今回は全て友人が仕切ってくれたので、
何も考えることなく、ありがたくついて歩く。
とくに下調べなどもしなかったのだが、
ひとつだけ課題を与えられていて、
それは司馬遼太郎の「燃えよ剣」と
浅田次郎の「壬生義士伝」を読むことであった。
「燃えよ剣」で新撰組の概要を把握したうえで
「壬生義士伝」を読んだのだが、
私が共感したのは斉藤一だった。
それを話したためか、友人がまず向かったのは、
七日町駅を降りて少し歩いたところにある
阿弥陀寺の斉藤一の墓だった。
小説はある程度脚色されているとはいえ、
斉藤は実在の人物だったのだなあと
感慨にふけりながら墓前に佇む。
花とペットボトルが供えられていた。
最後まで会津の酒を愛していたという話だったが、
張り紙があり、お酒を供えないでくださいとある。
管理するのも大変だもんね。
紅葉の見事な巨木が墓石を抱くように
優しく覆いかぶさっている。
斉藤本人は後世に騒がれることは
あまり望んでいなかったのではないかなあ。
墓石もシンプルなつくりだ。
動乱後に警視庁に就職していたのには驚いた。
斉藤に尋問されるのだけは勘弁してほしいわ…。
*
阿弥陀寺からやや歩いたところに、
会津中将という酒で知られる鶴乃江酒造があった。
ごく小さな蔵だが、デパートの試飲会などに
こまめに出展しており、昨年だったか、
横浜そごうでこちらのゆりさんに会ったことがある。
ここだったのか! さっそく寄ってみよう。
引き戸を開けると、ゆりさんではないが
ご姉妹であろう若い女性が出迎えてくれた。
さっそく試飲させてもらい、この蔵に来た人しか買えない
(酒店におろしたり、通販もしていない)という
限定品の酒、特別限定生酒 純米大吟醸白ゆりを買い、
リュックサックに詰めた。
私は甘めのにごり発泡酒が好きなので、
これはとても楽しみだ。
*
16日にようやく旅疲れから復活したので
さっそく飲んでみた。
ぷちぷちシュワシュワとほの甘く、
たいへんに美味しい。
ついつい杯が進んで1本あけてしまいました…。
*
そこからさらに歩いたところに末廣酒造がある。
こちらは嘉永蔵と呼ばれている。
中に入ると吹き抜け3階の立派な建物に圧倒される。
予約がなくても見学を受け付けてくれるそうだが、
今回は時間がなかったので見学はパスした。
こちらにもやはり試飲コーナーがあり、
蔵人さんが1本ずつ丁寧に説明をしてくれる。
大量生産できる機械化された酒以外に、
ごく少量だが昔ながらの蒸した米を、
乙女が足でふんで作る手作りの酒
(ワインみたいですな)も作っているそうな。
その手作りの酒は、この蔵に来た人でないと買えない。
こういう限定品というのは嬉しいものだ。
他には梅酒や、売店にあった酒まんじゅうも美味しかった。
*
酒まんじゅうはこちら。
*
ここからは周遊バスで移動。「北出丸大通り停留所」でおりて
宮泉銘醸株式会社に向かう。
こちらには会津酒造歴史館が併設されている。
入り口で300円払って中を見学。
ここで実際に酒を作っているのだ。
仕込みは12月中旬からだそうで、
その頃にまた来てみたい。
経路の途中に小原庄助コーナーがあった。
愛用の盃。「咆虎」の銘がついている。
庄助グッズコレクション。
小原庄助さんといえば会津磐梯山の歌詞に
登場して身上をつぶしたとはやされているが、
個人が特定されているというわけでもないらしい。
候補とされている1人はたしかに大酒飲みではあったが
戊辰戦争で立派に戦ったとも伝えられており、
どうも大酒飲みをさして「小原庄助」と
総称しているのではないかと勝手に推測。
石造りの風呂も展示されていた。
かなり小さいが、江戸時代の平均身長は
156cmくらいだそうなので、1人ならラクラクかなあ。
見学を終えて戻ると、無料試飲コーナーがある。
日本酒、焼酎の他にクルミ味噌や山菜漬けなどがあり、
おつまみにも困らない。
試飲してみて気に入った「写楽」のほかに、
くるみみそ、そばの実なめこを購入。
酒蔵で売っているおつまみに間違いはないのだ。
*
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何も考えることなく、ありがたくついて歩く。
