本当にいったかどうか
わからないというのです。
なぜならこの言葉は講義や講演で述べたのではなく
帰国する時に見送りにきた学生にかけられたものだからです。
本当かどうかわからなくても、夢のあるいい言葉です。
興味ある方は北海道大学のホームページに詳細が書かれているのでご覧ください。
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来るべ!来ちゃうべ!新幹線

2016年04月01日 | 研究
先週末、チームは今年度最後の大会に臨みました。
札幌で開催される日本農芸化学会です。
北海道に渡るには新幹線、フェリー
そして飛行機の3つの方法があります。
チームは今まで2回、北海道で開催された大会に参加しましたが
そのいずれも飛行機でした。
メンバーのほとんどは始めての飛行機のため
大喜びですが、どうしても交通費が高くついてしまいます。
さらに昨年6月、札幌で開催された日本環境化学会に参加する際は
飛行機が突然整備不良のため欠航となり
だいじな大会を欠席するというハプニングに見舞われました。
最優秀の授賞式だったので事務局には
たいへんご迷惑をかけてしまい、心苦しい思いをしました。
そこで今回はなんとしても確実に参加するため
北海道新幹線をチョイスしました。
ところが出発は開通の翌日!
初日はとても混んでいたので大丈夫かと心配しましたが
旅行社なんなく希望通りのチケットを用意してくれました。
さあ朝8時36分、北海道新幹線に乗って出発です。
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