テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
これは素晴らしい。着眼のユニークさ、コミックならではの表現、シュールでありながら誰でも楽しめる、博識であっても小難しくなっていない。こういう作品と出会うと、改めてコミックの幅の広さを思い知らされるなあ。
読了日:04月01日 著者:ヤマザキマリ
とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)
2巻に比べると竜児視点が色濃くて割とフツーな印象に。まあ乳ネタメインだしw
読了日:04月04日 著者:竹宮 ゆゆこ
(★★★)
ラノベ部 (MF文庫J)
「げんしけん」や「生徒会の一存」なんかと同様にオタクの日常系コメディ。短編で構成され四コマ的。かなり空気系っぽいけど、まだそこまで吹っ切れてはない感じかな。
読了日:04月05日 著者:平坂 読
(★★★★★★)
ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)
元ネタ分かったり分からなかったりだけど、ラノベもっと読まないとと思ってしまう性。まああんまり「教養」みたいに思わない方がいいんだろうけどね。
読了日:04月06日 著者:平坂 読
(★★★★★)
ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)
細かな点には色々と不満もあるけれど、おしなべて面白かったシリーズだった。キャラものとしてラノベにこだわらずダラダラと書いてもらってもとは思うが、いかんせん作品の魅力の半分はラノベネタにあったから難しいところか。次はすべからく「僕は友達が少ない」を読むべし、ってことだね。よしんばは・・・どうでもいいやw
読了日:04月07日 著者:平坂 読
(★★★★★)
僕は友達が少ない (MF文庫J)
面白かったが1巻の段階では「ラノベ部」の方が好み。まあラノベ部より著者が楽しんで書いている気配は漂ってくるけど(笑)。
読了日:04月08日 著者:平坂 読
(★★★★★)
よろこびの歌
良質の少女マンガのようというのは小説に対する最上の褒め言葉だが、そこまでは至らないもののページをめくる手が止まらないほどには面白かった。言語化しにくい思いを上手く描いた「No.1」が印象深い。他はやや理に偏りすぎているようにも感じられた。「サンダーロード」は必要?って思ったけど。
読了日:04月10日 著者:宮下 奈都
(★★★★)
とらドラ! 4 (電撃文庫 た 20-6)
アニメでも印象深かったみのりんとの幽霊話や亜美らしさが出てきて、とらドラ!らしい揺らぎが楽しかった。ラノベとしては大河、青春小説としては亜美の造型が秀逸だね。
読了日:04月11日 著者:竹宮 ゆゆこ
(★★★★)
僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)
ラノベ部より過激かつ暴走気味でメリハリもあって面白いが、ラノベ部の空気系に近いノリの良さはなくなっている。夜空の攻めは絶品だけれど、対抗する存在がいないのは気になるところ。また、過激になればなるほどラノベの枠が透けて見えるのが欠点か。
読了日:04月12日 著者:平坂 読
(★★★★★)
イノセント・ゲリラの祝祭
馴染みのキャラクターによって著者の主義主張を語っている作品。ストーリー性は希薄だし、エンターテイメントとして優れているとは言い難い。フィクションとして描くならばもう少しひねりは欲しかった。ただし、医療に対する著者の想いは一貫しているし、頷ける点も多い。でも、「無知は罪」というのも確かに間違いではないが、それは理想に過ぎなかったりもするわけで。
読了日:04月13日 著者:海堂 尊
(★★★)
三匹のおっさん
有川浩を読んでいると幸せな気持ちになる。読むたびにそう思う。ある意味究極のライトノベルって感じ(笑)。
読了日:04月16日 著者:有川 浩
(★★★★★★)
製鉄天使
「赤朽葉家の伝説」では毛毬以降のエピソードはもうひとつこなれていない感じだったが、あえてそこを徹底して描いたことで桜庭一樹らしく仕上がったと思う。直木賞取っても桜庭一樹は桜庭一樹。少女の一瞬の断片を描かせたら流石。フィクションに、荒唐無稽にしないと描けない世界なのだろう。
読了日:04月19日 著者:桜庭 一樹
(★★★★★★)
GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)
「ラノベ部」「僕は友達が少ない」「生徒会の一存」あたりよりも更に一歩踏み込んだ感じだけれど、「空気系」ではない。そこまでいけば画期的だったんだけど・・・。内容については、可もなく不可もなくってあたりかな。
読了日:04月23日 著者:新木 伸
(★★★)
新編 日本語誤用・慣用小辞典 (講談社現代新書)
「まじる」と「まざる」の使い分けが自分の中で出来ていなかったことに気付かされた。知性を疑われるような誤用は戒めなければならないが、正しさだけが基準というわけでもないのが言葉というもの。ともかく、もう少し発言には気を配るようにしなければと思った。
読了日:04月23日 著者:国広 哲弥
(★★★★)
ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
ストーリーはベタだが、MMORPGプレイヤーにとってはその肌触りは格別。生きているうちにこういうゲームを……と思ったが、それはともかく。ライトノベルの枠を超えたと言いたくなるほどの一冊だ。