とくに下調べなどもしなかったのだが、
ひとつだけ課題を与えられていて、
それは司馬遼太郎の「燃えよ剣」と
浅田次郎の「壬生義士伝」を読むことであった。
「燃えよ剣」で新撰組の概要を把握したうえで
「壬生義士伝」を読んだのだが、
私が共感したのは斉藤一だった。
それを話したためか、友人がまず向かったのは、
七日町駅を降りて少し歩いたところにある
阿弥陀寺の斉藤一の墓だった。
小説はある程度脚色されているとはいえ、
斉藤は実在の人物だったのだなあと
感慨にふけりながら墓前に佇む。
花とペットボトルが供えられていた。
最後まで会津の酒を愛していたという話だったが、
張り紙があり、お酒を供えないでくださいとある。
管理するのも大変だもんね。
紅葉の見事な巨木が墓石を抱くように
優しく覆いかぶさっている。
斉藤本人は後世に騒がれることは
あまり望んでいなかったのではないかなあ。
墓石もシンプルなつくりだ。
動乱後に警視庁に就職していたのには驚いた。
斉藤に尋問されるのだけは勘弁してほしいわ…。
*
阿弥陀寺からやや歩いたところに、
会津中将という酒で知られる鶴乃江酒造があった。
ごく小さな蔵だが、デパートの試飲会などに
こまめに出展しており、昨年だったか、
横浜そごうでこちらのゆりさんに会ったことがある。
ここだったのか! さっそく寄ってみよう。
引き戸を開けると、ゆりさんではないが
ご姉妹であろう若い女性が出迎えてくれた。
さっそく試飲させてもらい、この蔵に来た人しか買えない
(酒店におろしたり、通販もしていない)という
限定品の酒、特別限定生酒 純米大吟醸白ゆりを買い、
リュックサックに詰めた。
私は甘めのにごり発泡酒が好きなので、
これはとても楽しみだ。
*
16日にようやく旅疲れから復活したので
さっそく飲んでみた。
ぷちぷちシュワシュワとほの甘く、
たいへんに美味しい。
ついつい杯が進んで1本あけてしまいました…。
*
そこからさらに歩いたところに末廣酒造がある。
こちらは嘉永蔵と呼ばれている。
中に入ると吹き抜け3階の立派な建物に圧倒される。
予約がなくても見学を受け付けてくれるそうだが、
今回は時間がなかったので見学はパスした。
こちらにもやはり試飲コーナーがあり、
蔵人さんが1本ずつ丁寧に説明をしてくれる。
大量生産できる機械化された酒以外に、
ごく少量だが昔ながらの蒸した米を、
乙女が足でふんで作る手作りの酒
(ワインみたいですな)も作っているそうな。
その手作りの酒は、この蔵に来た人でないと買えない。
こういう限定品というのは嬉しいものだ。
他には梅酒や、売店にあった酒まんじゅうも美味しかった。
*
酒まんじゅうはこちら。
*
ここからは周遊バスで移動。「北出丸大通り停留所」でおりて
宮泉銘醸株式会社に向かう。
こちらには会津酒造歴史館が併設されている。
入り口で300円払って中を見学。
ここで実際に酒を作っているのだ。
仕込みは12月中旬からだそうで、
その頃にまた来てみたい。
経路の途中に小原庄助コーナーがあった。
愛用の盃。「咆虎」の銘がついている。
庄助グッズコレクション。
小原庄助さんといえば会津磐梯山の歌詞に
登場して身上をつぶしたとはやされているが、
個人が特定されているというわけでもないらしい。
候補とされている1人はたしかに大酒飲みではあったが
戊辰戦争で立派に戦ったとも伝えられており、
どうも大酒飲みをさして「小原庄助」と
総称しているのではないかと勝手に推測。
石造りの風呂も展示されていた。
かなり小さいが、江戸時代の平均身長は
156cmくらいだそうなので、1人ならラクラクかなあ。
見学を終えて戻ると、無料試飲コーナーがある。
日本酒、焼酎の他にクルミ味噌や山菜漬けなどがあり、
おつまみにも困らない。
試飲してみて気に入った「写楽」のほかに、
くるみみそ、そばの実なめこを購入。
酒蔵で売っているおつまみに間違いはないのだ。
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