花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

花見第一幕

2023年04月12日 | 学校
これが今の南部町。
麗峰「名久井岳」にサクラという
のどかな春の農村風景を町のどこからでも見ることができます。
日本一の弘前城のサクラも五分咲きとのことで
今週末はたくさんの観光客が訪れると思われます。
しかし問題なのは空模様。天気予報では、
これから10日間ぐらいずっと傘マークがついているのです。
特に今週末は気温が15℃を下回るらしく
雨と寒さの中の花見となりそうで心配。
こればっかりは外れてほしい予報です。
もしせっかくのサクラが雨で散ってしまったら
花見第二幕に期待しましょう。
それが「リンゴ」の花。
サクラもリンゴも同じバラ科の樹木。
同じような花を咲かせますが、
リンゴの方が白に近いので、より上品な感じがします。
青森県の場合、リンゴの平年の開花は5月7日ですが
昨年は暖かくて4月28日頃と早まりました。
ところが今年はもっと暖かいので4月25日頃。
早く咲く王林は4月23日との開花予報です。
気温によって前後しますが、リンゴ農家はすでに
人工受粉の準備に入っているはずです。
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隠れ家

2023年04月12日 | 研究
FLORA HUNTERS AQUAは7人の侍。
そのうち3名が馴化温室で実験を行なっています。
この日は一人の活動が時間内で終わらなかったため
全員での活動を一旦終わらせ、
その後一人残り、作業をすることにしました。
しかし温室に様子を見に行くと、他のメンバーが応援をしていました。
これがFLORAの「お互い様」ルールです。
必ずいつかは自分も応援してもらいたい時が来るので
今は仲間をサポートする。FLORAが15年の活動から自然に生み出した
相互扶助という素敵な流儀がちゃんと引き継がれていました。
でもびっくりすることに温室の入り口を閉めて活動しているのです。
温室の入り口は網戸もある二重扉ですが、どちらもきちんと閉めています。
馴化温室は、他の人が使うことがない隠れ家的実験室。
したがって人の気配を感じることが少なく
この時も、てっきり誰もいないと思って扉を開けたのでびっくりしました。
一般に水耕栽培温室は入り口を開けておくと
害虫が入ってくるかもしれないので閉めるように指導されています。
きっとその教えを守ったのだと思いますが、中は30度を近い高温。
さらに温室の中で作物はまだ栽培されていません。
初めての研究そして場所。
おそらく入り口を開けたくても開けられなかったのかもしれません。
臨機応変に対応するにはもっともっと経験が必要なようです。
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