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2010年に読んだ本【3月】

2011年01月04日 18時10分02秒 | 本と雑誌

もいちどあなたにあいたいなもいちどあなたにあいたいな
いろいろバラけてしまったような印象で、思いが伝わり切らなかった読後感。影響を受けまくった世代としてはもっと観念的な物語を読んでみたいけど・・・。
読了日:03月02日 著者:新井 素子
★★★感想の記事

天地明察天地明察
よく勉強してるなあとまず思った。江戸前期武士階級の気風が伝わってきた。碁と算術の面白さも魅力的。ただそれだけに中盤以降歴史叙述が増えてしまったのは残念。惜しい作品に感じた。あと、20ページの問題の解法の説明が不足!
読了日:03月02日 著者:冲方 丁
★★★★★★感想の記事

医学のたまご (ミステリーYA!)医学のたまご (ミステリーYA!)
子供たちが分かりやすい構図(ドラえもんw)であるとか、主人公の造形がちょっと典型的だったりとかはあるが、テンポの良い展開とお馴染みのキャラが現れるところはこの著者らしくて楽しめる。ダメな大人だけでなく、魅力的な大人もちゃんと登場している点も良かった。
読了日:03月10日 著者:海堂 尊
★★★★感想の記事

武士道シックスティーン武士道シックスティーン
正統派のスポーツ青春もの。キャラクターや展開はコミックでもありそうだが、剣道のシーンは小説ならではと感じさせた。主人公二人の距離感も絶妙。早苗の間合いの良さが小説にとっても非常に上手く機能している感じ。
読了日:03月10日 著者:誉田 哲也
★★★★★★★感想の記事

MM9MM9
多重人間原理は面白い。リアル怪獣ものは既に確立した感もあり、全体としては新鮮味は薄い。キャラクターにもう少し個性が欲しかった。5章でアレが出て来たのは良かったけどw
読了日:03月16日 著者:山本 弘
★★★★★★感想の記事

シュガーダーク  埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)シュガーダーク 埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫)
設定は可もなく不可もなく。キャラクターはゼロ年代的ヘタレではないし悪くはない。もう少し艶があれば良い感じだけどラノベだから難しいか。正直この話を引っ張るよりも新作を読みたい気がするが・・・。
読了日:03月16日 著者:新井 円侍
★★★★感想の記事

傷物語 (講談社BOX)傷物語 (講談社BOX)
阿良々木自身の物語ということで、主人公の特質が前面に出てしまいかなりイライラすることになってしまった。それでも読ませる文章力は西尾維新らしいわけだが。とはいえ、戯言や化物語と比べても文章自体で引っ張ろうという面はやや薄れているようにも感じる。
読了日:03月17日 著者:西尾 維新
★★★★感想の記事

屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
伊坂なのは確かだが、伊坂についていけない私にとっては伊坂よりも読みやすくは感じた。キャラ立てやストーリー性は悪くない感じだった。御都合主義は狙ってだからともかく、暴力への距離感に不快さを覚えたのは残念。
読了日:03月17日 著者:山下貴光
★★★感想の記事

ライトノベル最強!ブックガイド―少年系ライトノベル最強!ブックガイド―少年系
少女系は出ないのかなあ。むしろそっちが読みたい。
読了日:03月18日 著者:榎本 秋
感想の記事

オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)オオカミさんと七人の仲間たち (電撃文庫)
読みやすくはあるが、キャラクター、設定、構成、演出、いずれをとっても傑出した点はなく凡庸の印象はぬぐえない。もう少し何かがあれば・・・。
読了日:03月18日 著者:沖田 雅
★★★感想の記事

狼と香辛料 13 (電撃文庫 は 8-13)狼と香辛料 13 (電撃文庫 は 8-13)
予定調和感のあるロレンスとホロのエピソードと異なり、ノーラの物語はこのシリーズでは久しぶりにワクワクと楽しんで読めた。ノーラは続編希望だね。
読了日:03月19日 著者:支倉 凍砂
★★★★★感想の記事

武士道セブンティーン武士道セブンティーン
二人の主人公のキャラが際立っているし、構成も巧み。16の時の痛々しさが消え、よりエンターテイメント色が増した。これはもう18を読まずにはいられないw
読了日:03月19日 著者:誉田 哲也
★★★★★★感想の記事

とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)
1巻の青春小説ノリから2巻は少女マンガノリへ。ありえないキャラクターなんだけれども、内面の細やかな動きが描かれているので惹きつけられる。竜児は存在感薄いけどw
読了日:03月20日 著者:竹宮 ゆゆこ
★★★★★感想の記事

狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)
ほんの些細な事に丸々1冊費やした印象。それがこの作品の肝なのは確かだけれど、ちょっとナイーヴ過ぎるというか大昔の乙女チックというか・・・。二人の掛け合いは嫌いじゃないが、それ以外は物足りない内容だった。
読了日:03月21日 著者:支倉 凍砂
★★感想の記事

天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)
救いようのない話を救わないまま終わってしまった感じだけれど、物語に引き込む力はさすが。キャラクターがもうひとつなのも相変わらずだが。ストーリーはもちろんだけれど、この重さをどう繋げていくのかが気になる。
読了日:03月21日 著者:小川 一水
★★★★★感想の記事

数学ガール/ゲーデルの不完全性定理数学ガール/ゲーデルの不完全性定理
さすがに10章はついて行けず。まあそれまでも怪しいところはあちこちあるが。それでも難しいものを端折らずに提示されていることに惹きつけられる。ハードルの高さをちゃんと見せてくれることが大事なんだ。
読了日:03月22日 著者:結城 浩
★★★★★★★感想の記事

ガンパレード・マーチ逆襲の刻 (電撃ゲーム文庫)ガンパレード・マーチ逆襲の刻 (電撃ゲーム文庫)
人間の敵は人間という回。パトレイバーOVA版とか連想したけれど、綺麗事で済まないのはガンパレらしい。今後どう展開していくのか気になる1巻だ。
読了日:03月24日 著者:榊 涼介
★★★★★★

ガンパレード・マーチ 逆襲の刻(とき)―津軽強襲 (電撃ゲーム文庫)ガンパレード・マーチ 逆襲の刻(とき)―津軽強襲 (電撃ゲーム文庫)
新たな戦場ということでキャラクターを増やさなければならないのは確か。5121小隊はともかく、他のオリジナルキャラクターは無理に出さなくてもって感じはするが。また長い戦いの始まり。相変わらず敵は幻獣だけじゃない。
読了日:03月25日 著者:榊 涼介,ソニーコンピュータエンタテインメント,SCE=
★★★★

武士道エイティーン武士道エイティーン
香織と早苗の対決を描くインハイは思ったほど盛り上がらず期待外れな感じもしたけれど、むしろ「残心」部分が心に強く残る内容だった。短編を織り込んだ構成については悪くはないが、青春小説として二人に寄り添って描いてきただけにそれが薄まってしまった感じがする。終わったのは残念だが、凝縮された若さの煌きに触れられて楽しかった。
読了日:03月25日 著者:誉田 哲也
★★★★★

ガンパレード・マーチ逆襲の刻―弘前防衛 (電撃文庫)ガンパレード・マーチ逆襲の刻―弘前防衛 (電撃文庫)
アメリカやシベリアの話は謎板で語られていたことが具体的に描かれていて感慨深い。命を懸けて子供を守る兵もいれば、後方から味方を撃つ兵もいる。それらも含めた正義最後の砦。ロジスティックの展開が目立ち、ガンパレらしい1冊って感じだった。
読了日:03月26日 著者:榊 涼介
★★★★★★

ガンパレード・マーチ 逆襲の刻―青森血戦 (電撃文庫)ガンパレード・マーチ 逆襲の刻―青森血戦 (電撃文庫)
芝村支隊は強すぎてバランスを欠く。活躍は嬉しいけど、幻獣相手だと無双状態だしね。逆襲の刻は世界の謎系では面白い。だいぶ忘れてしまったから要復習かな。
読了日:03月26日 著者:榊 涼介
★★★★★

暴風ガールズファイト (ファミ通文庫)暴風ガールズファイト (ファミ通文庫)
少女マンガ系スポ根ラノベ。登場人物は多いが、それぞれの個性の書き分けがうまくてとても楽しめる作品に仕上がっている。2巻も楽しみ。
読了日:03月27日 著者:佐々原 史緒
★★★★★★

GOSICKIII  ―ゴシック・青い薔薇の下で― (角川文庫)GOSICKIII ―ゴシック・青い薔薇の下で― (角川文庫)
シリーズで初めて角川版で読んだけど、解説の仰々しさに笑った。本編についてはこれまでの中で一番好きかも。
読了日:03月30日 著者:桜庭 一樹
★★★★

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
読了日:03月31日 著者:森 薫

暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)
面白いだけにもったいない。ファミ通がダメなら他ででも出て欲しいものだけど。
読了日:03月31日 著者:佐々原 史緒
★★★★★★

3月下旬からブログへの感想記事がスパッと無くなってしまった。決して作品がつまらなかったせいではない。書きそびれるとずるずると続いていってしまったという感じだろう。


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