朝散歩

10月から朝のウォーキングを始めた。ウォーキングといっても、朝の清浄な空気を呼吸しながらの散歩くらいの位置付けだ。歩き始めて30分たったらUターンして帰ってくるから、ほとんど正確に1時間ほどの体慣らし程度かな。今朝のような小雨なら、雨の日だって歩く。決めたから。

ニュータウン（団地）内を、できるだけ同じ道を通らないようにくるくると通り抜けて歩くようにしていると、普段通らない道や初めて知った公園など、ご近所のことを知らないことに気づかされる。朝の子供たちの登校の様子や、日中は閑散としているバス通りも、通勤の人々でにぎやかな時間があることなども見えたりする。

連なった家々の佇まいもそれぞれ個性があり、これも面白い。真っ直ぐ前を向いて歩きつつ、目はしっかりと家の形やら庭の景観やらを見つめているのだ。原則として立ち止まることはしないが、時にはじっくり見ていたいと思うような雰囲気のある外観の家などもある。

家並みから少し外れて歩くのも楽しい。切り通しが現れたり、せせらぎの音が聞こえたり、時には「マムシに注意」と書かれた看板が立っていたりして、山を切り開いた名残が見えるようだ。
地形の凸凹を想像しながら散歩するのも、なかなかいいね。





でも一番好きなのは、木立の上に広がる空を眺めたり、流れる雲を見ながら、ゆっくりと歩くことだ。

ヒメフウロソウ（ 姫風露草 ）

今年の春、秩父で買ったヒメフウロソウの花
春から秋の半年もの間、途切れることなく可憐な花を見せてくれていたが
日に日に花の数が減ってきている。そろそろ花期も終わりかしらね。

▽8月30日のヒメフウロソウ



買い求めたときは小さなポットに入っていて、可憐な花がポツンと咲いた山野草の趣だった。
葉も薄く、こんもりと茂るようすもなく、たんたんと蕾を付けて花を咲かせる。
真夏の日差しを受けてもしっかりしていたから、繊細に見えても強い植物なんだろうなと思っていたら
耐寒性も強く、常緑で越冬するのでウインターガーデンの素材にもなるようだ。

草丈が低く、根が浅く横に広がっていく性質なので
鉢植えよりも庭植えにして、風景として楽しんだほうがいいんだろうな。
来週にでも株分けして庭に植えてみようと思う。