昨日は、野暮用で午後7時前に帰宅した。
夏至の時期の午後7時は、外仕事もできるほどまだまだ明るいんだなと、車からせっせと荷卸しをしていると、騒がしく鳴く鳥の鳴き声がした。
近いな! 見上げると、隣の遊歩道の百日紅の木にツバメの雛が三羽ほど止まっていて、必死な声で鳴き合っている。 すると、親鳥が素早い飛び方で雛の頭上すれすれに飛んで、なんだか雛をあおっているような行動に見える。
雛たちは、親鳥にしきりに甘えたような、すがる様な鳴き声で訴えかけている。
近くの木に止まって、しばらくは見守っていた親鳥は、やがて何処かへ飛んで行ってしまった。
んっ? 巣立ちの儀式なんだろうか?
静かになった三羽は、百日紅の枝先で夜の風にゆらゆら揺られながらじっと耐えているようだった。
翌朝寝起きで見に行ったら、三羽とも無事に枝先に止まっている。やれやれ良かった~と、安心してちょっと目を離したが、その間に飛び立ったようだ。午前4時半だった。
親鳥が迎えに来たんだろうか?
巣立ちのシーンを見られなかったのは残念だったなぁ。
今でも、落ちないようにしっかりと枝につかまっていた雛ツバメの残像が消えないでいる。