ミントティータイム

さあ今日もお茶にしませんか?お茶菓子は、遠景の山並みが美しい鳩山町の小さな自然です。

蝶のような色彩を持つ蛾に出会う

2016-06-15 19:04:51 | 昆虫
梅雨の晴れ間となった土曜日、群馬県谷川岳方面に向かっていた。
ロープウェイで天神平まで行こうとしていたら
どうも6月末まで点検整備のため運休中ということで、残念ながらUターンすることになった。

それならば川に降りてみようと、登山口を見つけた。
森の木々の緑は最高潮で、そよぐ葉が陽光に映えてとてつもなく美しい
と、こちらに向かって飛翔する蝶が見えた。

「わー、珍しい蝶」と追いかけて撮った2匹の蝶。

帰ってから調べてみても見つからず
「あーそうか! 蛾なんだ」
昼行性の蛾は、蝶のような色彩を持つものがあるようです。





最初の蛾は、キンモンガ(アゲハモドキ科)白紋型
黒地に白い紋がクリアで、森の中でとても目立っていた。
低山地から山地にかけて生息、通常は白地部分が黄色の紋のために
「金紋蛾」という名前の由来だそうだ。



すぐ後から飛んできたのは、ヒトツメカギバ(カギバガ科)
はっとするような美しい白い翅だった。
薄茶色の独特な目玉模様が特徴的で、上品で柔らかな印象。



鳥が鳴く、気配はするが姿が見えない。

山はいいな~いろんな生き物が住んでいて、とてもにぎやかだ。


ジャーマンカモミールとベニシジミ

2016-05-10 18:09:22 | 昆虫







キク科のジャーマンカモミールの花が咲いている場所は
庭にスポットライトが当たったかのように明るい。
傍にいると、ほんわかと幸せな気持ちになって和みます。

カモミールの花は、リンゴに似た甘い香りがあって
摘んで干した乾燥花から作るカモミールティは
甘く良い香りがして、とてもおいしい。
薬草としての効用もいろいろあるらしいけど、特には安眠効果だね。

この乾燥花、簡単に作れるので、去年も作って嵌っています。
例えると、自然の大地の息吹のような大らかな香り。
今年も作りますよ。早く晴れないかなぁ。








吸蜜するベニシジミ(4月29日撮影)、羽が傷んでる。


そういえばカモミールってコンパニオンプランツだそう。
害虫予防に加え、近くに生えている植物を健康にする働きがあるんだって。

ヒオドシチョウ(緋縅蝶)

2016-04-06 14:46:49 | 昆虫



鳩山町「石坂の森」の見晴らしの丘で、
オレンジに黒の紋がまだらのタテハチョウと出会った。
なんだか人懐っこい蝶で、歩く私たちの前や後ろを
行ったり来たりしながら飛び回っていて、
どうも遊ばれているように思えた。

止まって羽を閉じている時は、
枯れ木や枯葉と同化した保護色になる。



羽を開くと表の色がオレンジ色で、黒い模様が点々と鮮やかだった。



早速調べてみたら「ヒオドシチョウ」という名の蝶であるようだ。
戦国時代の武具「緋縅(ひ おどし)」から来ていて
鎧(よろい)に似ていることから名付けられたようだ。と、あった。

「ヒオドシチョウは、
日本ではおもにニレ科のエノキやケヤキなどを食樹として
年1回、初夏にのみ成虫が発生する」とある。

ということは、冬を越した成虫なんだろうな。
羽が傷んでいますものね。
うーん、君たちの一生も長いんだね。

青いシジミチョウ

2015-11-16 19:37:39 | 昆虫

週末は雨予報だったけど、日曜日のお昼ぐらいからしっかりした日差しが出てきた。
強い陽は、雨で湿っていた大地の湿気を吹き飛ばすほどの勢いだった。
持て余していたからね、さっそく外に出た。10月中旬の陽気だそうで快適だ。

ふらふらと小川町下里付近まで槻川沿いを行く。なんだか人出が多い。みんな待ってたんだね雨が上がるのを・・・
土手を歩く。気持ちいいねぇ~湿った草むらをどんどん歩く。運動靴が濡れるけど気にしないよ。
タンポポが咲いてる。西洋タンポポかな? トンボもバッタも蝶々も、晴れたからみーんな嬉しそうに見える。というか忙しそうだ。







そして、初めてみるきれいなブルーのシジミ蝶がいた。




ヤマトシジミ(大和小灰)のようだけど、、、断定はできないですね。今まで数多く名前を言いきって失敗しているから....

