私の学生時代

私が現役学生の頃、大学界隈の麻雀荘は大切な存在でした。

携帯電話も、メールも、コンビニも存在していない時代。
麻雀荘は、私たち早大生の生活の中で、とても貴重な情報交換の場所であり、伝言板であり、そして身近な食堂でもありました。
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私が、就職活動を始めた頃、麻雀荘でのヒトコマです。

「初任給が安いのに、なぜ銀行は人気があるんですかねぇ？」と私。
「銀行はボーナスが良いらしいよ」と大学院生の先輩。

「家族に訊いたら、銀行は午後三時にシャッターが降りるから、楽なのではないかと母親が言っていましたけど」
「そのシャッターが閉まってからが、銀行は大変らしいよ。残業が多いと。」
「へぇ～、そうなんですか」

「ayくんは、銀行志望なの？」
「クラスメイトに誘われて一緒に面接を受けたら、内定しちゃったんです。でも、それはそれとして、ベースボールマガジン社を受けるつもりです。」
「ふ～ん、銀行でいいんじゃないの？もう受かったんだから」

「僕みたいに四年間遊びまくった人間が銀行でお役にたてると思えないんですが？」
「こいつは使えそうだと、銀行の人が思ってくれたんだろ。その判断を信じてみたらいいじゃないか。」
「でも、高校を卒業した頃よりも脳ミソは劣化していますよ、間違いなく」
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こんな低次元の認識しか持たなかった私が、それから三十年以上、金融の世界で生きてきたのですから、人生は分からないものです。
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法政の金光監督が、大学ジャパンの監督を務めるそうです。
金光さんは、選手/主将として高校・大学・社会人で日本一に輝きました。
そして、監督としても、法政を日本一に導きました。

金光さんは、大学ジャパンを戦う集団に、勝ちに拘る集団にしてくれると思います。