花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

想定外

2023年04月21日 | 研究
この日、FLORA HUNTERS AQUAの3名が
自作の実験装置に植物を植え、とうとう実験をスタートさせました。
とはいっても完全にスタートを切れたのは今年の代表となった男子1名だけ。
残りの2人はまだすべて苗が手に入らないことから一部スタートとなりました。
もちろん3人とも水を扱う水商売チームです。
するとどうでしょう。1人の自作水耕容器から水が漏れ出しました。
想定外のハプニング。容器に穴でも開いているのかもしれないと急遽中断。
調べてみるとエアレーションなどに用いるために開けた穴から
水がこぼれ出していました。そこで彼は粘土状のパテで穴を塞ぎます。
水道工事などで使う耐水性のある優れものなので水は難なく止まりました。
また植物を植えつけてみると、思ったより根が長く
彼が想定したよりも少ない水で栽培可能なことがわかり
水量の再設定を行い対処しました。
最後はエアレーションのチューブを通す穴の位置を
もっと高い位置に開け直し、なんとか実験をスタートさせることができました。
このようにスムーズにいかないところが課題研究。
でもこのハプニングを工夫で乗り切るのが醍醐味でもあります。
課題研究後、HRや清掃を済ませて再開したこともあり
完成したのは17時。5校時、早く取り組んでもこんなにかかりました。
でも嬉しいことに2名の男子が部活動前に彼をサポート。
仲が良いのも新生FLORAの特長のようです。
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責任重大

2023年04月21日 | 研究
大先輩のTEAM FLORA PHOTONICSが
結成2年目の2010年からスタートさせた人材育成プロジェクト。
確かその年、FLORAが所属していた園芸科学科の入試倍率は
県の「進学志望倍率の高い学科」として取り上げられたぐらい
とんでもなく高いものでした。こんな難関を突破した1年生は
みんなやる気いっぱい。そこでこの1年生を伸ばさなかったら
罰が当たると考えたFLORAが、彼らの好奇心の火を消さないよう
1年生に対して研究と発表の場を提供しようと企画されたものです。
メンバーの感覚としては、これもみんなで取り組むFLORAの研究のひとつ。
研究にかかる費用を自ら捻出し、学会でのポスター発表指導なども含め
みんなで大切に育てようと取り組んだのを覚えています。
その結果、研究の楽しさを感じた初代Jr.と呼ばれた研究生は
2年生に進級してFLORAの仲間入り。
なんと初の国際大会のファイナリストとしてストックホルムへ。
さらに筑波大学に進学するメンバーも出るなど大活躍してくれました。
さて今年もFLORAは農業クラブと連携して
人材育成プロジェクトを行うことにし、先週公募しました。
するとどうでしょう。なんと6名ものチャレンジャーが名乗りをあげました。
今年もなかなかの実力者だらけという噂もあり
とても嬉しいことですが、それだけに運営する農クとFLORAの責任も重大。
きちっと最後の発表まで導かなければなりません。
始めての顔合わせは本日、放課後に予定されています。
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