それぞれの冬、この極は、薄い火星の大気からの凍った二酸化炭素から成る、厚さ約1メートルの新しい外層をつくる。この新しい層は一年中存在する水の氷の層の上に堆積する。強い風が極冠の中央の上から吹き下り、赤い惑星の回転にしたがって渦巻をつくる(Planum Boreum's spiral structure)。このイメージは、今年早くにつくられた、ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによってとられた多数のイメージと、NASAのマーズグローバルサーベイヤーミッションのレーザー高度計から引き出された高度からの合成の眺望である。ここ数年で計画される火星への新しいミッションには、火星に穿孔する計画を有する Insight 、過去と現在の微細な火星の生命のサインを捜す計画を有するエクソマーズ(ExoMars)とマーズ2020ローバーがある。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: イメージをクリック
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます