花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

似て非なるもの

2018年04月14日 | 学校
露地植えのクリスマスローズの株が見えます。
これからが本格的な開花になると思われますが
大ブームを起こしだけにとてもきれいな花を咲かせています。
さて手前の鉢から芽を出してきたのはシラネアオイ。
日本固有種でこれまたきれいな薄紫の花を咲かせます。
日本を代表する山野草ですが、
あまりにもきれいな花なので盗掘され自生地が減少しています。
したがってレッドデータリストにあがっている都道府県もあるぐらいです。
さてこのふたつの植物、同じキンポウゲ科に分類されているだけに
花の姿が似ているとは思いませんか。
それだけでなく花のように見えるところが「がく片」だったり
種子から咲くまで3〜4年もかかるところなど共通点がいくつかあります。
しかしまったく違う点がシラネアオイにはあります。
それが花の色。青みがかった薄紫はクリスマスローズにはありません。
同じ科とはいえ、だいふ遠い系統だと思うので
交配することはないと思いますが、
もしシラネアオイのような青色の花を咲かせるクリスマスローズができたら
世界が驚くのではないでしょうか。
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梅花と桜花

2018年04月14日 | 学校
学校の玄関前の梅が満開になりました。
桜はもう少し先のようです。
さて梅と桜の花の違いをあげろといわれたら
みなさんはなんといいますか。
調べてみると桜は一ヶ所にたくさんの花がつきますが
梅は一ヶ所に一輪だけ。
桜が華やかなのに対して梅が落ち着いた感じがするのは
こんな花のつき方の違いが理由かもしれません。
また桜の花びらには切れ目がありますが
梅の花びらは丸いカップ状。
桜の花に美しさを感じ、
梅の花に可愛らしさを感じるといいますが
これまた花の姿に影響されているかもしれません。
違いはまだまだあるようなので
ぜひ観察してみてください。
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