ミントティータイム

さあ今日もお茶にしませんか?お茶菓子は、遠景の山並みが美しい鳩山町の小さな自然です。

毎朝、ガビチョウ(画眉鳥)が唄う

2013-06-29 13:22:45 | 庭--生き物

ひと月ほど前から、早朝の静寂を裂くような高音のさえずりを聞かせてくれる鳥がいる。
とても気にかかっていて調べたいけど、姿がなかなかわからない。
何度か目にしている断片的な情報を整理してみると、
ツグミくらいの大きさ、体色は茶褐色で、尾がやや長く
動作は素早く、つがい(?)で高い木を飛び渡って移動、地上近くまで降下したりもする。
そして何といっても特徴的なのは、大音量で長く唄うように鳴く「さえずり」だ。

その「さえずり」のためのお気に入りの場所(ソングポストというようだ)は、
隣家の高い柿の木で、このひと月ほど、毎朝ソングパーティが開かれているようなにぎやかさ。
お隣の物知りの奥さんに「毎朝にぎやかね、なんていう鳥なの?」と聞いたが、
「知らな~い、耳元で鳴かれているようよ(笑) 眠いのに困るわねぇ」
ふふっ、私は早起きだから気にならないけど、もう少し静かに寝ていたい時間だと思うよ。

で、昨日ついにその姿を撮ったのです!






柿の葉っぱでところどころしか写ってない写真ばかりだったけど、目で分かった。

ガビチョウ(画眉鳥)だ。
中国からの帰化鳥で名前の画眉鳥の由来は、目の周りにある眉状の模様から来ている。
中国では非常にポピュラーな飼い鳥で、さえずりを楽しむ人に飼われており、鳴き合わせ会もあったりするそうだ。
ペットで飼われていたガビチョウが、逃げたか放されたかで野生化してしまい、いまや外来生物法で特定外来生物に指定されてしまい、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっているとあった。

あぁーん、そんなに悪い奴には見えないけどな。残念なインフォメーションになってしまったかな?


つばめの巣立ち

2013-06-28 15:00:58 | 庭--生き物



昨日は、野暮用で午後7時前に帰宅した。
夏至の時期の午後7時は、外仕事もできるほどまだまだ明るいんだなと、車からせっせと荷卸しをしていると、騒がしく鳴く鳥の鳴き声がした。
近いな! 見上げると、隣の遊歩道の百日紅の木にツバメの雛が三羽ほど止まっていて、必死な声で鳴き合っている。 すると、親鳥が素早い飛び方で雛の頭上すれすれに飛んで、なんだか雛をあおっているような行動に見える。



雛たちは、親鳥にしきりに甘えたような、すがる様な鳴き声で訴えかけている。
近くの木に止まって、しばらくは見守っていた親鳥は、やがて何処かへ飛んで行ってしまった。

んっ? 巣立ちの儀式なんだろうか? 
静かになった三羽は、百日紅の枝先で夜の風にゆらゆら揺られながらじっと耐えているようだった。







翌朝寝起きで見に行ったら、三羽とも無事に枝先に止まっている。やれやれ良かった~と、安心してちょっと目を離したが、その間に飛び立ったようだ。午前4時半だった。

親鳥が迎えに来たんだろうか? 
巣立ちのシーンを見られなかったのは残念だったなぁ。
今でも、落ちないようにしっかりと枝につかまっていた雛ツバメの残像が消えないでいる。


シジミ蝶とシャク蛾

2013-06-24 14:22:51 | 昆虫



久しぶりに爽やかな日差しが戻ってきた日曜日。
たっぷりと降った雨で草木がうるおい、開花した花の香りに虫たちが集まる。
”生き物”を見かけると、急いでカメラを取りに戻るが、被写体がのんびりと待ってくれていることはめったになく、徒労に終わることが多い。でも、この小さなシジミチョウの仲間は、カメラをぐーんと近づけても逃げない。
タイムの花の蜜を吸う2匹の蝶は、ベニシジミとヤマトシジミ…だと思う。
大きさもかわいいし、色合いもきれいだ。

今朝5時前、外に出て最初に見た生き物は、鮮やかな模様の蛾。
ウメエダシャク[梅枝尺]という名で、幼虫はシャクトリムシ[尺取虫]、梅の木を好んで食害する害虫だという。それにしてもコントラストの強い蛾だ。




反対に単色で地味ぎみの蛾も。少し前に、オレガノの葉の上にいた真っ白な蛾。同じくシャクガ科のアオシャクの成虫かしら?

