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SUGOI JAPAN<エンタメ小説>ノミネート作品

2014年10月28日 20時39分01秒 | 本と雑誌
SUGOI JAPANより、最後はエンタメ小説。「ラノベ」や「エンタメ小説」という名づけ方は軽く感じてしまう。一回きりの打ち上げ花火ってことかね。

■隠蔽捜査シリーズ
宰領: 隠蔽捜査5宰領: 隠蔽捜査5
価格:¥ 1,728(税込)
発売日:2013-06-28

作:今野敏/新潮社

■死神の精度
死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)
価格:¥ 605(税込)
発売日:2008-02-08

作:伊坂幸太郎/文藝春秋

■向日葵の咲かない夏
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
価格:¥ 724(税込)
発売日:2008-07-29

作:道尾秀介/新潮社

■夜市
夜市 (角川ホラー文庫)夜市 (角川ホラー文庫)
価格:(税込)
発売日:2008-05-25

作:恒川光太郎/KADOKAWA

■アイの物語
アイの物語 (角川文庫)アイの物語 (角川文庫)
価格:¥ 907(税込)
発売日:2009-03-25

作:山本弘/KADOKAWA

■安徳天皇漂海記
安徳天皇漂海記 (中公文庫)安徳天皇漂海記 (中公文庫)
価格:¥ 741(税込)
発売日:2009-01

作:宇月原晴明/中央公論新社

■失われた町
失われた町 (集英社文庫)失われた町 (集英社文庫)
価格:¥ 771(税込)
発売日:2009-11-20

作:三崎亜記/集英社

■チーム・バチスタの栄光(上・下)
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)
価格:¥ 514(税込)
発売日:2007-11-10

作:海堂尊/宝島社

■チョコレートコスモス
チョコレートコスモス (角川文庫)チョコレートコスモス (角川文庫)
価格:¥ 843(税込)
発売日:2011-06-23

作:恩田陸/KADOKAWA

■図書館戦争シリーズ
別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)
価格:¥ 679(税込)
発売日:2011-08-25

作:有川浩/KADOKAWA

■ぼくのメジャースプーン
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)
価格:¥ 832(税込)
発売日:2009-04-15

作:辻村深月/講談社

■夜は短し歩けよ乙女
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
価格:¥ 605(税込)
発売日:2008-12-25

作:森見登美彦/KADOKAWA

■虐殺器官
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 778(税込)
発売日:2010-02-10

作:伊藤計劃/早川書房

■犬身(上・下)
犬身 下 (朝日文庫)犬身 下 (朝日文庫)
価格:¥ 648(税込)
発売日:2010-09-07

作:松浦理英子/朝日新聞出版

■ミサイルマン
ミサイルマン (光文社文庫)ミサイルマン (光文社文庫)
価格:¥ 669(税込)
発売日:2010-02-09

作:平山夢明/光文社

■八日目の蝉
八日目の蝉 (中公文庫)八日目の蝉 (中公文庫)
価格:¥ 637(税込)
発売日:2011-01-22

作:角田光代/中央公論新社

■告白
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
価格:¥ 669(税込)
発売日:2010-04-08

作:湊かなえ/双葉社

■新世界より(上・中・下)
新世界より(下) (講談社文庫)新世界より(下) (講談社文庫)
価格:¥ 864(税込)
発売日:2011-01-14

作:貴志祐介/講談社

■ダンシング・ヴァニティ
ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)
価格:¥ 555(税込)
発売日:2010-12-24

作:筒井康隆/新潮社

■テンペスト(全4巻)
テンペスト 四巻セットテンペスト 四巻セット
価格:¥ 2,549(税込)
発売日:2011-02-04

作:池上永一/KADOKAWA

■ディスコ探偵水曜日(上・中・下)
ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫)ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫)
価格:¥ 843(税込)
発売日:2011-01-28

作:舞城王太郎/新潮社

■東京島
東京島 (新潮文庫)東京島 (新潮文庫)
価格:¥ 637(税込)
発売日:2010-04-24

作:桐野夏生/新潮社

■Another(上・下)
Another (下) (角川文庫)Another (下) (角川文庫)
価格:(税込)
発売日:2011-11-25

作:綾辻行人/KADOKAWA

■天地明察(上・下)
天地明察(特別合本版) (角川文庫)天地明察(特別合本版) (角川文庫)
価格:(税込)
発売日:2014-06-25

作:冲方丁/KADOKAWA

■折れた竜骨(上・下)
折れた竜骨 下 (創元推理文庫)折れた竜骨 下 (創元推理文庫)
価格:¥ 670(税込)
発売日:2013-07-11

作:米澤穂信/東京創元社

■俺俺
俺俺 (新潮文庫)俺俺 (新潮文庫)
価格:¥ 594(税込)
発売日:2013-03-28

作:星野智幸/新潮社

■華竜の宮(上・下)
華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 799(税込)
発売日:2012-11-09

作:上田早夕里/早川書房

■機龍警察シリーズ
機龍警察 未亡旅団 (ハヤカワ・ミステリワールド)機龍警察 未亡旅団 (ハヤカワ・ミステリワールド)
価格:¥ 2,052(税込)
発売日:2014-01-24

