4月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2143ページ
ナイス数:77ナイス
将軍権力の確立 (日本近世の歴史)
徳川政権確立期を描いており、政治史的側面に関しては非常に分かりやすい内容だった。一方で、圧政や飢饉の描写では、史料的制約があるのは理解しているが、「多数」の餓死者が出たといった記述が多く、具体的なイメージを持ちにくかった。歴史人口学や経済学的なアプローチがもっと欲しいと感じた。地域別、年代別の死者が他の年と比べてどれくらい増加したのかという視点がないと、表層的な悪政論で終わってしまう。(☆☆☆☆)
読了日:04月02日 著者:杣田 善雄
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
経済学を信用していないので、違和感なく読むことができたのかもしれない。ゼロ年代好景気と言われる中で、日本企業が「国際競争力」のため懸命に内需を縮小してきたことに懸念を覚えていたが、そうした実感を数字で持って示してくれている。世界経済における地域の特殊性という観点がこれからは大切になりそう。高齢化社会の本当の深刻さは10年後くらいに顕著になりそうだが、その処方箋には物足りないものを感じた。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:04月07日 著者:藻谷 浩介
心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)
選ぶことの難しさ。吉事であっても何かを選べば何かを失ってしまう。それでも選ばずに生きてはいけない。神ならぬ人の身ならば間違うこともあるだろうが、何が正しいかは神のみぞ知る。人はただ懸命に生きていくのみ。善意が試練として訪れるという展開は見事。これまで積み上げてきたものがじんわりと良い出汁となっている。丁寧な下拵えが最高級の味わいをもたらしてくれそうだ。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:04月10日 著者:高田 郁
れでぃ×ばと!〈9〉 (電撃文庫)
8巻からかなり間をあけて読んだが、すんなりと入っていける軽さが良し。(☆☆☆☆)
読了日:04月16日 著者:上月 司
れでぃ×ばと!〈10〉 (電撃文庫)
デート三昧。いかにもラノベ的なデートだけど(笑)。女性陣が自覚的なのに主人公が朴念仁なのはお約束だけれど、時折描かれる女性視点の場面で救われているね。(☆☆☆☆)
読了日:04月17日 著者:上月 司
僕は友達が少ない ゆにばーす (MF文庫J)
こういう企画ものは好きなんだけど、まだみんな大人しい感じで物足りなさが残る読後感となった。唯一はじけていた原作者の作品は星奈の出番がなかったので問題外w(☆☆)
読了日:04月18日 著者:平坂読,裕時悠示,渡航,志瑞祐,さがら総
玉村警部補の災難
加納・玉村コンビの掛け合いが絶妙。四作品はバラエティに富んでいて飽きない。エンターテナーとしての海堂尊は秀逸だが、Aiに対する執念も相変わらず。バランス次第ではあるのだけれど、本書は短編集ということでエンターテイメント寄りかな。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:04月24日 著者:海堂 尊
れでぃ×ばと!〈11〉 (電撃文庫)
けっこう深閑が効いてるなあと感じるものの、朋美とセルニアとの三角関係という本筋以外は余計に思えるようになってきた。それも、朋美やセルニアの視点があってこそなんだけど。(☆☆☆☆☆)
読了日:04月25日 著者:上月 司
2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
月末にペースを落としてノルマの10冊に届かず。ちょっとした気持ちの問題なのだけど、心のコントロールは難しい。
シリーズものが多く、とりたててコメントを付け加える作品もなし。もう少し読みたいという気持ちばかりで空回りが続く。
2012年3月に読んだ本
2012年2月に読んだ本
2012年1月に読んだ本
2011年に読んだ本
2012年4月に読んだコミック
『となりのネネコさん』1-3巻(宮原 るり)
『お願い神サマ!』1巻(守姫 武士)
『相沢家のえとせとら』1-2巻(真未 たつや)
『Aチャンネル』3巻(黒田 bb)
『あんどーなつ 江戸和菓子職人物語』13巻(西 ゆうじ/テリー山本)
『ラストイニング』32巻(中原 裕)
『おれはキャプテン』28巻(コージィ 城倉)
『お湯屋へようこそ』(湖西 晶)
『いつも心に太陽新聞』(師走 冬子)
『からハニ』1巻(現津 みかみ)
『ことゆいジャグリング』(岬下部 せすな)
『神戸在住』1-5巻(木村 紺)
『はじめの一歩』99巻(森川 ジョージ)
『めしばな刑事タチバナ』3-4巻(坂戸 佐兵衛/旅井 とり)
22冊。相変わらず4コマが多い。
そんな中、以前から読みたいと思っていた『神戸在住』に手を出し始めた。全10巻のうち半分を読んだだけだが、大学の雰囲気を懐かしく感じた。また、阪神大震災の描き方も心に迫るものがある。5月中には読み終えたいものだ。
