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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

食べやすいセロリ完成!

2013年07月19日 | 研究
こちらはチームの3年生が研究しているセロリ。
2年がかりで取り組んできましたが、先日無事完結しました。
左から普通の栽培法、中央が青色光、右が赤色光を照射したものです。
青色も赤色も光合成が盛んになるのでやや大きくなりましたが、
彼女たちが狙っているのは大きさではありません。
実はセロリ独特の香りです。
セロリは体に良いものの、香りが強いため好き嫌いの激しい野菜です。
セロリの香りには鎮静と食欲増進効果があるといいます。
しかし香りが苦手な人は多く、食欲増進効果の恩恵を受けている人は意外と少ないはず!
だったら香りの弱いセロリを作ったら少しでも食べてもらえるかもしれない。
そこで3年生は2年がかりで香りを弱めることに成功しました。
生かじりしてみるとその違いにはびっくり。
これなら子供や香りが苦手な人も気にならないはず。
現在、効果を数値化するため成分分析を依頼しています。
原則として1学期で研究を終え、2学期は発表会のため飛び歩く。
TEAM FLORA PHOTONICSの活動スタイルは今年も変わりません。
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リモートセンシング

2013年07月18日 | 研究
これはジャガイモの男爵。
チームの2年生男子がたった一人で栽培しています。
どうやら葉も立派に茂って健全に育っているようです。
さてこのジャガイモはイモがどれぐらいとれるのでしょうか?
もちろん掘ってみなければわかりません。
でも掘らずにだいたいの量がわかったら収量が予測できとても便利です。
そこで2年生の男子が地上部と地下部の関係を探ろうと研究しています!
着眼したところは葉の面積。
上からみた面積が大きければ収量も多いのではないか。
なんとなく関係があるような気がしますが、
だれも調査したことがないのでわかりません。
彼はそんな誰もが感じる疑問に対して答えを出そうと頑張っています。
離れたところから内部を探る。
まるで透視のようなこの技術を遠隔探査(リモートセンシング)といいます。
農業では宇宙衛星から地上の作物のタンパク質や
温度などを探るのに用いられています。
もし葉面積と収量の関係が明らかにされると
将来、新たな収量予測技術として北海道などで役立つはずです。
この研究に残念ながら光は関係しませんが
葉面積を測定する際はチーム得意のIT技術が活かされる予定。
授業はもうありませんが、そろそろ収穫適期です。
チームの活動は自主的に放課後、行われています。
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サンパチェンス、ピンチ!

2013年07月18日 | 研究
先週、サンパチェンスを設置したふれあい公園です。
この池は中央に島があるドーナツのような形をしています!
地元紙に掲載されたこともあってさっそく問合せがきています。
水辺をきれいにしようと思っている方が
ずいぶんいらっしゃるということがわかりました。
チームでは現在、どこかもう1ヶ所設置したいと考えています。
メンバーもいろいろアイデアを出していますが
情報があったらぜひ教えてください。
なお先日、池を覗いてみたら馬淵川の水量が雨で増えたこともあり
ずいぶん水かさが増えていました。
なんとこの池は日々水位が変化する恐ろしい池でした。
普通に育てた植物なら間違いなく根腐れをおこすはずです。
はたしてチームのサンパチェンスはどうなるでしょう。
とても心配ですが、1ケ月かけて育てた
水中根の力に期待しています。
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結果発表延期!

2013年07月17日 | 研究
ここは八戸市役所。
国立公園指定を祝う大きな看板が掲げられていました。
さて青森県からチームに依頼されていた
第1回アジア国立公園会議でのポスター発表。
県と相談して申し込んでいましたが、
大会での発表者に採択されたかどうかの結果発表が7月15日の予定でした。
ところが前日、8月中旬まで発表を延期するとの連絡が入りました!
なんと想定外の300件を越す口頭発表と
ポスター発表のエントリーがあったようです。
会場は仙台国際センターという大きなホールですが
さすがに会場にも時間にも限りがあります。
おそらく今からふるいにかけられるようです。
果たしてチームはその中に残れるのか?
もう1ヶ月、ドキドキが続きます。
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幻の月山錦

2013年07月17日 | 学校
名農のサクランボもそろそろ終了。
先日「北光」という品種が収穫されました。
その隣になんと黄色のサクランボが並んでいるではありませんか。
これぞ幻の「月山錦」です。
生産量が少ないので発見した時にはすでに完売でしたが
一粒だけもらって食べてみました。
やはり噂通りの甘さ。酸味はほとんどありません!
また大粒のため食べ応えがありました。
4年前、チームの先輩が佐藤錦の房に袋をかぶせて
黄色いサクランボを作ったことがあります。
小粒でしたがベースが佐藤錦のため
酸味もあって美味しかったのを思い出しました。
好みもありますが酸味は果物の美味しさに必要な要素のような気がします。
今年は全部で4品種食べることに成功。
しかし品種はまだまだあります。
来年に期待しましょう。
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