読了日:04月24日 著者:川原 礫
(★★★★★★★★)
ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)
短編集4話。典型的なストーリーが多いが、「朝霧の少女」はひねりもあって秀逸。他も、ちょっとしたエピソードにMMOっぽさが滲んでいるのが楽しい。
読了日:04月24日 著者:川原 礫
(★★★★★★)
ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
王道のストーリーを著者の力量で読ませている。新展開って失敗しやすいのに繋ぎは上手い。悪役がベタすぎるけど、王道だからそれもありだろう。
読了日:04月24日 著者:川原 礫
(★★★★★★)
咲 -Saki- 7 (ヤングガンガンコミックス)
TVアニメのおさらいって感じになっているけれど、強さのインフレが予想される中でいったいどう進むのかが楽しみ。
読了日:04月25日 著者:小林 立
ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
熱さ、密度、速度いずれもエンターテイメントとして最上の部類で、王道ストーリーをグイグイと引き込んでいく力は素晴らしい。大団円の心地よさも最高。
読了日:04月25日 著者:川原 礫
(★★★★★★★)
彩雲国物語 黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)
過去話3編。キャラクターの厚みはさすが。ただ本編同様重くなりすぎた印象も。面白さは一級品だけど、読み出すまでに気合が必要な感じ。
読了日:04月27日 著者:雪乃 紗衣
(★★★★★)
のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)
青春群像劇としてののだめは終わったけど、音楽をめぐる愉快な人たちとしてののだめが戻ってきた感じ。楽しさは初期の頃に近い。のだめの出番が少ないのが残念だけれど、懐キャラ・新キャラ渾然一体坩堝状態の弾けっぷりは心地よい。
読了日:04月28日 著者:二ノ宮 知子
難民探偵 (100周年書き下ろし)
西尾維新らしさは控えめ。ミステリとしても物足りない。キャラクターも凡庸。テーマ性が前面に出ているけれど、深みは感じない。作風を広げようということなのかもしれないが、成功しているとは言い難い。
読了日:04月30日 著者:西尾 維新
(★★)
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
これは素晴らしい。着眼のユニークさ、コミックならではの表現、シュールでありながら誰でも楽しめる、博識であっても小難しくなっていない。こういう作品と出会うと、改めてコミックの幅の広さを思い知らされるなあ。
読了日:04月01日 著者:ヤマザキマリ
とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)
2巻に比べると竜児視点が色濃くて割とフツーな印象に。まあ乳ネタメインだしw
読了日:04月04日 著者:竹宮 ゆゆこ
(★★★)
ラノベ部 (MF文庫J)
「げんしけん」や「生徒会の一存」なんかと同様にオタクの日常系コメディ。短編で構成され四コマ的。かなり空気系っぽいけど、まだそこまで吹っ切れてはない感じかな。
読了日:04月05日 著者:平坂 読
(★★★★★★)
ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)
元ネタ分かったり分からなかったりだけど、ラノベもっと読まないとと思ってしまう性。まああんまり「教養」みたいに思わない方がいいんだろうけどね。
読了日:04月06日 著者:平坂 読
(★★★★★)
ラノベ部 3 (MF文庫J ひ 2-18)
細かな点には色々と不満もあるけれど、おしなべて面白かったシリーズだった。キャラものとしてラノベにこだわらずダラダラと書いてもらってもとは思うが、いかんせん作品の魅力の半分はラノベネタにあったから難しいところか。次はすべからく「僕は友達が少ない」を読むべし、ってことだね。よしんばは・・・どうでもいいやw
読了日:04月07日 著者:平坂 読
(★★★★★)
僕は友達が少ない (MF文庫J)
面白かったが1巻の段階では「ラノベ部」の方が好み。まあラノベ部より著者が楽しんで書いている気配は漂ってくるけど(笑)。
読了日:04月08日 著者:平坂 読
(★★★★★)
よろこびの歌
良質の少女マンガのようというのは小説に対する最上の褒め言葉だが、そこまでは至らないもののページをめくる手が止まらないほどには面白かった。言語化しにくい思いを上手く描いた「No.1」が印象深い。他はやや理に偏りすぎているようにも感じられた。「サンダーロード」は必要?って思ったけど。
読了日:04月10日 著者:宮下 奈都
(★★★★)
とらドラ! 4 (電撃文庫 た 20-6)
アニメでも印象深かったみのりんとの幽霊話や亜美らしさが出てきて、とらドラ!らしい揺らぎが楽しかった。ラノベとしては大河、青春小説としては亜美の造型が秀逸だね。
読了日:04月11日 著者:竹宮 ゆゆこ
(★★★★)
僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)
ラノベ部より過激かつ暴走気味でメリハリもあって面白いが、ラノベ部の空気系に近いノリの良さはなくなっている。夜空の攻めは絶品だけれど、対抗する存在がいないのは気になるところ。また、過激になればなるほどラノベの枠が透けて見えるのが欠点か。
