花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

One for all. All for one.

2024年04月10日 | 環境システム科
これは春休み最後の活動の様子です。
春は3日間活動しましたが、最初の2日間はTEAM JAPANの活動。
したがって最終日が各メンバーの本当のスタート準備となりました。
ところでFLORAは2009年の結成時から、何かあったらケーキを食べるという
生活習慣病にハマっています。これは16年目の今年も同じ。
各自選んだ好きなケーキを食べながら、
あらためて自己紹介や抱負などを述べていました。
聞き耳を立てると、昨年は節水研究が話題となりましたが
今年は自分が一旗あげるとみんな意気込んでいます。
また2年生も今年も先輩と全国を飛び歩きたいと盛り上がっていました。
これが先輩と後輩がともに活動することで生まれる相乗効果。
TEAM FLORA PHOTONICSが生み出した一体感を作る方法です。
さて新学期は何かと行事が続き、落ち着いて活動できませんが
課題研究は明日から本格的にスタートする予定。
2年生も3年生も1週間に2回活動できるので
1日は自分の研究のために、もう1日はTEAM JAPANのために
活動する計画を立てています。
One for all. All for one.
キックオフの笛が鳴りました。
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甘く危険な香り

2024年04月10日 | 研究
先日、新しい研究テーマを選んだ2年生たち。
今年は3名しかいないので、豊富なバリエーションとはいきませんが
やはり環境システム科らしい水耕栽培研究が多く選ばれました。
現在、研究テーマに合わせて、いろいろな物品や植物が準備され始めました。
ここに2種類の植物があります。左がムラサキ、右がアカネ。
日本古来の染料植物、またムラサキは薬草でもあります。
その昔、南部藩は良質のムラサキと茜の産地。
品質が良い紫根染と茜染は朝廷や幕府の献上物でした。
そういえば名農のそばにもあかねという地名があります。
しかし今は、化学染料にとって代わり、
この地域の染料文化はほぼ消えかけています。
でも逆に天然のムラサキやアカネは貴重な材料として高値で取引されています。
この研究を選んだ彼は、効率的な新しい栽培法を探り
また文化を復活させたいと願っています。
実はこのような染料植物や薬草の研究は、
かつて2人メンバーが取り組んだことがあります。
ところが2人とも失敗。ミイラになってしまいました。
ロマンのある甘美なテーマは危険がつきもの。
しっかり計画を立てて取り組んで欲しいと思います。
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