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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

栄光への架け橋

2013年07月14日 | 学校
名農にも東山魁夷の「道」のような風景がありました。
ここはアーチェリーレンジ。
この芝の道の中央あたりに並んで遠くに見える的を狙います。
射っては的まで走って矢をとりにいき、とってはまた射つ。
こんな地道な練習が夜遅くまで続きます。
しかしこの反復練習が技術の安定と定着につながり
そしてどんな時でも慌てない平常心を育てるのです。
緑は心を育てるとは名農の第二の校訓「緑育心」ですが
この緑の道も部を栄光に導き、部員の心を育てる道なのです!
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東山魁夷「道」

2013年07月13日 | 園芸科学科
この絵のタイトルは「道」。
まっすぐ続く道が描かれてあるだけです。
作者はご存知、日本画家の東山魁夷。
1950年に発表した代表作なので
見覚えのある人も多いと思います。
実はこの絵のモデルになったのが種差海岸なのです。
さらに作家の司馬遼太郎の文章にも種差海岸が出てきます。
「どこかの天体から人がきて地球の美しさを
教えてやらねばならないはめになったとき、
一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした。」
チームのサクラソウ保護活動はこんな美しいところで行われています。
さて今日から南部町のジャックド祭りが始まります。
15時から名農の太鼓演奏があるのでぜひご覧下さい!

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ニンニク王国

2013年07月13日 | 生物生産科
名久井岳を背景に畑がひろがっています。
ここは第1農場のニンニク畑。
先日、この畑で生物生産科が
「ニンニクフェスティバル」を開催しました。
1~3年生総出でニンニクを収穫する年に一度のお祭り。
さすがは福地ホワイトを生んだ南部町ならではのイベントです。
さて畝にマルチングと呼ばれる緑色のビニールのようなシートが敷かれています。
マルチにはこの他にも透明や黒、白、シルバーなどがありますが
使い道が違うのをご存知ですか?
光が射し込むのを利用して地温を上げるのが透明、
逆に光を遮って雑草の繁茂を抑えるのが黒。
白は光を反射して地温の上昇を防ぐ時に、そしてシルバーは
光が葉の裏にも反射するので光を嫌うアブラムシを防ぐ場合に使います。
それでは名農が用いている緑はなんでしょう。
実はやや光を通すので透明と黒の両方の効果があります。
このように育てる作物や時期、畑の状態をみて色を選んでいるのです。
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興味津々

2013年07月12日 | 研究
ふれあい公園での設置には新聞社や
地元南部町の広報の方が取材にきました。
いろんな取材をしてきたけれど
こんな面白い実験は見たことがないとみなさん興味津々。
またジャックドまつりのために
公園で除草作業をしている方々も覗きにきました。
名農のOBというおじいさんは、
花を水の中に植えるなんて当時の名農では教えてくれなかったと
冗談を交えながら話してくれました。
池の面積は約40㎡、半田ごてで無数に穴をあけた自家製鉢を19個設置しました!
鉢の中には過剰養分を吸着するゼオライトと
アンモニア態窒素を硝酸態窒素に変える微生物ビーズの過給器、
そして光マジックで普通の何倍も吸収力を高めたサンパチェンス。
いずれもそれぞれ異なる分野で効果のある技術をジョイントさせることで
新しい浄化と景観形成システムが出来上がりました。
この実験にかかった数十万円もの費用はすべてチームの自腹。
助成金などを活用して捻出しています。
大掛かりな実験には知恵もお金もかかりますが
その分、メンバー一同やりがいと手応えを感じていました。
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光マジックショウ第2幕

2013年07月12日 | 研究
サンパチェンスが水の中で咲いています。
4月から取り組んできた水質浄化の予備実験も想像以上の好成果で終了。
とうとうふれあい公園での実用化試験となりました。
水質浄化は3度の予備実験ですでに検証済み!
富栄養化の程度と水量によって時間と効果は左右されますが
とにかくゆっくりでも確実に浄化されていくのは間違いありません。
したがって、この実証試験で確かめるのは
美しい景観を公園に提供できるかどうかです。
設置したのはピンクとオレンジの2色。
今はまだひ弱な苗ですが、
夏の終わりにはどんな姿になっているか楽しみです。
なおこの活動は地元の新聞にも取り上げられました。
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