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2143ページ
ナイス数:77ナイス
将軍権力の確立 (日本近世の歴史)
徳川政権確立期を描いており、政治史的側面に関しては非常に分かりやすい内容だった。一方で、圧政や飢饉の描写では、史料的制約があるのは理解しているが、「多数」の餓死者が出たといった記述が多く、具体的なイメージを持ちにくかった。歴史人口学や経済学的なアプローチがもっと欲しいと感じた。地域別、年代別の死者が他の年と比べてどれくらい増加したのかという視点がないと、表層的な悪政論で終わってしまう。(☆☆☆☆)
読了日:04月02日 著者:杣田 善雄
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
経済学を信用していないので、違和感なく読むことができたのかもしれない。ゼロ年代好景気と言われる中で、日本企業が「国際競争力」のため懸命に内需を縮小してきたことに懸念を覚えていたが、そうした実感を数字で持って示してくれている。世界経済における地域の特殊性という観点がこれからは大切になりそう。高齢化社会の本当の深刻さは10年後くらいに顕著になりそうだが、その処方箋には物足りないものを感じた。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:04月07日 著者:藻谷 浩介
心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)
選ぶことの難しさ。吉事であっても何かを選べば何かを失ってしまう。それでも選ばずに生きてはいけない。神ならぬ人の身ならば間違うこともあるだろうが、何が正しいかは神のみぞ知る。人はただ懸命に生きていくのみ。善意が試練として訪れるという展開は見事。これまで積み上げてきたものがじんわりと良い出汁となっている。丁寧な下拵えが最高級の味わいをもたらしてくれそうだ。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:04月10日 著者:高田 郁
れでぃ×ばと!〈9〉 (電撃文庫)
8巻からかなり間をあけて読んだが、すんなりと入っていける軽さが良し。(☆☆☆☆)
読了日:04月16日 著者:上月 司
れでぃ×ばと!〈10〉 (電撃文庫)
デート三昧。いかにもラノベ的なデートだけど(笑)。女性陣が自覚的なのに主人公が朴念仁なのはお約束だけれど、時折描かれる女性視点の場面で救われているね。(☆☆☆☆)
読了日:04月17日 著者:上月 司
僕は友達が少ない ゆにばーす (MF文庫J)
こういう企画ものは好きなんだけど、まだみんな大人しい感じで物足りなさが残る読後感となった。唯一はじけていた原作者の作品は星奈の出番がなかったので問題外w(☆☆)
読了日:04月18日 著者:平坂読,裕時悠示,渡航,志瑞祐,さがら総
玉村警部補の災難
加納・玉村コンビの掛け合いが絶妙。四作品はバラエティに富んでいて飽きない。エンターテナーとしての海堂尊は秀逸だが、Aiに対する執念も相変わらず。バランス次第ではあるのだけれど、本書は短編集ということでエンターテイメント寄りかな。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:04月24日 著者:海堂 尊
れでぃ×ばと!〈11〉 (電撃文庫)
けっこう深閑が効いてるなあと感じるものの、朋美とセルニアとの三角関係という本筋以外は余計に思えるようになってきた。それも、朋美やセルニアの視点があってこそなんだけど。(☆☆☆☆☆)
読了日:04月25日 著者:上月 司
2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
月末にペースを落としてノルマの10冊に届かず。ちょっとした気持ちの問題なのだけど、心のコントロールは難しい。
シリーズものが多く、とりたててコメントを付け加える作品もなし。もう少し読みたいという気持ちばかりで空回りが続く。
2012年3月に読んだ本
2012年2月に読んだ本
2012年1月に読んだ本
2011年に読んだ本
2012年4月に読んだコミック
『となりのネネコさん』1-3巻(宮原 るり)
『お願い神サマ!』1巻(守姫 武士)
『相沢家のえとせとら』1-2巻(真未 たつや)
『Aチャンネル』3巻(黒田 bb)
『あんどーなつ 江戸和菓子職人物語』13巻(西 ゆうじ/テリー山本)
『ラストイニング』32巻(中原 裕)
『おれはキャプテン』28巻(コージィ 城倉)
『お湯屋へようこそ』(湖西 晶)
『いつも心に太陽新聞』(師走 冬子)
『からハニ』1巻(現津 みかみ)
『ことゆいジャグリング』(岬下部 せすな)
『神戸在住』1-5巻(木村 紺)
『はじめの一歩』99巻(森川 ジョージ)
『めしばな刑事タチバナ』3-4巻(坂戸 佐兵衛/旅井 とり)
22冊。相変わらず4コマが多い。
そんな中、以前から読みたいと思っていた『神戸在住』に手を出し始めた。全10巻のうち半分を読んだだけだが、大学の雰囲気を懐かしく感じた。また、阪神大震災の描き方も心に迫るものがある。5月中には読み終えたいものだ。
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