 

ギボウシ(ハルシオン)

2013-06-18 22:10:08 | わが家の庭



ギボウシ(ハルシオン)の花が咲いている。
葉を楽しむ植物として好まれるギボウシは日陰で美しく育つ性質があるけど、
我が家では日当たりのよい場所に配置してある。
日陰になる場所が少ない・・・のだ。

このギボウシ、冬には地上部分の葉は枯れて、跡形もない。
地中の根で越冬して、春になるとにょきにょきと葉が出てくる。
その勢いのある時期の葉が一番きれいだ。
↓は、5月18日のハルシオン。



日向で育つギボウシの葉の日焼けは、初夏の強い日差しから、すでに始まっている。
昨年はかわいそうなほど痛んで後悔したから、今年は日陰を探して避難させてあげようと思っている。

無い物ねだりだと思うけど、夏に大きな木の木陰ができるような庭にあこがれるなぁ。
そしたら、このハルシオン(春紫苑)を地植えにして大きく美しく育てたいな~、
他にもいろんな種類の葉を楽しむ植物なんかを、バランス良く植えたら素敵でしょうね。

ジューンベリー

2013-06-15 18:51:40 | わが家の庭


緑の葉の間に見え隠れするジューンベリーの赤い実を、雨上がりに摘んだ。
まだ若い木だから、すべての収穫量なんて両掌にふんわり乗るくらいの量だ。
充分に日差しを浴びながらしっかり熟したんだね~茶巾寿司みたいに愛嬌のある形をした実が、実に甘い。
さてさて、甘いけどちょびっとしかない赤い実、何にしようかな?




イエロー・クイーン・エリザベス

2013-06-07 18:50:29 | 庭--バラ





外から帰って門扉を入ると、一列に並んだバラの鉢植えが迎えてくれる。
きょうは、他のバラに比べて遅咲きのイエロー・クイーン・エリザベスが主役だ。
華やかな黄色の大輪のバラで、蕾もたくさん見える。

割と多くの人が「絵に描くバラ」のカタチをしているんじゃないかしら?
オーソドックスな姿、クラシックな黄色の濃淡がいい。
丈夫で美しいから、凛としている姿もステキだ。

美しいうちに花を摘む~株に負担をかけないように。
よく見ると、ちいさな虫が付いていたから・・・しばらく外にね。





アゲハチョウ、産卵の舞

2013-06-06 14:08:32 | 庭--バラ

しばらく雨が降ってないのに、初夏の日差しで庭の植物がカラカラだ。
まとまった雨が欲しいなぁ~しばらくは無さそうだと、今朝は庭にホースで水を撒いた。

午後、薄曇りの庭、アゲハが休む間もなく青葉の間を舞っているのが見えた。
柑橘の木の葉におしりをくっつけて、どうも瞬時に卵を産み付けているようだ。

 

あちこちの木々に同じ動作を繰り返している。凄いぞ!このペースでアゲハの幼虫が出現したら、至るところ葉っぱが食べつくされてしまうと、思うくらい。

ぞっとするほど大きくなった緑色のアゲハの幼虫を思い出してしまった。
さらにリアルな感覚がよみがえったのは、捨てようと、枝で箸を作ってつまんだ時の触感と重量だ。・・・ぐあぁ~ん!



ピンクのハルジオン [春紫苑]

2013-06-01 05:42:19 | 近隣の自然


ピンクのハルジオンが
秩父から群馬県に抜ける峠の脇の林道に咲いていた。
地図によると標高700mほどの高原だ。
なぜかこの花だけ撮っていて、周りの風景のショットはないのは
たぶん平凡な風景だったからだと思う。

それにしても、昔から見慣れた花だ。
春になると至るところで見つけられた、花というよりは雑草。
幼い頃は、その形から「目玉焼き」と呼んで遊んでいたのが懐かしい。
ピンクのハルジオンではちょっと違うけどね。