福島に行って白虎隊の話を聞いてきた!という知人に連れられて
千代田線・根津駅で降りる。
なんで白虎隊で根津なのか。ポカンとしている私に知人は滔々と説明して
くれたが、なんだかよくわからなかった…。今度勉強しておきます。
根津といえば、しばしば猫雑誌で「下町の猫特集」を組まれている。
よく太った野良猫が多いらしい、ということしか知らなかった。
改札を出るとすぐ右側に、古びた靴みがき台が置かれていた。
靴みがき屋が常駐しているわけではなく、セルフというのがまた不思議。
以前はブラシが添えられていたらしいが、今はない。
なにかのオブジェかと思ったよ。
*
昭和の空気を色濃く残した商店街を抜け、路地に入ると三浦坂がある。
坂の途中に猫雑貨の店があり、大きな猫が2匹、昼寝をしていた。
ここは岡山勝山藩の藩主、三浦家の下屋敷前の坂道だったことから
三浦坂と呼ばれているとのこと。
細くてやや急な坂だ。左側が下屋敷跡で、右側には大きな寺がある。
知人は、「この坂に手傷を負った兵が逃げてきたのね」と感慨に耽っている。
当時は高い塀が巡らされており、助けを求めて彷徨う兵は、活路を見出すのに
必死だったことだろう。少し胸が苦しくなった。
寺院に匿ってもらえれば、さしもの追手も寺には手を出してこないという、
古き良き時代の慣習があったおかげで(横紙破りをしたのは信長くらいか)、
ここ谷中に逃げ込む兵は多かったそうだが、本当に寺が多くてびっくりする。
休日は観光客も多いのだろうが、平日の夕方なので、町はひっそりしている。
*
たまさか入った寺院には、大きな無縁仏の碑が建立されていた。
「拝観謝絶」の張り紙がされた寺もある。
とにかく町全体が静かで人気がなく、自然と会話も慎まれ、失礼にならない
ように気を配りながら、2人で寺を見て回る。
複数の寺院の門前に、「山門不幸」という立て看板があった。
意味はわからないながら、なにかまずい気がしてそこは通り過ぎたが、
あとで調べたらこれは、そこの住職が亡くなった際に立てられるものらしい。
いや、けっこうな数の寺の前でそれを見たのだが…。
ちなみにこれは、喪中 ではなく 忌中 の意味。
冬を迎えてご年配の方には厳しい季節になったということかな。
とんだ時期にお邪魔してしまいました。
*
日暮里駅方面に向かうと、そこには「谷中ぎんざ」という、個人商店が
ずらりと並んだお買い物ストリートがある。
急に町に活気が出てきて、ほっとする。
昔ながらの魚屋、肉屋、総菜屋などが軒を並べて、ゴム長に前掛けを
つけた店のおやじが、年配の客と元気よくやりとりしている。
いまだかわらぬ昭和の風景といったところか。
この手の魚屋、うちの近くにもあったらいいのになあ。
*
JRに乗り、秋葉原で途中下車して、駅に隣接してできたヨドバシカメラを
見学。この駅、10年以上前から工事していたのが、やっと完成したんだね。
なんとヨドバシの地下にはオートバイ専用駐車場が作られている。
これはさすがとしかいいようがないですな。
*
すしざんまい という24時間営業のまわらない寿司屋で食事をし、帰路につく。
品川駅も長らく続いた工事が終わって、きれいで便利になったのだが
改札内の店舗を大幅に増やしていた。これもいいアイデアだよね。
うきうきと見てまわり、さて帰ろうとすると、こんなものを発見。
電車の形のポストだ。
これもオブジェではなく、現役のもの。
こういう遊び心はすきだなあ。
千代田線・根津駅で降りる。
なんで白虎隊で根津なのか。ポカンとしている私に知人は滔々と説明して
くれたが、なんだかよくわからなかった…。今度勉強しておきます。
根津といえば、しばしば猫雑誌で「下町の猫特集」を組まれている。
よく太った野良猫が多いらしい、ということしか知らなかった。
改札を出るとすぐ右側に、古びた靴みがき台が置かれていた。
靴みがき屋が常駐しているわけではなく、セルフというのがまた不思議。
以前はブラシが添えられていたらしいが、今はない。
なにかのオブジェかと思ったよ。
*
昭和の空気を色濃く残した商店街を抜け、路地に入ると三浦坂がある。
坂の途中に猫雑貨の店があり、大きな猫が2匹、昼寝をしていた。
ここは岡山勝山藩の藩主、三浦家の下屋敷前の坂道だったことから
三浦坂と呼ばれているとのこと。
細くてやや急な坂だ。左側が下屋敷跡で、右側には大きな寺がある。
知人は、「この坂に手傷を負った兵が逃げてきたのね」と感慨に耽っている。
当時は高い塀が巡らされており、助けを求めて彷徨う兵は、活路を見出すのに
必死だったことだろう。少し胸が苦しくなった。
寺院に匿ってもらえれば、さしもの追手も寺には手を出してこないという、
古き良き時代の慣習があったおかげで(横紙破りをしたのは信長くらいか)、
ここ谷中に逃げ込む兵は多かったそうだが、本当に寺が多くてびっくりする。
休日は観光客も多いのだろうが、平日の夕方なので、町はひっそりしている。
*
たまさか入った寺院には、大きな無縁仏の碑が建立されていた。
「拝観謝絶」の張り紙がされた寺もある。
とにかく町全体が静かで人気がなく、自然と会話も慎まれ、失礼にならない
ように気を配りながら、2人で寺を見て回る。
複数の寺院の門前に、「山門不幸」という立て看板があった。
意味はわからないながら、なにかまずい気がしてそこは通り過ぎたが、
あとで調べたらこれは、そこの住職が亡くなった際に立てられるものらしい。
いや、けっこうな数の寺の前でそれを見たのだが…。
ちなみにこれは、喪中 ではなく 忌中 の意味。
冬を迎えてご年配の方には厳しい季節になったということかな。
とんだ時期にお邪魔してしまいました。
*
日暮里駅方面に向かうと、そこには「谷中ぎんざ」という、個人商店が
ずらりと並んだお買い物ストリートがある。
急に町に活気が出てきて、ほっとする。
昔ながらの魚屋、肉屋、総菜屋などが軒を並べて、ゴム長に前掛けを
つけた店のおやじが、年配の客と元気よくやりとりしている。
いまだかわらぬ昭和の風景といったところか。
この手の魚屋、うちの近くにもあったらいいのになあ。
*
JRに乗り、秋葉原で途中下車して、駅に隣接してできたヨドバシカメラを
見学。この駅、10年以上前から工事していたのが、やっと完成したんだね。
なんとヨドバシの地下にはオートバイ専用駐車場が作られている。
これはさすがとしかいいようがないですな。
*
すしざんまい という24時間営業のまわらない寿司屋で食事をし、帰路につく。
品川駅も長らく続いた工事が終わって、きれいで便利になったのだが
改札内の店舗を大幅に増やしていた。これもいいアイデアだよね。
うきうきと見てまわり、さて帰ろうとすると、こんなものを発見。
電車の形のポストだ。
これもオブジェではなく、現役のもの。
こういう遊び心はすきだなあ。