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7月31日: 嵐の火星、2018年の衝/お知らせ(再掲)

2018年07月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<急告> 国立天文台では、7月31日午後8時30分から、国立天文台50センチ公開望遠鏡ライブ配信「三鷹の夜空から」を実施します。最接近を迎える火星と、木星、土星など惑星を中心に紹介されます。アクセスは こちら(Youtube) から。

7月中旬、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡は、2018年の火星が地球に最接近する僅か13日前にこの惑星を観測した。以前のイメージが惑星の詳細な表面の地形を示しているのに対して、この新しいイメージは、全惑星を覆い隠す巨大な砂嵐によって支配されている。各火星年に大きなダストの嵐が大陸サイズのエリアを覆う。数週間から数ヵ月続くこの広域なダストの嵐は、火星が太陽に最接近し熱の作用が最大になる南半球の春と夏の間に、風の大きな発生に導かれて起こる傾向がある。火星を周っている宇宙船が低い高度で嵐の動きを調査する一方、これらのハッブルの観測は、天文学者達に、高い大気の変化を調査する機会を与えている。これらの結合された観測は、これらの広域な嵐がどのように起こるかについての惑星科学者達の理解に役立つだろう。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 火星と地球は地球の暦年で2年ごとに接近します。またこの前後で、太陽-地球-火星が並ぶ、いわゆる「衝(しょう)」が起こります。この時期はまた、火星の南半球が火星年で最も太陽の光を受けるときでもあります。今年は火星が比較的大きく見える年です。7月31日午後に、カリフォルニアのグリフィス天文台から火星観察の中継放送(下記)があります。

<お知らせ(再掲)>: 
① 日本時間7月31日午後(現地時間深夜)ロサンゼルスのグリフィス天文台から火星接近の中継放送があります。中継放送時刻等は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
② 国立天文台から 火星儀組立のモデル(PDF) が提起されています。夏休みの研究などに如何でしょうか? 


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