震災の日は昼頃に買い物に出て
いつもの魚屋さんに薦められて「ゲンゲ」を買った。
下の画像のとおり、プルプルべたんとした平たい魚で
見るのも食べるのも初めて。

青森産で細長く、まな板からはみ出しそう。
ゲンゲは富山が有名だそうだけれど、富山ゲンゲはもっと短いらしい。
筒切りにして片栗粉に塩・胡椒を混ぜ、コロモをつけて揚げる。
生の状態ではやや臭みを感じたものの、
揚げてしまうとそれは気にならなくなった。

表面はカリッとしており、中身は口の中でふわりととろけて
どこかへ消えてしまうような不思議な食感。
揚げて10分もしないうちに、げんげの水分がコロモにしみて
柔らかくなってくるので、急いで食べないといけないが、
淡白な白身で美味しかった。
と、ゲンゲを食べ終わって1時間後に地震が来たのであった。
ある意味忘れられないサカナになったけれど
先日もみかけたので買った。
揚げたあとポン酢につけて食べたが、これも美味しかった。
*
震災から一週間ほどして、久しぶりに買い物に出た。
店は暗く、棚はガラガラで殺気だった空気に怯えながら
魚屋さんに行くと、おじさんはいつもどおり元気でほっとした。
やや小ぶりなので安くなってるよ!と薦められたのがキンキ。
吉次という粋な本名をもつ魚。顔が可愛い…。

脂ののった白身ということなので、揚げたり焼いたり。
焦がしちゃった。

食べてみると、プリップリした白身で脂がのって美味しい!
味がしっかりしているので薄塩で大丈夫だった。
すだちがなくてもいいくらい。
息もつかずにきれいに食べました。
こちらは揚げキンキ。

尻尾はさすがに固かったけれど、胸鰭はパリパリサクサク。
美味しい…けれど脂が多いので、私は塩焼きのほうが気に入った。
先日、豆キンキと呼ばれる、手のひらサイズの小さなキンキが
まとめて安く売られていたので唐揚にした。美味しかった!
キンキは大きめのを煮付けにすると
気絶しそうに美味しいらしいので、
いつかそれも挑戦してみたい。
*
白身魚が好きな私におじさんからのお薦め、黒むつ。

表面が黒くて、いかにも深海にいそうな大きな目玉に怯んだものの、

これこのようにきれいな白身。

じんわり、もちっと味の染み出る美味しいさかなでした。
半身は刺身、残りはハーブ焼きにして好評だった。
*
魚屋に行ったら、いつものおじさんがいなくて
顔見知りの店員さんが薦めてくれた、ごっこ。
ホテイウオという名前で、真っ黒でヌラヌラしていて
ずんぐりでっぷり、まるでガマガエルのような姿で
なぜか胸に大きな丸い吸盤がある。
うっ、これは…
と思ったけれど
ここは魚屋さんを信じて、さばいてもらい、料理方法も教えてもらった。

大きな肝が入っている。いや、白子かな?
よくわからないが、昆布だしをとり、
ゴッコと豆腐とネギを味噌仕立てにする。

最後に白子をいれ、煮すぎないようにしていただきます!

うん、これは上品なお味。
あの容貌魁偉さからは想像もできないくらい。
ぬらぬらした皮のついた本体のほうは、
あまり肉もついていなくて、いいダシはでていたけれど
この魚は白子がメインなんだろうと思われる。
おかげさまで好きな魚が増えていく。
魚屋さんに行くのが毎回楽しみなのであった。

いつもの魚屋さんに薦められて「ゲンゲ」を買った。
下の画像のとおり、プルプルべたんとした平たい魚で
見るのも食べるのも初めて。

青森産で細長く、まな板からはみ出しそう。
ゲンゲは富山が有名だそうだけれど、富山ゲンゲはもっと短いらしい。
筒切りにして片栗粉に塩・胡椒を混ぜ、コロモをつけて揚げる。
生の状態ではやや臭みを感じたものの、
揚げてしまうとそれは気にならなくなった。

表面はカリッとしており、中身は口の中でふわりととろけて
どこかへ消えてしまうような不思議な食感。
揚げて10分もしないうちに、げんげの水分がコロモにしみて
柔らかくなってくるので、急いで食べないといけないが、
淡白な白身で美味しかった。
と、ゲンゲを食べ終わって1時間後に地震が来たのであった。
ある意味忘れられないサカナになったけれど
先日もみかけたので買った。
揚げたあとポン酢につけて食べたが、これも美味しかった。
*
震災から一週間ほどして、久しぶりに買い物に出た。
店は暗く、棚はガラガラで殺気だった空気に怯えながら
魚屋さんに行くと、おじさんはいつもどおり元気でほっとした。
やや小ぶりなので安くなってるよ!と薦められたのがキンキ。
吉次という粋な本名をもつ魚。顔が可愛い…。

脂ののった白身ということなので、揚げたり焼いたり。
焦がしちゃった。


食べてみると、プリップリした白身で脂がのって美味しい!
味がしっかりしているので薄塩で大丈夫だった。
すだちがなくてもいいくらい。
息もつかずにきれいに食べました。

こちらは揚げキンキ。

尻尾はさすがに固かったけれど、胸鰭はパリパリサクサク。
美味しい…けれど脂が多いので、私は塩焼きのほうが気に入った。
先日、豆キンキと呼ばれる、手のひらサイズの小さなキンキが
まとめて安く売られていたので唐揚にした。美味しかった!
キンキは大きめのを煮付けにすると
気絶しそうに美味しいらしいので、
いつかそれも挑戦してみたい。
*
白身魚が好きな私におじさんからのお薦め、黒むつ。

表面が黒くて、いかにも深海にいそうな大きな目玉に怯んだものの、

これこのようにきれいな白身。

じんわり、もちっと味の染み出る美味しいさかなでした。
半身は刺身、残りはハーブ焼きにして好評だった。
*
魚屋に行ったら、いつものおじさんがいなくて
顔見知りの店員さんが薦めてくれた、ごっこ。
ホテイウオという名前で、真っ黒でヌラヌラしていて
ずんぐりでっぷり、まるでガマガエルのような姿で
なぜか胸に大きな丸い吸盤がある。
うっ、これは…

ここは魚屋さんを信じて、さばいてもらい、料理方法も教えてもらった。

大きな肝が入っている。いや、白子かな?
よくわからないが、昆布だしをとり、
ゴッコと豆腐とネギを味噌仕立てにする。

最後に白子をいれ、煮すぎないようにしていただきます!

うん、これは上品なお味。
あの容貌魁偉さからは想像もできないくらい。
ぬらぬらした皮のついた本体のほうは、
あまり肉もついていなくて、いいダシはでていたけれど
この魚は白子がメインなんだろうと思われる。
おかげさまで好きな魚が増えていく。
魚屋さんに行くのが毎回楽しみなのであった。

