花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ブナの根開き

2019年01月13日 | 学校
雪から草の枯れ枝が出ています。
昔から気になっているのですが、
なぜこのように植物などの周辺だけ早く雪が溶けるのでしょうか。
溶けるということはその部分だけ温度が他より高いということ。
なぜ高くなるのでしょう。
調べてみると黒っぽい茎などの物体が白い雪面から反射される光を集めて
それでやや熱を帯びるからだとか、
春になると樹木などは活動を始めるため水が吸い上げられ、
その水の移動で温度が多少でも上昇するのではないかという説が見つかりましたが
詳しく実験を通して証明した例はないようです。
春先に樹木の周辺の雪が溶ける現象を「根開き」といい
雪国では「ブナの根開き」は春の訪れを伝える美しい風景としてよく紹介されます。
逆に春スキーで穴に落ちる事故もこの根開きが原因です。
身近なところにまた不思議を見つけました。
小中学生の自由研究は夏休みにするものですが
誰もしていない冬の自由研究も面白そうです。
名農は京都大学と雪国向きLED信号機開発に取り組んでいます。
熱を出さないLED信号機に着雪させないアイデアは
同じように着雪問題を抱える自動車のヘッドライトや
雪国のソーラーパネルにも応用できるはず。
今月下旬にまた京大の先生がいらっしゃるようですが
こんな現象も開発のヒントになるかもしれません。

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