作:月村了衛/早川書房

■下町ロケット
下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)
価格:¥ 778(税込)
発売日:2013-12-21

作:池井戸潤/小学館

■ピストルズ(上・下)
ピストルズ 下 (講談社文庫)ピストルズ 下 (講談社文庫)
価格:¥ 823(税込)
発売日:2013-06-14

作:阿部和重/講談社

■ふがいない僕は空を見た
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)
価格:¥ 562(税込)
発売日:2012-09-28

作:窪美澄/新潮社

■虚構推理 鋼人七瀬
虚構推理 鋼人七瀬 (講談社ノベルス)虚構推理 鋼人七瀬 (講談社ノベルス)
価格:¥ 972(税込)
発売日:2011-05-10

作:城平京/講談社

■ジェノサイド(上・下)
ジェノサイド 下 (角川文庫)ジェノサイド 下 (角川文庫)
価格:¥ 691(税込)
発売日:2013-12-25

作:高野和明/KADOKAWA

■天帝シリーズ
天帝のやどりなれ華館天帝のやどりなれ華館
価格:¥ 2,052(税込)
発売日:2013-03-21

作:古野まほろ/幻冬舎

■ラブレス
ラブレス (新潮文庫)ラブレス (新潮文庫)
価格:¥ 680(税込)
発売日:2013-11-28

作:桜木紫乃/新潮社

■残穢
残穢残穢
価格:¥ 1,728(税込)
発売日:2012-07

作:小野不由美/新潮社

■ソロモンの偽証
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫 み 22-30)ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫 み 22-30)
価格:¥ 907(税込)
発売日:2014-10-28

作:宮部みゆき/新潮社

■双頭のバビロン
双頭のバビロン双頭のバビロン
価格:¥ 3,024(税込)
発売日:2012-04-21

作:皆川博子/東京創元社

■七夜物語(上・下)
七夜物語(下)七夜物語(下)
価格:¥ 2,052(税込)
発売日:2012-05-18

作:川上弘美/朝日新聞出版

■母の遺産 -新聞小説
母の遺産―新聞小説母の遺産―新聞小説
価格:¥ 1,944(税込)
発売日:2012-03

作:水村美苗/中央公論新社

■本にだって雄と雌があります
本にだって雄と雌があります本にだって雄と雌があります
価格:¥ 1,944(税込)
発売日:2012-10-22

作:小田雅久仁/新潮社

■64
64(ロクヨン)64(ロクヨン)
価格:¥ 2,052(税込)
発売日:2012-10

作:横山秀夫/文藝春秋

■皆勤の徒
皆勤の徒 (創元日本SF叢書)皆勤の徒 (創元日本SF叢書)
価格:¥ 1,944(税込)
発売日:2013-08-29

作:酉島伝法/東京創元社

■とっぴんぱらりの風太郎
とっぴんぱらりの風太郎とっぴんぱらりの風太郎
価格:¥ 2,052(税込)
発売日:2013-09-28

作:万城目学/文藝春秋

■ノックス・マシン
ノックス・マシンノックス・マシン
価格:¥ 1,620(税込)
発売日:2013-03-27

作:法月綸太郎/KADOKAWA

■know
know (ハヤカワ文庫JA)know (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 778(税込)
発売日:2013-07-24

作:野まど/早川書房

■ブラックライダー
ブラックライダーブラックライダー
価格:¥ 2,808(税込)
発売日:2013-09-20

作:東山彰良/新潮社

■ヨハネスブルグの天使たち
ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
価格:¥ 1,620(税込)
発売日:2013-05-24

作:宮内悠介/早川書房

■オービタル・クラウド
オービタル・クラウドオービタル・クラウド
価格:¥ 2,052(税込)
発売日:2014-02-21

作:藤井太洋/早川書房

■東京自叙伝
東京自叙伝東京自叙伝
価格:¥ 1,944(税込)
発売日:2014-05-02

作:奥泉光/集英社




「エンタメ小説」の定義から議論したいようなノミネートの傾向だ。近年のエンタメ小説を代表する作家と言えば、東野圭吾だが選ばれていない。『永遠の0』も不選出。
エンタメと言いつつ、大半がSF系。ミステリもSF色のある作品が多いし、マジックリアリズムやホラーなども含めるとほとんどがそうした傾向の作品である。

エンタメ小説を扱った賞と言えば、本屋大賞が知られている。その大賞受賞作でノミネートされたのは『告白』と『天地明察』のみ。『舟を編む』や『謎解きはディナーのあとで』がノミネートから漏れている。ラノベの時も指摘したが、「ビブリア」も選ばれず。
また最近人気の時代小説はゼロ。「エンターテイメント」の小説はもっと多様だと思うのだが、なんとも偏った選考だ。いっそのこと、「エンタメ小説」ではなく「SF小説」と変えたらどうか。いくつかジャンル外は出て来るが。それなら「天冥の標」入れろ!って言わなきゃいけなくなるだろうけど(笑)。

ちなみに、読んだのは10作品。

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2 コメント

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Unknown (名無し)
2014-10-30 22:56:24
ぎ、虐殺器官があるから(震え声)。