翅の表が美しい青色なので、オスのようだけど、夏型と秋型では翅の色合いが変化するともあるし、
別の見分け方としては、腹部がほっそりしているのがオスで、太くて先(交尾器)が、とがっているのがメスであるという情報もあった。
で、この個体はメスかなと思ったのですが、、、どうでしょうか?

きょうは月曜日で図書館はお休みなので、明日行って調べてみます~♪

宮古島の蝶 クロツバメ、スジグロカバマダラ

2015-09-30 18:26:06 | 昆虫

宮古島に滞在したのは、9月13日から16日の4日間。
そのうちの一日は曇り空だったので、宮古島総合博物館に出かけたが、その庭園に黒い蝶がたくさん飛び交っているのを見た。
飛んでいる姿が美しい。よく見ると、後ろ羽根の真ん中の翅が青く光っている。なんだか不思議な光景だった。










宮古新報という宮古島のネットニュースで「まるで黒い花畑、クロツバメが大発生」(9/25)というニュースになっていた。
この記事で、この蝶の名がクロツバメだと知ったわけです。
もしかしたら蛾かもしれないと思ってたけど、クロツバメはチョウ目、マダラガ科の蝶だった。
琉球列島,台湾,中国南部,東南アジアに広く分布しているとある。



海岸へ抜ける細い藪道で、タテハチョウ科の蝶を見かけたが、なかなか止まってくれない。
黒っぽい同種らしき蝶もそよそよと飛んでいるが追いかけると消えてしまう。消えたと思うとまた現れる。気まぐれだ。




スジグロカバマダラだ。
宮古島以南の南西諸島に分布。伊良部島の牧山展望台の森でも見かけた。普通にいる蝶らしい。



そして、来間島の竜宮城展望台で見たのは翅を痛めたシジミチョウ。



大平山(嵐山町)でアサギマダラを見る

2015-05-20 11:01:10 | 昆虫



嵐山町の太平山を散策中に出会った蝶。急いでカメラで追いかける。白地に黒と赤茶の鮮やかな模様の翅を広げて、ひらりとゆるやかに飛ぶ蝶は、初めてみる種類だ。(↑写真の真ん中、小さいけど見えますか?)
やがて藪の中の木立の枝に「立て羽」で止まった。やや急斜面であったし、側道の若葉にはもぞもぞと黒や緑の毛虫たちが何だか多く見られたし、こりゃ近づけそうもないわと撮影は夫に頼んだ。お願いして頼んだんだけど、急いでね!そーっとね!とせかして撮ってもらったので、ややブレているのがちょっと残念。



家に帰って調べたらアサギマダラ(タテハチョウ科)がヒット。多分間違いはないと思うけど、、、人気の蝶であるとあった。
でもこの蝶の種類は体内に毒を持っていて、一度食べた鳥は食中毒症状を起こし二度とは食べないとありました。なので鳥に食べられないように、この蝶の姿をまねる(擬態)蝶がいるんだそうです。常に命の危険に晒されている自然界ではよく聞く話ですね。

クロ、シロ、キイロの蝶&鳥

2014-05-06 19:29:57 | 昆虫



花が咲き、鳥が歌い、蝶が飛びかう良い季節になりました。
・・・上の写真の中に鳥がいます!ちょっと見にくいですね、わかりますか?

後半のGWは、いつものように都幾川の河原で焚火です。
以前はBQQをしてエネルギッシュに飲んだり食べたりしたけど、最近はおとなしくなりましたねぇ~
火を起こしてお湯を沸かしてコーヒーとスイーツなどを楽しみます、のんびりと。

下の写真は、そんな昼下がりに出逢ったクロアゲハ、モンシロチョウ スジグロシロチョウ、キチョウの蝶たち。







そして、頭上高くに現れたのはコゲラ(*最初の写真に写っている鳥です)。
英名では"Japanese Pygmy Woodpecker"。我が家の庭にも来ますよ~キツツキです。



春になって木々の葉が茂り、見通しが悪くなって鳥の姿を見つけることが難しくなった。
でも、ふと鳥の気配を感じて目を凝らす瞬間は楽しいよね。何かな?とワクワクしちゃう。

ホリカワクシヒゲガガンボ [堀川櫛鬚大蚊]

2013-07-03 19:19:06 | 昆虫



最初に見たときは、蝶かな?蛾かな?って一瞬思った。
でも、翅(羽)の模様が、黄色と黒の縞に見える。
もしかして、蜂かしら? でも確か、蜂の翅は4枚だから違うな。さてさて、なんだろう?

