外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

週べ今週号

2011-07-05 20:55:30 | 大学野球
週刊ベースボール今週号では、千葉ロッテ・マリーンズで先発ローテーションの一角を担う大谷智久投手(報徳学園-早大-トヨタ)のピッチングの連続写真を、阿波野さんが解説されているカラー2ページに注目しました。

大谷くんの投球フォームは、アマチュア時代から、素人の私の目から見て完璧そのものでした。

プロ入りして、一段と逞しさを増した身体を十分に制御している現在の彼の投球を、阿波野さんも高く評価されていますが、「意地悪な言い方をすれば、まとまり過ぎている」とも。

阿波野さんは、精密な制球力、緩急、打者との間合いなどを更に研究することで投球の幅を広げることができるはずと、アドバイスをくださっています。

クレバーで向上心の強い大谷くんのことですから、きっと阿波野さんの期待に応えるように頑張ってくれることでしょう。

何歳になっても丸刈り頭の良く似合う、大谷くんの一段の飛躍に期待いたしましょう。

一昨年の甲子園のオール早慶戦で見た、大谷くんのWASEDAのユニフォーム姿が、懐かしく思い出されます。
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また、今週号の特集は遊撃手です。

現役や過去の名遊撃手の紹介記事では、小坂誠、松井稼頭央、中島、久慈らの名前が挙がっています。

ちなみに、私の中での名遊撃手は、広岡達朗さん、田中伸樹さん、そして中屋恵久男さんの早大OB3人です。
(;^_^A
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なぜ「ショート・ストップ」と呼ばれるようになったかという説明記事もありました。
実は、私も全く知りませんでした。

その記事によれば、次の通りです。

1830年ごろの野球は、1チーム11人だったそうです。
投手と捕手に、内野手5人。
(一塁、二塁、三塁、そして1・2塁間と2・3塁間に1人ずつの内野手)
そして、外野に4人。

塁間を守るポジションは、「打球を短い距離で止める役割の選手」という意味で、ショート・ストップ、あるいはショート・フィールダーと呼ばれたそうです。

そして、1845年頃に、現在の9人制が登場しました。
その時に、外野が4人から3人に、内野が5人から4人に減りました。
ただし、2・3塁間の内野手1人が引き続き配置され、「ショート・ストップ」という呼称も残ったのだそうです。

日本では、ショート・ストップを遊撃手と呼びます。

これは、明治時代の教師、中馬庚(ちゅうま・かのえ)が、ショート・ストップの俊敏な動きを見て
「戦列で状況を見て待機し、あちらこちらを動き回って守備を固める(軍隊の)遊軍のようだ」と感嘆して、遊撃手と訳したのが語源だそうです。

いつの時代も、豊かな感性の持ち主がいます。
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ある高校野球指導者がおっしゃったそうです。
「試合前のノックを見れば、相手の練習量や実力は分かる。特にショートを観察すれば」

強いチームには良いショート・ストップがいる。
ショートを守る選手は、そのチームの実力を映しだす鏡のような、選ばれし誇り高い存在ということですね。

週べ今週号は、勉強になりました。
Comments (2)
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