外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

花の49年組

2010-09-17 18:42:52 | 大学野球
東京六大学野球で「花の49年組」といえば、江川・金光・袴田・植松・島本・木原・徳永・楠原・佃ら、甲子園のスター選手をズラリと揃えた、法政の昭和49年入学組を指します。

ただ、我らが早稲田の昭和49年入学組も粒揃いで、まとまりの良い学年でした。

この学年からは、既にマックス佐藤さんを監督として送り出していますが、次期監督の岡村猛さんも同期。
監督を二人も輩出する学年なのですから、こちらも「花の49年組」と称してもよいでしょう。

この学年の野球部員の皆さんは、「関白さん」こと、石井藤吉郎監督の下で野球をやろうと早稲田に入ってきた途端に、石山建一さんが監督に就任。
「ありゃっ、こんなはずでは」と思っているうちに、いきなりチームは大学選手権で優勝して日本一。
「これからは、順風満帆かも」と思ったら、江川を擁する法政に、三年生・四年生の二年間はとことん痛めつけられる。
でも青年監督・石山さんの下で抜群の結束を示すという、ドラマチックな四年間を過ごされました。

私が見る限り、卒業後のまとまりの良さは歴代で屈指です。


ここ数年、東伏見や沖縄キャンプでは、広岡さんと徳武さんの重鎮お二人が熱心に指導されてくださっています。
日本野球界のトップレベルの指導を手弁当でやってくださるのですから、言葉にならないくらい、とても有難いことです。

ただ、若手のOBの皆さんにとっては、なかなか敷居が高くなってしまったというか、重鎮を差し置いて指導にあたるのは畏れ多いというような雰囲気もあったような気もします。

これは、斎藤投手の周囲に妙な雑音が生じないようにと応武さんが配慮したためでもあるのですが、その副作用として、限られた人だけがグラウンドにおいでになるという、早稲田らしからぬ、やや閉鎖的な雰囲気を感じた場面もありました。

来年度からは、まとまりの良い49年組を中心に、様々なポジションの専門家であるOBの皆さんがコーチに来てくださる予感があります。

応武監督の方針で、岡村さんが秋季リーグ戦のベンチに入ることはなさそうなだけに、いざ新体制スタートという時には、同世代のOBの皆さんのサポートを大いに期待したいところです。

さて、冒頭の写真は、1976年に早大野球部が沖縄遠征した時の花の49年組。

当時の学生にとって、沖縄旅行といえば、外国に旅行するのと同じくらいの憧れで、高嶺の花でした。

この写真からも、すっかりハイテンションとなっている部員たちの様子が伝わってきますね。
日焼けした顔とアロハシャツがあまりにもフィットしていて、「いったい何処の南の国から来た人たちだろう?」という感じすらします。
(*^_^*)

写真の後列左から、佐藤(一塁手、天理)、難波(投手、四條畷)、山倉(捕手、東邦)、白鳥(外野手、静岡)
前列に岡村(内野手、佐賀西)という、私の1学年先輩の方々です。

この写真が載った週べ増刊号をめくり、「ああ、野球部は沖縄に遠征できて、羨ましいなあ」と、マリモ・ランチを頬張りながらボヤいている、二十歳の私でありました。
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