読了日:04月12日 著者:平坂 読
(★★★★★)
イノセント・ゲリラの祝祭
馴染みのキャラクターによって著者の主義主張を語っている作品。ストーリー性は希薄だし、エンターテイメントとして優れているとは言い難い。フィクションとして描くならばもう少しひねりは欲しかった。ただし、医療に対する著者の想いは一貫しているし、頷ける点も多い。でも、「無知は罪」というのも確かに間違いではないが、それは理想に過ぎなかったりもするわけで。
読了日:04月13日 著者:海堂 尊
(★★★)
三匹のおっさん
有川浩を読んでいると幸せな気持ちになる。読むたびにそう思う。ある意味究極のライトノベルって感じ(笑)。
読了日:04月16日 著者:有川 浩
(★★★★★★)
製鉄天使
「赤朽葉家の伝説」では毛毬以降のエピソードはもうひとつこなれていない感じだったが、あえてそこを徹底して描いたことで桜庭一樹らしく仕上がったと思う。直木賞取っても桜庭一樹は桜庭一樹。少女の一瞬の断片を描かせたら流石。フィクションに、荒唐無稽にしないと描けない世界なのだろう。
読了日:04月19日 著者:桜庭 一樹
(★★★★★★)
GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)
「ラノベ部」「僕は友達が少ない」「生徒会の一存」あたりよりも更に一歩踏み込んだ感じだけれど、「空気系」ではない。そこまでいけば画期的だったんだけど・・・。内容については、可もなく不可もなくってあたりかな。
読了日:04月23日 著者:新木 伸
(★★★)
新編 日本語誤用・慣用小辞典 (講談社現代新書)
「まじる」と「まざる」の使い分けが自分の中で出来ていなかったことに気付かされた。知性を疑われるような誤用は戒めなければならないが、正しさだけが基準というわけでもないのが言葉というもの。ともかく、もう少し発言には気を配るようにしなければと思った。
読了日:04月23日 著者:国広 哲弥
(★★★★)
ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)
ストーリーはベタだが、MMORPGプレイヤーにとってはその肌触りは格別。生きているうちにこういうゲームを……と思ったが、それはともかく。ライトノベルの枠を超えたと言いたくなるほどの一冊だ。
読了日:04月24日 著者:川原 礫
(★★★★★★★★)
ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)
短編集4話。典型的なストーリーが多いが、「朝霧の少女」はひねりもあって秀逸。他も、ちょっとしたエピソードにMMOっぽさが滲んでいるのが楽しい。
読了日:04月24日 著者:川原 礫
(★★★★★★)
ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
王道のストーリーを著者の力量で読ませている。新展開って失敗しやすいのに繋ぎは上手い。悪役がベタすぎるけど、王道だからそれもありだろう。
読了日:04月24日 著者:川原 礫
(★★★★★★)
咲 -Saki- 7 (ヤングガンガンコミックス)
TVアニメのおさらいって感じになっているけれど、強さのインフレが予想される中でいったいどう進むのかが楽しみ。
読了日:04月25日 著者:小林 立
ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
熱さ、密度、速度いずれもエンターテイメントとして最上の部類で、王道ストーリーをグイグイと引き込んでいく力は素晴らしい。大団円の心地よさも最高。
読了日:04月25日 著者:川原 礫
(★★★★★★★)
彩雲国物語 黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)
過去話3編。キャラクターの厚みはさすが。ただ本編同様重くなりすぎた印象も。面白さは一級品だけど、読み出すまでに気合が必要な感じ。
読了日:04月27日 著者:雪乃 紗衣
(★★★★★)
のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)
青春群像劇としてののだめは終わったけど、音楽をめぐる愉快な人たちとしてののだめが戻ってきた感じ。楽しさは初期の頃に近い。のだめの出番が少ないのが残念だけれど、懐キャラ・新キャラ渾然一体坩堝状態の弾けっぷりは心地よい。
読了日:04月28日 著者:二ノ宮 知子
難民探偵 (100周年書き下ろし)
西尾維新らしさは控えめ。ミステリとしても物足りない。キャラクターも凡庸。テーマ性が前面に出ているけれど、深みは感じない。作風を広げようということなのかもしれないが、成功しているとは言い難い。
読了日:04月30日 著者:西尾 維新
(★★)
平坂読と川原礫に手を出した4月。日常系+萌え+ギャグ+ラブコメというゼロ年代後半に人気を博した流れの完成形とも言える『僕は友達が少ない』。一方、古くからのライトノベルの王道であるファンタジー系アクションの最新形である『ソードアート・オンライン』。男性向けライトノベルの今を知りたいならこの2作品を読めば「幅」が理解できるのではと思う。この両作品についてはいずれ記事として語ってみたい。
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