庭で生ごみ堆肥の始末をしていた夫が、ドアを叩いて呼ぶので
「何かな?」 急いでカメラのスイッチを入れながら庭に出ると
ワタシには苦手な類の被写体…大きなカブトムシの幼虫が
彼の手のひらの中にいた。
冬眠中だから動かないよと言われたけど、あまりにも大きくてリアルな幼虫の形は不気味だ。
のけぞりながら望遠でピントを合わせて撮った。
それでもなんだか怖いもの見たさの好奇心から、がんばって接写した(笑)
▼"caution"…写真をクリックすると大きな幼虫が現れますよ!!!
カブトムシの幼虫がいたのは、裏庭の一角に設置してある「腐葉土作成用の落ち葉・枯れ枝置き場」である。
4年ほど前に夫が作ったもので、剪定で切り落とした枝や雑草、落ち葉などをどんどん上から重ねていくうちに、堆積した下の部分は腐葉土になっていくしくみ。
夫はたくさんのカブトムシの幼虫がこの中にいるよと言う。
カブトムシの幼虫は、脱皮を繰り返して大きく成長していくのだが、三度目の脱皮で三齢幼虫という名の幼虫になり、その姿で冬眠するようだ。
幼虫時代の糧が腐葉土で、生木、腐食の進んでいない枯木は食べない。朽木や枯葉が微生物等の働きで土状にまで分解されたものを好むと、Wikipediaにあった。
カブトムシの幼虫が冬眠するにはカッコウの寝床なんだろうね。
冬を過ごした三齢幼虫は、4月下旬から6月ごろにかけて再び活動し始めて、カブトムシになる準備である「蛹化」が始まり、続いて「羽化」。
羽化してから2週間程度は何も食べず土中で過ごした後、初夏に地上に出現するという。
長い道のりでやっと成虫になっても、野生の成虫の寿命は1-3ヶ月ほどで、遅くとも9月中には全て死んでしまうらしい。
なんだか「昆虫の王様」のカブトムシに心を寄せた日になった。
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