茹だるような暑さで唸っていた日曜日、涼みに行こうと誘われてバイクに乗った。
アスファルトの熱風をかき分けながら30分くらい走ると、ひんやりと山の匂いがしてきた。
すでに隣町のときがわ町の山道に入っている。
ときがわ町は、面積の約7割を山林が占める古くからの林業の町。いまも林業の振興に努めていて、山道を走ると植林されたスギやヒノキなどの針葉樹が整然と続いていて、管理が行き届いているのがわかります。
山があれば滝がある。ときがわ町の滝を調べたら、「姥樫の滝」を見つけたので行ってみることにする。
危なそうな切通しの山道を走ってなんとか辿り着いた滝への入り口。ここからは歩く。
途中で出会った巨木の姥樫(幹周り:6.58m)
大きくねじれた姥のような老樹...立派なアカガシの木だけど樹齢はどのくらいなんだろう。
巨木に圧倒されて、さらに先に歩く。
途中たくさんのヒグラシがずーっと私たちを追いかけるように飛んで、木に止まって鳴く。
水の落ちる音が聞こえてきて、やがて姥樫の滝が現れた。落差5mほどのなんだか滝らしい滝。
滝からさらに山を登ってカツラの木を見に行きます。
深遠とした森の奥に、緑の葉が美しい巨木のカツラ(幹周り:3m)がひっそりと佇んでいた。
根元の株立ちはカツラの特徴なようです。それにしても大きい。
...いい山歩きでした。
そして帰り際には、大岩(椚平の巨岩 烏帽子岩)に出会った。
何気なく通り過ぎたけど、その大きさに驚いて引き返して撮影。バイクが小さい!
山にはたくさんの小さな流れが水の音を立てていた。この保水のおかげで涼しいんだね、