おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

カワセミ百態002 冬の用水路 枯枝にコバルトブルー

2012年12月18日 00時00分00秒 | 野鳥

写真1 輝くコバルトブルー


写真2 右を警戒


写真3 目が筆者と合う感じ、しかし逃げない


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1.コバルトブルーのカワセミ、逃飛
 水辺の宝石といわれるカワセミ
 2012年12月16日13時すぎ、筆者は下野市を流れる農業用水路の左岸を上流へ歩く
 突然、チッ、チッ、チーと一直線に上流へ逃げ飛ぶコバルトブルーの鳥
 “あっ、カワセミだー、いたんだー” “よーし、撮ってやるぞー”
 
2.カワセミは見つけづらい
 双眼鏡を持参してない筆者
 カワセミが止まって魚獲りをしているのはどこか、前もって探せない
 この時季、枯草や枯枝などが農業用水路へせり出す
 水面に近い枯枝にカワセミはとまる
 胸から腹部は茶色で周りに溶け込み、遠くから見つけづらい
 背中のコバルトブルーを探す

3.また逃げられる
 さきほど逃げ込んだのは約50m先
 気づかれぬよう抜き足さし足
 “この辺りかなー”と覗き込む
 チッ、チッ、チーと逃げ飛ぶ
 “しまったー、ちくしょー”

 頭を切り替え、止まった先を確認
 今度も約50m先
 幸い、カモフラージュできる枯枝が多い
 膝を折り中腰で近づく
 団塊の世代には辛い姿勢、歩様

4.ついに撮る、輝くコバルトブルー、カワセミ
 筆者の努力が珍しく実る、対岸の枯枝にカワセミ、逃げない
 多くの枯枝に焦点合わせを邪魔される
 “逃げるなよー”と焦りつつ、息を止めとめ撮る(写真1)

 田んぼを耕すトラクターがエンジン音をたてて近づいて来る
 “あーあ、逃げられる” “なんで、こんなとき来るのー”と農業者の都合を考えず少々苛立つ
 “えーい、仕方ない”と腹を決め、中腰から立ち上がる
 カワセミにはまる見えのはず
 なんということか、カワセミは逃げない
 “今のうちだー、撮れ、撮れ、逃げるなー”と懸命に連写(写真2・写真3)
 ほどなくカワセミは下流へ逃げ飛ぶ
 鮮やかなコバルトブルーをカメラに収めるのは久しぶり、気分爽快

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年12月16日 撮影地:栃木県下野市
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