YouTubeで、昭和5年(1930年)の東京市街地を紹介する画像を見つけました。
写真集の形式で、都内の名所を案内していまして、神田の学生街、東京帝大、早稲田大学、そして早慶戦の写真も登場しますので、ご覧になってみてください。
昭和5年の新東京見物
私が驚いたのは、大正12年(1923年)に、関東大震災で甚大な被害を受けた東京が、その僅か7年後に見事に復興していることです。
この写真集に「新東京」とタイトルが付けられているのは、震災後に生まれ変わった東京を見てくださいという思いの表れでしょう。
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もっとも、関東大震災の震源地は神奈川県相模湾沖80kmで、都心直下型地震ではありませんでした。
もし、関東大震災の震源地がもっと都心に近かったならば、復興は困難を極め、この新東京案内の昭和5年の作成もなかったでしょうし、その後の日中戦争や日米開戦に関する政治判断にも影響が及んだのではないでしょうか。
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もし、話題になっている首都圏直下型地震あるいは東海地震が現在の東京や東海地方を襲ったら、日本の財政と経済は大打撃を受けます。
国債も、円も、株式市場も暴落するでしょう。
そして、その後には、復興予算を捻出するための大増税が不可避です。
というわけで、アベノミクスに好感して強気の国内投資家が増えている昨今ですが、天変地異のリスクを決して忘れてはなりません。
例えば、円安で急速に業績が回復する製造業ですが、海外から国内に製造拠点を戻すことにはかなり慎重です。
その理由は「グローバル戦略」だとメディアでは説明されるわけですが、この地震リスクへの備えも産業界は考慮しています。
個人投資家の皆さんにアドバイスします。
国債や円の大暴落リスクが常に存在することを念頭において、通貨、商品、そして金融機関を分散することが大切。
不動産投資の場合は、一地域への資産集中を避けることです。
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こんなことを、すぐに考えてしまうのですから、銀行マン思考から私が抜け出すには、まだ時間がかかりそうです。
(∩_∩;)P
5月6日は祝日ですが、大学の授業は今日から始まりました
今週から来週にかけて、課題の研究発表の当番が立て続けに回ってくるので、気合いを入れて頑張らなくては!