2018年12月、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士が、中央アジアの西天山の東とタクラマカン砂漠の雪の、この斜めの写真をとった。西天山(Tien Shan または Tian Shan)は世界で最も長い連続した山脈の一つであり、中国、カザフスタン、キルギスタンの 2,500 キロメートルに延びている。中央アジアの給水塔とも呼ばれる西天山山脈は、このエリアに重要な淡水を提供している。タクラマカン砂漠は三つの側面の山脈によって囲まれた低地の盆地であり、ほぼ一年を通してこの領域を乾燥させる。西天山はアジアの主な氷河の多くを有している。春と夏には、融けた氷と雪がこの地域の川を補い、浸食された堆積物を谷に運び、扇状地の堆積は周囲の山脈と直角をなす。タクラマカンは砂丘によって容易に動かされる堆積物で支配されている。この領域の風は大きなダストの嵐を生み出す。このイメージでは、雪が、西天山の頂と谷からタクラマカン砂漠のフロアにまで及んでいる。NASAのテラとアクア衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、この領域での同日中の積雪の量の視界を提供する。ボステン(Bosten)湖を覆うダストの霞を通して雪の覆いが砂漠に見える。
<出典>: 「地球(Earth)」
<大判>: 右のイメージは一部です。原版はイメージをクリック。
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