外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

拓殖大学に勝利

2015-04-01 20:45:56 | 大学野球
拓殖大学とのオープン戦は、3対1で早稲田の勝利でした。
9回に1点を失い完封を逃したことは残念ですが、これで沖縄キャンプから続いている大学相手での無敗を守ることができました。

ここまできたら、無敗のままリーグ戦開幕を迎えて欲しいですね。

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かねてより検討されていた神宮球場の建て替えが、いよいよ動き始めます。
NHKニュース

新しい球場は、隣接する秩父宮ラグビー場の敷地(戦前は女子学習院)に建てられ、それが完成してから現球場を取り壊すので、野球シーズンにブランクは生じません。
東京ドームやヤンキース・スダジアムなどでも採用された方式です。

せっかく巨費を投じるのですから、神宮外苑にふさわしい端正な球場ができるといいですね。
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「アスペクト・イン・ジャズ」(Aspect in Jazz)という本を買いました。

「アスペクト・イン・ジャズ」は、1973年(昭和48年)から1979年(昭和54年)まで、FM東京で放送されたジャズ専門の番組です。
ちょうど私が高校3年生の時から大学卒業の年までの放送で、ジャズ史に残る名盤から話題の最新アルバムまでを取り上げて、ジャズ評論家の油井正一さんが丁寧に解説するという趣向でした。

当時、外苑前の「札幌や」の醤油ラーメンが一杯150円という時代でしたが、LPレコードは国内盤で1枚2千円、輸入盤では2,800円ぐらい。
音楽を聴くことは、とても お金がかかったのです。
そんな時代のFM放送「アスペクト・イン・ジャズ」は、高価なレコードをなかなか買えない貧乏学生たちにとって、実に貴重な存在でした。

そんな思い出の番組のダイジェストが書籍となっていることを知り、さっそく購入したのです。



読みかけたばかりですが、二つの思いが湧いてきました。

まず、懐かしさ。
この番組や専門誌「スイング・ジャーナル」で知識を仕込んで、仲間たちとジャズ談義に花を咲かせるのが、当時の楽しみでした。
付録のCDでは、油井正一さんの語り口が甦ります。

そして、現在のジャズ界への一抹の寂しさも。
1970年代までは、マイルス・デイビス、ギル・エバンス、キース・ジャレットらが新しいアルバムを発表するたびに、さらに新しいジャズ・シーンが切り拓かれていくという実感がありました。
そんな共通認識のある時代だったからこそ、「アスペクト・イン・ジャズ」(ジャズの局面)という番組タイトルが輝き、毎週 新しい発見を予感しながら、皆が耳を傾けました。

現代のジャズ界、たしかに演奏技量の高いプレイヤーは次々に登場します。しかし、エリントンやモンクのように後世に残る名曲を次々に生み出す者、あるいはマイルスやコルトレーンのように既成概念を書き換えてしまう革新者は見当たりません。
現在は、音楽大学にジャズを学ぶ学科ができて1つの音楽ジャンルとして楽理も演奏手法も確立しましたが、そこに こじんまり収まってしまっている感じです。
それはそれで収まりは良いのですが、壁をぶち破り論争を巻き起こすような新しいアルバムが生まれてこない状況は、かつての熱気を知る世代にとって物足りないというのが正直な気持ちであります。


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