花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ジュニア始動

2016年05月16日 | 研究
さてチームのもとにやってきた1年生の研究生。
チームではフローラジュニアと呼んでいます。
今年は5名の1年生が2班に分かれて挑戦しています!
その中の ひとつの班が取り組んでいるのがトマト栽培です。
初めて取り組ませる場合、チームはテーマをいくつか提案するので
班で相談して決定してもらっています。
栽培すら初めての1年生にとって農業の諸課題を自分で考え
その解決の一助となるテーマを見つけなさいといっても無理だからです。
最初はやり方を教え、その活動の中で次なる課題を
自分で探せるようになってほしいと考えています。
とはいっても自らやろうと手をあげた積極的な彼らです。
100%押し付けるのではなく、選択肢を示すことで
自主性を育てモチベーションを高めるような工夫をしています。
さて1年生が取り組んでいるトマト栽培。
今回は水耕に挑戦しました。
でも単に育てるのでは研究になりません。
そこでチームは生育気温と果実の関係を探ってもらっています。
結果はなんとなく想像できますが、
本校はもちろんチームでも取り組んだことのないテーマ。
どんな結果になるのか今から楽しみです。
さて名農野球部が本日、八戸地区の第5代表決定戦に勝ち
初めて春季大会で県大会に出場することになりました。
詳しくは明日の新聞で!
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科学の芽

2016年05月16日 | 研究
チームが行っている取り組みのひとつに人材育成があります!
農業高校の研究活動は課題研究で行われるのが普通ですが
一般的に課題研究は2~3年生で実施されるもの。
したがってまだ研究のノウハウがわからない1年生は
「農業と環境」という科目で簡単な体験を通して学んでいます。
ところがチームが活動して8年経ちますが、
こんな課題研究を1年生からやりたかったと毎年のように3年生から告白されます。
1年生のなかには科学の芽をすでに出している人たちがいるようです。
課題研究があるまで2年生まで1年間じっと待たせるのはもったいない。
そう考えたチームは、1年生に研究機会を提供し
科学の芽を伸ばす人材育成プロジェクトにも取り組んでいます。
名農の特色は全員部活動に入るということ。
そのため研究活動は部活動の終わった後や昼休みなどに行うことになりますが
自ら挑戦しようとやってくる1年生なので
モチベーションはものすごく高く一生懸命がんばります。
今月上旬、その初めての活動が行われました。
まずは研究材料となる植物を育てることから始まりますが
それを指導してくれるのは3年生のメンバー。
チームの温室で具体的に栽培法を伝授していました。
3年生が1年生を指導するというまるで部活動のような光景が
この時期のチームの風物詩になりつつあります。
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