それにしてもずいぶん大きい、足まで入れると体長5cmほどもあるし、姿も派手だ。

虫は大嫌いだ! けど、ちょっと変わった昆虫だとか、見慣れない風袋の生き物に出会うとけっこうワクワクする。何なんだろう?って知りたい願望が出てくるんだ。だから、虫の実物は嫌いだけど、めずらしい虫などには敏感に反応しちゃう!

調べたら、どうもカトンボ、アシナガトンボなどと呼ばれたりするガガンボ(大蚊)の仲間であるようだ。
さらに調べたら、ホリカワクシヒゲガガンボ(堀川櫛鬚大蚊)という、長い名前のガガンボに辿り着いた。
蚊の種類であるが、人を刺したり吸血したりすることは無い、非戦闘的な蚊。
名前にある「櫛」とは、雄の触角が櫛状になっていることから付いたようで、写真のガガンボはツルッとしているからどうも雌だと思う。

6月30日、埼玉県南部にある和光市の実家に行った折、ヒラヒラと窓から侵入、お風呂場に逃げ込んだところを追いかけて撮ったもの。

シジミ蝶とシャク蛾

2013-06-24 14:22:51 | 昆虫



久しぶりに爽やかな日差しが戻ってきた日曜日。
たっぷりと降った雨で草木がうるおい、開花した花の香りに虫たちが集まる。
”生き物”を見かけると、急いでカメラを取りに戻るが、被写体がのんびりと待ってくれていることはめったになく、徒労に終わることが多い。でも、この小さなシジミチョウの仲間は、カメラをぐーんと近づけても逃げない。
タイムの花の蜜を吸う2匹の蝶は、ベニシジミとヤマトシジミ…だと思う。
大きさもかわいいし、色合いもきれいだ。

今朝5時前、外に出て最初に見た生き物は、鮮やかな模様の蛾。
ウメエダシャク[梅枝尺]という名で、幼虫はシャクトリムシ[尺取虫]、梅の木を好んで食害する害虫だという。それにしてもコントラストの強い蛾だ。




反対に単色で地味ぎみの蛾も。少し前に、オレガノの葉の上にいた真っ白な蛾。同じくシャクガ科のアオシャクの成虫かしら?

 

キアシナガバチ、キイロスズメバチの巣

2013-05-14 18:18:56 | 昆虫


うーん、こちらは本物の蜂。おなじみのアシナガバチ(♀)が、巣作りの材料集めに大忙しのようだ。
彼女がかじりとっているのは、我が家の庭のしきりに立てている支柱、雨や風にさらされたざらざらの木だ。枯れた木や草をかみ砕いて巣の材料にするんだって。

昨年、かなり大きくなったアシナガバチの巣を発見して、大変な思いをして取ったので、(うん、もちろん夫がですけど、へへ)一瞬、嫌な予感がよぎった。

当たり~ぱちぱちぱち。。。





えー、信じられないー。大きなキイロスズメバチが、南の軒の隙間にしっかりと巣を形成し始めている。どう見ても、土台は完了してますね、部屋作りが始まっている様子・・・凄いねスズメバチって! 時々TVで完全防備のおじさんが巣を破壊してたりするのを見たことがあるけど、実際見たのは初めてなので、ちょっと感動!(えっ?違うかな?)

結局、キイロスズメバチのお母さんが巣を離れたすきにデリート(もちろん夫が、ふふっ)、なんとか一件落着。。。

だけど、、、部屋の中からガラス越しに見ていたら、帰ってきたスズメバチが慌てふためいている様子は怖いほどの迫力があった。せっかくの巣を壊されて怒っているのは痛いほど分かる、でもね~こちらにも事情というものが、、、理解してもらえそうもないけどね。