とまあ、恐らくこれ、このSFとこのミスの統合した後でちょっと「ダ・ヴィンチ」系列の賞をぶっ込んでみました感があるのは気のせいでしょうかw

ラインナップに既視感が凄まじいですw
でまあ、だからこそほぼ読んでるんですけれども(苦笑)。

読書人~系の賞はちょっとマニアックだけどサブカル的に話題になった本、みたいな感じで「この」系列の本が混じりますけど、そういうノリがあったりするのではないかなあ、と思います。
そういうのは割と口当たりがいい売り文句でその時々に紹介されてきたので、たとえば「読書好きは読んでる」感のあるタームって結構多かった気がします。
現代の物語、みたいな。
普通のエンタメはその中では「普通にそのまま面白い」だったりするので、あんまりそうした括りでは紹介されてませんでしたし。
東野先生なんかがそんな流れかと。
普通に面白く、普通に売れ、普通に読まれるので、普通にみんなそのままだ、と言うか。
伊坂作品はその点、結構色々な切り口があるので紹介されてる場も多かったようには思うんですよね。
このテーマはこの時代におけるこうで、みたいなのも。
虐殺器官はそういう場にしょっちゅう引きずり出されましたし。
そのたびに違和感がありましたが。
「ジェノサイド」もそうで、「強い物語」みたいな感じで出てきた頃はそうした空気があったからその流れで読めたのですけど、今読むと多分「普通の戦争モノ、ちょっとSF入ってる」になるのではないでしょうか。
オービタルクラウドも多分そうですが。
単純にSFがジャンルとして拡散し、普通の要素になった、みたいな切り口なら良いと思うのですが(大森先生は二年くらい前にはそう言ってましたし)、このランキングは多分そういう方面とは違うんですよね……。
皆勤とかヨハネスブルグとか、SFファンにはいいけど、じゃあいわゆる「エンタメ読みたい人」にそのまま勧めるの、というw
一昔の越境ジャンルでもないので、余計にそれが目立つ感じですね。
単純に「SFとかミステリの個別のカテゴリがないからここに突っ込んじまえ」ということなのかもしれませんけれどもw

「これを出しておくべき」みたいな感じなんじゃないかというか。
普通にエンタメの括りだけで言えば、仰るように東野先生が入るでしょうし、たとえばコージーミステリとメディアの密着は明らかでしたから、あのへんが普通に入りそうな気がします。

てか、鋼人七瀬が入ってきた時点でほぼブッ飛びましたw
他のランキングを一通り見ても思ったのですが、ジャンルごとのヘヴィーユーザーのお勧めがそのまま反映されてるのかな、というのはちょっと感じました。
ラノベでも一番上にあった「爆弾が~」とかは恐らくラノベ読者なら知ってる、ってレベルではないでしょうし、それ以外にも「それなり以上に読んでる」くらいの人でないと知らない作品もあるように思いました。
ブラックブレットは名前だけ知ってる程度でしたがアニメ化してたようで、ならそれなりに話題にでもなってたら自分も手に取ってるんじゃないかと思うのですが、そこまででもありませんでした。
円環少女はファンですけど、だからと言ってあれをそのまま別ジャンルの読者や、たとえば海外に出して売れるか、と言えば、それはどうだろうなあ、としか思えませんし。
いやまあ、でも割とあそこに並んでた他の作品よりはSF読者にウケそうなんですけど(SF部分というより、奇人変人の博覧会の部分が)w

ジャンルが多様化する反面、それぞれの領域で満足するようになった結果としてそうした環境があるのかなあ、とも思いはするのですけど、実際はどうなのかなと感じています。
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Unknown (奇天)
2014-10-31 20:41:05
「エンタメ小説」というジャンルがあるわけではないので、どういう意識で選考されたのかは分かりませんが、少なくとも私の思う「エンタメ小説」ではないということは確かです。

感想にも書きましたが、もう「SF小説」というジャンル設定でいいじゃんって感じですが……。

>単純にSFがジャンルとして拡散し、普通の要素になった、みたいな切り口なら良いと思うのですが

「SFの拡散と浸透」以降は設定としてのSFはごく普通に使われるようになりました。東野圭吾や北村薫もいろいろ書いてます。SFのようでSFでない中途半端感が私には合っていませんでしたが。

SF的非日常があっても許されるフィクション観は80年代以降に広まったと認識しています。それは奇しくも日本にエンターテイメント小説が登場した時期です。ですから、エンターテイメント小説にSF的要素が組み込まれること自体はいいと思うのですが、それがエンターテイメント小説の定義ではありませんし、SF小説がイコールでエンターテイメント小説かという疑問も残ります。

ランキングなんかでもそうですが、選んだり順位をつけたりすることはその人の見識が如実に表れます。今回の企画で言えば、どのようなノミネート作品を選考するのかでそれが強く表れると思います。

こうしてブログの記事にはしましたが、投票する気が起きない企画だなというのが感想だったりしますw
いっそのこと、ノミネートの段階から人気投票にしてくれたほうが分かりやすかったような。
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