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11月10日:  反射星雲 NGC 1999

2020年11月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハッブル宇宙望遠鏡によって撮られたこの気味の悪い視界は、奇妙な形をした穴のまわりで渦巻く、街灯によって照らされた霧に似ている。この霧は星によって照らされたダストとガスであり、穴は実際に空(から)の部分である。この暗い一片が最初に撮られたとき、可視光線では全体的に不透明な、背後のすべての光を妨げるほど厚い、ガスとダストの非常に冷たい、密度の濃い雲であると想定された。今、天文学者達は、周囲の星雲を形づくるダストとガスに穴をあけた、広い範囲の若い星達のいくつかからのガスのジェットによって形成されたと考えている。(中略)ここに見られる明るい星は、我々の太陽の質量の 3.5 倍の若い星 V380 オリオンである。それは、表面温度が太陽の約2倍の摂氏約 10,000 度であり白く見える。この星は若く、未だその形成から残された素材の雲によって囲まれている。このイメージは2000年3月に最初にハッブル・サイトで発表され、ハーシェルによる発見は2010年に行われた。

<出典>: 「科学と探査(Science & Exploration (ESA))」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

 

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