花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

できるかな

2024年04月13日 | 環境システム科
本拠地での活動は何ヶ月ぶりでしょう。
もしかしたら前回から半年以上経っているかもしれません。
それだけの馴化温室での活動は久しぶりです。
彼が取り組んでいるのは水耕栽培装置の製作。
昨年はミスト栽培が大成功しましたが、今回はまったく別の方式です。
思いついたのは、この温室での栽培が難しくなってきたから。
なぜなら温暖化で夏の温室は、立ち入ってはいけないほどの
高温になるからです。ミストの目的は水の有効利用でしたが
彼の新型装置の目的は夏場の栽培を省エネで可能にすること。
この温室で暑さに弱いレタスが栽培できたら
大成功ということになります。
3年生の彼は、すでに昨年の研究実績があります。
したがって無理して一人一研究ということはもうせず
今年は2人でチャレンジすることにしました。
栽培開始は来週の予定。
二匹目のドジョウは果たしているのでしょうか。
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Movement in Plants

2024年04月13日 | 研究
ミスト栽培に挑戦しているFLORA HUNTERS。
これはインゲンですが、なんだか葉がだらりとして元気がありません。
でも大丈夫ですよ。萎れているのではありません。
これはマメ科特有の就眠運動。体内時計を用いて
毎日夕方になるとこのように水平だった葉をだらりとぶら下げるのです。
これを研究したのは、進化論でお馴染みのダーウィン。
晩年はマメ科の就眠運動に魅せられたようです。
近年、動く仕組みは解明されましたが
なぜ就眠運動が起きるのかはよくわかっていないのだそうです。
今から20年以上も前、生徒と夜の植物の動きを
タイムラプス撮影で記録し、ビデオ番組を制作したことがあります。
するとびっくり。植物は眠るどころか大暴れ。つる性植物などは
カウボーイの投げ縄のようにつるを振り回しています。
その時の番組タイトルは「草木も踊る」。
面白いタイトルと内容でウケたのを覚えています。
さあ今回の実験でインゲンはミスト栽培でも
就眠運動を起こすことがわかりました。
「不思議、大好き」
これはコピーライターの糸井重里さんの名コピー。
そういえば糸井さんはFLORAの「白いリンゴ」を大絶賛してくださいました。
懐かしい思い出です。
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にほふがごとく

2024年04月13日 | 学校
これが現在のクリスマスローズ「シューティングスター」。
なんともいえぬ美しい姿を見せています。
こんなにきれいな花を咲かせているのなら
皆さんさぞかしいい香りが漂っているかと思うはずです。
ところがほとんど感じません。
しかし芳香剤には「クリスマスローズの香り」というものがあります。
そこで調べてみると香りの高いものは
クリスマスローズの中でもごく限られた種類だけとのこと。
どうやらこの株には期待できないようです。
でもいったいどんな香りがするのでしょう。
芳香剤の香りもわからないので想像ができません。
機会があったらかいでみたいものです。
さて開花が遅れていたオリエンタリス種も咲き始めました。
場所は職員室の前。2017年のTEAM FLORA PHOTONICSが
どこの許可も取らず、こっそり隠れて植えた愉快犯の現場です。
こちらもぜひ鑑賞してみてください。
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