おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

栃木のイチゴ「とちおとめ」ちぎり 最盛期

2012年12月26日 00時00分00秒 | 農業

写真1 これは業務用の2つの規格。赤みがヘタ(緑色のガク)から離れ、それぞれ違う。


写真2 これは生果用。赤みが業務用にくらべてヘタ近くまで来ている。


写真3 経営者のIS氏。イチゴちぎりは2輪車に座りながら行う。


写真4 パートさん3人


写真5 パートさん


写真6 パートさん


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 栃木のイチゴ「とちおとめ」は、年末年始、クリスマスケーキなど業務用にひっぱりだこ。
 また、寒冷ゆえ、ミツバチが飛ばない日もあり、受粉は思うようにならない。
 それゆえか、我が家近くの量販店には「とちおとめ」は並んでない。なぜなのか、店員さんに聞いても返事は曖昧。
 その需要最多期の選別は当ブログで12月19日に紹介した。
 本日は経営者のIS氏とパートさん5人がちぎる場景を紹介。
 パートさんの経験年数は今年1年目の人から8年目の人までそれぞれ。
 ちぎるモノサシは、写真1及び写真2のように業務用と生果用では違う。
 我々が直接食べる生果用は、赤みがヘタの直近まで来ている。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年12月23日 撮影地:栃木県下野市
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カライモ保存の土盛り

2012年12月25日 01時30分09秒 | 農業

写真1 土盛りの中はカライモ


写真2 フレキシブルコンテナバッグ(通称:フレコン)の中はカライモ。焼酎工場へトラックで運ばれる


写真3 近年のカライモ収穫は機械を使う。左はフレコンを運ぶフォークリフト。右は掘穫り機を付けたトラクター


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 ここは鹿児島県大隅半島、曽於郡大崎町
 道路脇の畑に饅頭のような土盛り(写真1)
 あれ、なんだろー、しばし考える

 さきほど、カライモ(甘藷・サツマイモ)を収穫していた
 祖母の顔も浮かぶ
 そうだ、土盛りはカライモ保存用
 小学生の頃、祖母といっしょに畑に穴を掘りカライモを埋め、土盛りした
 数十年ぶりに見るカライモ保存の土盛り 

 ちなみに鹿児島では、甘藷をカライモ、あるいはカイモと言う
 江戸期、琉球を経て中国、唐から移入されたからカライモ
 薩摩藩以外の地域では、同じく江戸期、薩摩から移入されたからサツマイモ

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年11月21日 撮影地:鹿児島県曽於郡大崎町
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あれ、なんだろー タカの仲間 ノスリ

2012年12月24日 00時00分00秒 | 野鳥

写真1 頸だけ回して獲物出現を待つ


写真2 筆者の方へ頸を回し、警戒?


写真3 ゆったり、悠然と飛び、東方の平地林に消える。


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 いつもの平地林をぬけ、左前方に目をやると、約100m先、葉は落ちた見晴らしのきく高木に何やらとまっている、撮る(写真1)。ワシか、タカの類。
 鳥の正面に位置する農道を、刺激しないように、飛び逃げられないように歩く。
 さらに鳥の横に位置する田んぼの畔伝いにじょじょに近づき、60~70mの地点で撮る(写真2)。
 しかし飛び去る。羽をゆったり上下させて飛び(写真3)、東方の平地林に消えた。
 筆者は鳥の警戒範囲内に入り、ハンティングの邪魔をしたことになる。
 その鳥は、後日、職場の先輩で日本野鳥の会員K氏に写真1から写真3をみていただき、ノスリと同定される。

 学名:Buteo japonicus タカ科
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年12月09日 撮影地:栃木県下野市
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なに なさってんですか77 ワリフかぶせ

2012年12月23日 00時00分00秒 | 農業

写真1 腰を曲げて農作業中のKさんと母上


写真2 若葉を出したばかりのホウレンソウに家族3人でワリフ被せ


写真3 ホウレンソウ畑一面に柔らく薄い毛布を被せたよう。これで霜と寒さを防ぐ


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 師走のなかば、いよいよ冬本番
 農業者・農家は農作物の寒冷対策に追われる
 その一つが写真1~写真3の場景

 いつもの里みち・農道を歩いていると、左前方の畑にKさんと母上、腰を曲げて農作業中(写真1)
 現場に着き、お忙しいのに申しわけないと思いつつ、なに、なさってんですか、おおよそ次のよう
   とろけるんで被せてる (見ると、ホウレンソウは若葉を出したばかり)
   <これ寒冷紗ですか>
    いや、ワリフ。(ホウレンソウが)まだ小さくて、霜にあたるととろけるんですよ(溶ける)
   <旦那さん、向こうの畑で干瓢作ってましたよね>
    そっ

 しばらくすると、妹さんが加わり3人でかぶせる(写真2)
 筆者が隣接畑の写真を撮り戻ると、ほぼかぶせ終えていた(写真3)
 ホウレンソウの順調な生長と適正な値段を期待します

 引用・参考文献等:弊ブログ2012年12月14日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年12月16日 撮影地:栃木県下野市
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耕作放棄地の除草にヤギを放つ 普及指導員さん活躍

2012年12月22日 00時00分00秒 | 農業

写真1 五島列島小値賀町から来た野生ヤギ2頭、耕作放棄地の草を食べ、踏み倒すのを期待されている。がんばれ!!


写真2 ヤギは通電鉄製網でノイヌ(野犬)から守られる。ここは2番目の放飼耕作放棄地。草は少なくなっている。


写真3 1番目の放飼耕作放棄地、右の農道と左の通電鉄製網の間。ヤギが草を食べ、踏み倒して更地になっている。


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1.耕作放棄地にヤギを放し飼い-長崎県の普及指導員さんが活躍-
 全国各地に耕されず、草ぼうぼうになった田畑、いわゆる耕作放棄地が増えている。
 その田畑に農作物は作られずもったいない、農作物に害を与える鳥獣や虫の棲み処あるいは隠れ処になる、見た目にも好ましくない、など問題は多い。
 それゆえ、国や自治体、農業に熱心な農業者・農家などは、耕作放棄地解消に努め対策をうっている。しかし、高齢化、営農意欲減退、農業の新しい担い手減少などで耕作放棄地は増え続けている。
 直接的・物理的対策の一つにヤギや牛などの放し飼いがある。その具体例が写真1~写真3。
 ここは長崎県島原振興局管内、南島原市北有馬町折木地区。同局農林水産部地域普及課と南島原市が、県事業で五島列島小値賀町の野生ヤギ2頭を捕獲して試験的に放し飼い。
 放飼でも、ダニ剤投与、栄養剤投与など衛生健康管理、ヤギをノイヌ(野犬)被害から守るワイヤーメッシュ(電気通電鉄製網)設置などは施している。
 上記対策を現場等で主導するのは長崎県島原振興局農林水産部地域普及課の普及指導員さんたちである。

2.ヤギ放し飼いの効果
 ヤギが放飼耕作放棄地の草を食べ、踏み倒すなどの除草効果、農業者・農家や住民がヤギ放飼の耕作放棄地へ頻繁に出かけるようになり、当地のみならず近隣地域の農業者・農家や住民からも注目されるデモンストレーション効果が出ている。
 これら効果が、耕作放棄地解消に結びつくのを期待する。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年11月09日 撮影地:長崎県南島原市北有馬町折木
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